RIKO KOHARA
VOICE
ACTOR
自分を信じてあげられるのは自分だけ。
周りに流されず、自分の道を進もう!
声優
RIKO KOHARA
VOICE
ACTOR
高校生でギターを始めて、音楽の専門学校に進みました。卒業した後も、アルバイトをしながらギタリストを目指していたので、一般企業に就職した経験はありません。
私の中で社会人としてのスタートは、2011年にTVアニメのオーディション企画で合格して、アニメ内に登場するバンド「The Sketchbook」のメンバーに選ばれたことです。男性2人、女性1人の3人組で、アニメの劇中歌でデビューしました。TVアニメが終わった後もそのまましばらく活動を続けていたのですが、2015年に区切りをつけて解散しました。
もともとアニメが好きで、中学生の頃から声優へのあこがれはありました。バンドとして活動中に、当時のマネージャーに「声優にも興味がある」と伝えたところ、2014年に運良く声優としてデビューする機会をいただきました。そのときに初めてアフレコ現場に行ったのですが、すべてが素晴らしくて本当に感動しました!「やっぱり私は声優がやりたい」と強く思ったのですが、一方で自分の実力が全く足りないことも痛感させられました。
ここは下積みなしで立てる場所ではない、スタッフの要求に応えられるスキルが必要、ということがよくわかったんですね。そこからしっかり勉強しようと思い、ワークショップに通って少しずつ現場で経験を積み重ねてきました。
ひとつは初めての声優オーディションで、奇跡的に合格できていただいた役です。アイドルをテーマにしたアニメで、声をあてるだけではなく、歌を歌ったり、ダンスを踊ったり、イベントやラジオに出演したり、キャラクターとして存在することでいろいろな経験をすることができました。声優という仕事の幅の広さを初めて知った仕事です。
もうひとつ、大きな転機となったのは「BanG Dream!(バンドリ!)」の朝日六花役をいただいたことです。これはオーディションではなく、ギターを弾けるスキルがあるということで直接オファーをいただきました。
バンドを解散してからは、ギターを辞めて声優業に専念したいと考えました。バンドリ!に出会ったことで今まで歩んできたギターの道と今目指している声優の道が繋がった気がして嬉しかったです。
バンド活動のときは小原莉子として自分自身をどう表現するか考えていましたが、アニメのキャラクターとして弾くときは「六花ちゃん」としての表現を考えています。「六花ちゃんなら、どんなふうに弾くんだろう?」と考えながら演奏するのは、小原莉子として演奏するのとは違ったやりがいがあります。
私が所属している「RAISE A SUILEN」は、「バンドリ!」から生まれたバンドの中でもアーティスト思考で、本格的な音楽が好きな人にアピールする役割があります。音楽フェスでパフォーマンスをする機会もあって、新しい経験をたくさん積ませてもらっています。
アフレコ現場で、音響監督やクライアントの期待に応えられたときです。スタッフの方々は作品に対して明確なビジョンを持っているので、そのイメージ通りに表現できたことにやりがいを感じます。熱意を持って作品を作っているチームの一員になれたことがうれしいです。
この仕事は時間が不規則で、忙しいときと暇なときの差が激しくて、自己管理が大変だと思うことがあります。仕事が重なって集中すると、完全にプライベートが置き去りになって、家が大変な状況になることも(笑)。仕事とプライベートのバランスを取ることが課題ですね。
私は仕事では「もっとできたはず」と自分自身に満足しないタイプです。常に反省があって、ものすごくうまく行ったときでも無理矢理反省点を見つけようとする考え方なので、仕事ばかりだとストレスがたまるんですよね。そんなときは、ひたすら好きなことをして解放されます。
例えば、コロナ禍のときに始めた手話は、言葉を声で伝える仕事をしている私にとって、声を出さずに伝える正反対のあり方で、すごく魅力を感じています。ぜんぜん違う世界だからこそ、手話で話をするとすごくリフレッシュになります。
声優として“キャラブレ”をしないことです。台本があるときはもちろん大切に演じていますが、キャラクターとしてイベントに出たり、ライブをしたりするときも、キャラクター性を自分の中に落としこんで表現することを心がけています。“小原莉子”としての私を好きになってくれて、私自身を見に来てくれる人もいて、それはとてもとてもうれしいです。でも、コンテンツを通して表舞台に立っている以上は、100%キャラクターとしてその場に存在したいです。
ASMRやバイノーラル録音に興味があります。以前ASMRボイスドラマに出たのですが、視覚は一切使っていないのに立体感がある表現ができて、すごく楽しかったんですね。またぜひASMRを使った企画をやってみたいです。
大人になると、働く時間は1日の中でも大きな割合になります。その長い時間を退屈な時間にしたくない、プライベートと同じくらい充実したものにしたいと思っています。だから、仕事が楽しいと思えることが「はたらくヨロコビ」ですね。
私自身も25歳でギタリストから声優に転職しています。そのときは誰も賛成してくれず、親も背中を押してはくれませんでした。でも、今考えれば、何の結果も出していない声優に転職すると言っても、人は目に見える結果で物事を判断するので反対されて当然ですよね。
そう考えると、自分を信じてあげられるのは、結局のところ自分だけです。転職したいと考えていても、親や周囲の反対で迷っている人もいるかもしれませんが、自分の信念があれば周りに流されずに前に進んだほうが良いと思います。もしやっぱり違ったと思っても、それはチャレンジしたからこそ得られた結果なので、やってみなければわからなかったこと。結果を残せば認めてくれる人も出てくるので、自分の思う道を進んでほしいと思います。
声優
小原莉子
Riko kohara
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