工場あるあるマンガ 第4話「工場の休憩は……」

仕事中の休憩は、法律によって定められています。労働時間が6時間~8時間の場合は最低45分の休憩を、8時間以上の場合は最低1時間の休憩をとらなければならないとされています。法律で決められたことですから、「休憩はいらないから早く帰りたい」などということはできません。
決められている以上の休憩時間がある分には問題ありませんから、工場の場合、お昼休憩以外に10~15分程度の小休憩を1~2回設けている場合もあるようです。

ちなみに、休憩は仕事を完全に離れて休むことのため、すぐに持ち場に戻るようなトイレ休憩などは、休憩には入りません。電話番をするなど、すぐに仕事に取りかかれるような状態では休憩とは見なされず、正確には勤務中ということになります。
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工場の休憩は一斉に入るのが普通?

法律では、休憩は働く人に一斉に与えることを原則としています。ライン作業を行っている工場は特に、全員がばらばらに休憩をとれば仕事が止まってしまいますから、お昼休憩以外の小休憩でも一斉にとることが多いでしょう。
全員で休憩に入ることになれば、休憩室やトイレなどが混むこともあり、マンガのような休憩レースが見られることも工場の「あるある」のようです。

法律によれば、「一斉」とは作業場単位ではなく、事業所単位のことですから、現場スタッフも事務スタッフも、工場全体が一斉に休憩をとることになります。
ただし、労働者と企業のあいだの話し合いによって、例外をつくることもできます。工場によっては、作業レーン単位で休憩をとったり、現場スタッフと事務スタッフの休憩をずらしたりしている場合もあります。

工場では休憩時間でしっかりリフレッシュしよう

工場の仕事は単純作業も多く、働く時間が長くなると集中力が落ちてしまいがちです。集中力や注意力が落ちると、普段ならしないようなミスをしたり、場合によっては重大な事故を起こしたりしてしまうことも。そのため、お昼休憩以外にも、2時間に1回程度の小休憩をとることになっている工場は多いです。

休憩時間は自由に過ごしていい時間ですが、休憩の後の作業効率を上げるためにも、しっかりリフレッシュしておきたいものです。
仕事と休憩のメリハリをつけるため、休憩時間は仕事とまったく関係ないことをするのがおすすめ。ストレッチや同僚とのおしゃべり、スマートフォンでゲームをしたり音楽を聴いたりなど、自分なりにリフレッシュできる方法を探しましょう。