工場あるあるマンガ 第5話「工場の喫煙所は…」

健康増進法が改正され、2020年4月より、オフィスや飲食店、公共交通機関など、原則としてすべての施設が屋内禁煙となりました。更に、工場など多くの人が利用する施設では、原則敷地内禁煙、屋内禁煙が義務化されています。これによって、「これまであった喫煙室がなくなった」「喫煙室に分煙機が設定された」という工場もあるのではないでしょうか。

たばこは体に良くないとわかっていても、喫煙所が工場で働く人のリラックスの場、交流の場となっていることも少なくありません。そのため、法律にもとづいて、「喫煙専用室」を設けている工場も多いようです。
工場によっては可燃性の粉じんや火薬、有機溶剤といった危険物を扱っているなどの理由により、もともと火気厳禁として喫煙を禁止している場合もあります。工場で働く場合の喫煙については、就業規則や工場のルールを確認してくださいね。
工場あるあるマンガ 第5話「工場の喫煙所は…」
工場あるあるマンガ 第5話「工場の喫煙所は…」

※受動喫煙対策に基づいた場所での喫煙場所となります

工場あるあるマンガ 第5話「工場の喫煙所は…」
工場あるあるマンガ 第5話「工場の喫煙所は…」

※各就業先により喫煙スペースは異なります

工場の休憩時間、喫煙所がぎゅうぎゅう?

工場の休憩時間は、お昼以外の小休憩でも、全員が一斉にとることになっている場合が多いです。
厚生労働省が成人の喫煙率を調査した「国民健康・栄養調査」によると、2020年の喫煙者の割合は、16.7%(男性27.1%、女性7.6%)とのこと。特に、男性の30~60代は喫煙者の割合が高く、約3割が習慣的に喫煙しているそうです。

工場によってたばこを吸う人の割合は違いますし、男女の比率も違います。しかし、厚生労働省の調査を見ても、一定の喫煙者はいるといえるでしょう。喫煙室のスペースは限られていますし、昨今は感染症対策で喫煙室に入室できる人数を減らしている場合もあるようです。従業員が殺到してしまい、マンガのように休憩時間中に吸えなかったということもあるかもしれません。
期せずして、禁煙や節煙が可能になるかも?

工場では喫煙ルールを守って

工場で働く場合、たばこを吸うこと自体を認めていない、決められた休憩時間のみ専用の喫煙室での喫煙可能など、工場ごとにルールが存在しています。
たばこは体に有害な物ですが、単純作業中の気分転換や、勤務中はあまり話す機会のない人とのコミュニケーションに役立つこともあるでしょう。たばこを吸う場合は、工場ごとのルールを確認し、非喫煙者にも配慮しながら、マナーを守って喫煙するようにしてくださいね。