工場あるあるマンガ 第9話「工場の服装は…」
工場では制服や作業着が支給され、勤務中はそれを着用することが多いです。帽子やヘルメットをかぶったり、マスクをしたり、扱う製品によってはゴーグルをしたり。そのため、勤務中はほとんど顔が見えない場合もあります。マンガのように、私服だと誰だかわからないのは仕方ないことかも?
工場の制服や作業着は、いわゆる「おしゃれ」とは違うかもしれませんが、安全や衛生の管理のために欠かせないもの。また、身に着けるものが決まっているだけでなく、着方についても決まりがある場合があります。
工場の制服や作業着は、いわゆる「おしゃれ」とは違うかもしれませんが、安全や衛生の管理のために欠かせないもの。また、身に着けるものが決まっているだけでなく、着方についても決まりがある場合があります。
工場の服装は扱う製品で違う
工場では、制服や作業着を着用することが多いですが、どの工場でも同じではありません。特に、制服や作業着が支給されず、「動きやすい服装」と決まりされているだけの工場もあれば、支給された作業着で頭からつま先まで覆われ、外に見えているのは目のあたりだけという工場もあります。その違いは、工場で扱っている製品です。
例えば、食品や薬品などの工場であれば、衛生が第一です。扱っている製品に髪の毛やほこり、雑菌などが紛れ込まないよう、白衣作業着や衛生帽子、ヘアネット、手袋、作業靴などの着用が規定されているでしょう。汚れがつきにくいように、抗菌や静電の加工がされていることも。着替えた後に、エアシャワーで表面についたちりやほこりを吹き飛ばしたり、粘着ローラーで取り除いたりする決まりがある工場もあります。
自動車設備や建築部品などの工場であれば、丈夫な綿の作業着が一般的で、場合によっては、安全靴やヘルメットの着用も規定されています。これは、作業の邪魔にならないような動きやすさや、万が一事故が起きてしまったときに体を守ることが目的です。
工場の制服や作業着はしっかり着用して、安全・衛生に働こう
安全や衛生を守るための制服や作業着ですが、きちんと着用しないと意味がなくなってしまいます。そで口をとめる、上着のすそはズボンに入れるなど、着る物だけでなく着方にも決まりがある場合は、しっかり守りましょう。「ほかの人と同じは嫌だ」「自分なりの個性を出したい」などと考える人もいるかもしれませんが、制服や作業着のアレンジは事故のもとです。
体に合った制服や作業着を規定どおりに着用して、安全・衛生に働きましょう!