INTERVIEW 私×働く喜び

より良い自分を見つけるために、
冒険しよう。

アイドルへの密かな夢を、 地元で叶えることができた。

ー高柳さんが「仕事」を始めたのは、いつですか?

高校2年の終わりにアイドルグループのオーディションを受けて合格したことをキッカケに、芸能活動をスタートしました。
もともとアイドル好きで、アイドルを見て幸せな気持ちになっていました。自分もアイドルになりたいという憧れはありましたが、それを人に言うことはなかったですね。地元の中だけですべてを完結させて生きてきて、名古屋駅は大都会で1人ではいけない、という感じで(笑)。アイドルになるには東京に行かなければいけないと思っていたので、憧れはあったけど現実味はまったくなかったです。
それがたまたま見ていたテレビで「名古屋にアイドルグループをつくる」というコンセプトでアイドルを募集していました。ダンスも歌もやったことはありませんでしたが、誰にも言えなかった夢を地元で叶えることができるならやってみたいと思い、応募しました。

ー合格したときは、どんな気持ちでしたか?

もちろんうれしかったですが、周りにはすごくビックリされましたね。それまで人前で目立つことが好きではなくて、カラオケに行っても歌うよりもタンバリンを叩いているようなタイプだったので(笑)。
それでも、多くの人からアイドルとして認識され、その中で全力でアイドルをすることは本当に楽しかったです。もうひとりの自分を作って、それを作品として皆さんにお披露目している感じでした。特に私たちのグループは、まだ完成されていないところからスタートして、育っていく過程をファンの方に見てもらうコンセプトだったので、徐々にファンが増えたり、露出が増えたりすることは、作品を認めてもらえたということ。目に見えて結果が出るので、やりがいを感じて楽しかったです。

5年目の“配置転換”が ターニングポイント。

ー普通の高校生からアイドルになって、つらいこともあったのでは?

AKBグループだったので、握手会に並んだ人数や総選挙の順位、SNSのフォロワー数など、常に数字で比べられることが苦しかったですね。自分自身は頑張ったつもりでも、評価するのは自分ではありません。どんどんグループもメンバーも増えていく中で、競い続けなければいけない。常に他人からの評価を突きつけられている職業ならではのつらさがありました。
また、プライベートでも人に見られているという意識が消えないことも苦しいときがあります。時々、「誰も自分のことを知らない世界に行きたい」と思うこともあります。芸能人の方がよく海外に行く気持ちがわかりました(笑)。

ーつらいときはどうやって乗り越えましたか?

「数字だけで自分を測ってはいけない」と思うようにしましたが、やっぱり気になってしまうんですよね。だから気持ちだけを切り替えるのではなく、物理的に切り替えられるようにしていました。
例えば、SNSを見ることが苦しくなってきたら、しばらく見ない(笑)。ネット上の出来事は遮断して、自分の目に見える範囲だけで過ごすと落ち着きます。
あとは、1人で過ごすこと。昔は親が心配するから1人で行動してはいけないと思っていましたが、アイドル時代は普段が大人数の団体行動の反動なのか、1人で好きなように行動するとスッキリしました。
もちろん、ファンの方の声も支えになってくれました。AKBグループはファンの方と物理的にも精神的にも距離が近く、常に応援してくれる人を感じられることはありがたかったです。ファンの方だけにメッセージを送れるコンテンツがあったのですが、そこで弱音を吐くと握手会で励ましてくれることもありました。応援してくれる人を実際に目にすると「自分はここにいても良いんだ」「また頑張ろう」と熱意が戻ってきます。

ー高柳さんは12年間もアイドルとして活動されていましたが、ここまで長く続けられた理由は?ターニングポイントがあったのでしょうか?

5年目のときに一度辞めようと思ったことがあります。どんどん若いメンバーが増えてきて、自分は必要とされていないのでは?と考えてしまって。先輩として後輩に教えるばかりで、自分自身は吸収することがもうないかも、と感じるようになり始めた時期でもありました。
そんな時期に、NMB48と兼任することになりました。年齢的には上の方でしたが、新しい場所で教えられることが多く、新鮮で楽しい気持ちを取り戻しました。私は常にできることを増やしたいタイプなので、会社でいうと“配置転換”が良い方向に働いたと思います。

Akane Takayanagi × Hataraku Yorokobi =

自分が知らなかった世界を知ると、 価値観が変わる。

ーアイドルを卒業した理由は?

心の底からやりきったと思えたからです。もう自分が与えられることも、与えてもらうこともないと思えるまでやりきることができました。

ーアイドルは卒業しましたが、その後も芸能活動を続けている理由は?

お芝居やバラエティは好きだったので、続けることに迷いはなかったです。「自分には向いていないのでは?」と思うこともありますが、新しい仕事が決まると、またチャレンジできることがうれしくて、前向きになります。その繰り返しですね(笑)。

ー今後はどのような仕事をしていきたいですか?

具体的には、ドラマや映画など、お芝居の仕事を増やしていきたいです。
また、私は知らない世界を知りたい、チャレンジしたいという気持ちが強いタイプです。自分の目で知らない世界を見に行きたいので、旅番組などに関われたら良いなと思います。

ー高柳さんは、チャレンジ精神がすごくあるんですね!

自分が知らなかった世界を知ると、価値観が変わりますよね。その瞬間が楽しいです。
例えば、海の中の世界を見たいと思ってスキューバダイビングの資格をとったのですが、実際に見た瞬間「生きてきて良かった」と感じました!スカイダイビングもやってみたいですね。空を飛んだら人生が変わりそう(笑)。人生は一度きりなので、終わるまでにいろいろな経験をしたいです。

周囲から評価されると、 自分を認めることができる。

ー高柳さんが仕事をする上で大切にしていることは?

お世話になった方々に感謝の気持ちを持つこと。仕事が終わったときに「この子をキャスティングして良かった」と思っていただけたらうれしいですし、自分の自信にもなります。
この仕事は、自分自身で評価をすることができないので、常に不安があります。自分を認めてあげるためにも、一緒に仕事をした方から評価されるように頑張っています。

ーもし、高柳さんが芸能活動をしていなかったら、どんな職業に就いていると思いますか?

高2のときにアイドルオーディションに合格していなかったら、料理の専門学校に進学して学ぶつもりでした。だからおそらく、飲食系の仕事に就いていたと思います。
昔から料理が好きで、高校生の時はプロの技を知りたくて飲食店でアルバイトをしていて、厨房の仕事を希望していました。いまも料理はストレス発散のひとつです。

より良い自分を見つけるために、 冒険しよう。

自分の存在が、人に元気を与えたり、幸せを感じてもらえたりすることがヨロコビですね。仕事が好きなので、私にとっての「はたらくヨロコビ」とは、「生きるヨロコビ」かもしれません(笑)。

ーでは最後に、転職を考えている20〜30代の人に向けて、メッセージをお願いします。

ファンの人から「転職しようか迷っています」と相談を受けることが時々あります。そんなとき、私はいつも「仕事を続けることで自分を嫌いになってしまうなら、仕事を辞めて転職しても良いと思う」と伝えています。そして実際に転職した人もいますが、転職後に会うと幸せそうで「あの時、背中を押してくれてありがとう」と言ってもらえることもありました。
自分を認めてあげないとツラくなるので、そのためには楽しく仕事ができる場所で働くほうが、自分を好きになれて認めてあげられますよね。もし、世間的に良い会社で働いている場合、転職をためらうかもしれませんが、周囲の評価に左右されるよりも、自分を好きになれる場所を探してほしいです。人生は一度きりですし、人生とはより良い自分を見つける冒険。大人になると、守るものが多くなって冒険しづらくなるので、できるなら若いうちに冒険しまくったほうが良いと思います。

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高柳 明音たかやなぎ あかね

アイドル

来歴 2009年にAKB48の姉妹グループとして、名古屋・栄を中心に活動する秋元康プロデュースグループSKE48の第二期オーディションに合格しデビュー。飼っている鳥の鳴き声から”ちゅり”の愛称で親しまれる。
2010年6月にはチームKⅡのリーダーに就任し、5年間リーダーを務めた。
2021年4月にグループを卒業。卒業後は主に女優・タレントとしてマルチに活動。
近年の出演作として、舞台「ナナシ2021」では殺陣を披露し話題に。
今年に入ってからは「冤罪執行遊戯ユルキルthe stage」「追想・地獄変」「まくをおろすな!LIVE」と立て続けに舞台出演を果たしている。7月には1カットドラマで話題となった、中京テレビ「スタジオより愛をこめて」に出演。9月15日からは同作のイマーシブシアター「スタジオより愛をこめて」に出演が決定している。
生年月日 1991年11月29日
出身地 愛知県
趣味 料理・カメラ・ラーメン・セルフネイル

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