工場あるあるマンガ 第6話「嫌なことがあったときは…」
何かを覚えるときには繰り返し思い出すことが大切ですが、これは、嫌なことを忘れられなくなってしまうことにもつながります。嫌なことがあったとき、何度も思い出して反省したり、後悔したり、悲しんだりすることで、記憶に強く刻み込まれてしまうのです。
嫌なことを忘れるためにはどうしたらいい?
嫌なことを「覚えていよう」と考えて、何度も思い出している人は少ないでしょう。思い出したくなくても心に浮かんできてしまうという人が、ほとんどではないでしょうか。そこで、何かを忘れるために効果的な方法をご紹介します。
書いて忘れる
忘れるために効果のある方法として、「書く」ことがあります。「書いたら逆に忘れられなくなるのでは?」と思う人もいるでしょう。しかし、心理学では、書くことで「記録に残したのだから、いつでも読み返せる」と脳を安心させることができ、忘れることができるとされています。
嫌なことがあったら、起きたことを紙に書いてみてください。頭の中でもやもやしていた嫌なことを紙の上に移すようなイメージで、自分の気持ちを書き出します。ちゃんとした文章になっていなくても大丈夫。思いつくままに書き出したら、紙はぐしゃぐしゃに丸めてゴミ箱に捨ててしまいましょう。
別のことに集中する
何かを思い出しているときは、脳は暇な状態です。特に考えるべきことがなければ、自分にとって重要なことを優先に思い出します。嫌なことは重要ではないかもしれませんが、強烈な記憶ですから、何度も考えてしまうのです。
嫌なことを思い出しそうになったら、別のことで頭をいっぱいにしましょう。仕事に集中するのもいいですし、頭の中で大音量の音楽をかけてみるのも◯。思い出さないようにすることを繰り返すうちに、嫌なことも記憶から薄れ、思い出せなくなっていきます。
嫌なことは早めに忘れてしまおう!
嫌なことが起きると、「何が悪かったのだろう」「あんなことしなければ良かった」などと、原因を探したり後悔したりしてしまう人は多いでしょう。
起きた嫌なことから学ぶのは大切ですが、過ぎてしまったことはどうしようもないと割り切ることも大切です。嫌なことは作業に集中して、忘れてしまいましょう。