2020.12.25

短期間で複数の資格を取得してアピール!1日でとれる資格5選

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はじめに

就職・転職活動では、資格を持っていると自分のスキルをアピールできます。今回は、かんたんに1日でとれる資格を5つ紹介します。短期間で資格を取得でき、履歴書に書けるので就職活動で有利になるでしょう。またすでに働いている人も、仕事の合間に資格を取得して業務の幅を広げることができます。

ハイブリッド自動車の整備に必要な資格! 電気自動車の整備の業務に係る特別教育
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電気自動車の整備の業務に係る特別教育は、対地電圧が50Vをこえる低圧のバッテリーを内蔵する自動車の整備に必要な資格です。事業者は、ハイブリッド車やプラグインハイブリッド車、電気自動車などの整備をする従業員にこの資格を取得させる必要があります。特別教育では、自動車の整備面よりは電気の安全に関する知識を学びます。学科6時間、実技1時間の講習を受けて、修了証をもらえます。講習内容は以下のとおりです。

科目 時間
学科 低圧の電気に関する基礎知識 1時間
低圧の電気装置に関する基礎知識 2.5時間
低圧用の安全作業用具に関する基礎知識 0.5時間
電気自動車の整備作業の方法 1時間
関係法令 1時間
実技 電気自動車の整備作業の方法について 1時間
モノづくり好きにオススメ! 自由研削砥石特別教育 

自由研削砥石特別教育とは、研削に使用するグラインダーから砥石を交換するのに必要な資格です。グラインダーは、ディスク状の砥石を高速で回転させて、被加工物の表面をなめらかにしたり、大きさを寸法通りにそろえたりします。しかしこの砥石は消耗品のため、交換が必要になります。その際に正しく取り付けないと非常に危険なため、業務として砥石の交換を行う場合には、特別教育が必要になります。1日の講習で取得でき、講習の内容は以下のとおりです。

科目 時間
自由研削用研削盤、自由研削用といし、取付け具等に関する知識 2時間
自由研削用といしの取付け方法及び試運転の方法に関する知識 1時間
関係法令 1時間
実技 2時間

自由研削砥石特別教育について、くわしく知りたい方は、「自由研削砥石の特別教育ってなに?どんな仕事をする?」を読んでみてください。

粉じん特別教育を受講して、工場で安全に仕事しよう!

粉じんとは、ほこりや金属の粉や砂など、空気中に舞っている細かい粒子のことです。長時間粉じんを吸い込み続けると、痰などで外に出し切れなくなった粉じんが肺の中にたまってしまい、じん肺などの障害を起こします。そのため事業者は、作業者が粉じんにさらされる環境で仕事する場合、粉じん特別教育を受講させなければなりません。粉じん特別教育では、粉じん作業をおこなう際に、安全に作業するための正しい知識や保護具の使い方などを学びます。4.5時間の講習をうけることで修了証をもらえるので、かんたんに取得ます。講習内容は以下のとおりです。

科目 時間
粉じんの発散防止および作業場の換気の方法 1時間
作業場の管理 1時間
呼吸用保護具の使用の方法 0.5時間
粉じんに係る疾病および健康管理 1時間
関係法令 1時間

粉じん特別教育についての詳細は「粉じん作業を行うには特別教育を受ける必要がある!難易度や必要な時間はどのくらい?」に書かれているので、読んでみてください。

焼却炉の管理に必要! ダイオキシン類作業従事者特別教育
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ダイオキシンは、プラスチックを他のごみと一緒に燃すと発生する人体に有害な環境汚染物質です。ダイオキシンの発生を防ぐため、焼却施設では800℃以上での焼却が義務づけられており、排出される焼却ガスに含まれるダイオキシン濃度も厳しく管理されています。そのため、焼却施設の外にはまったく問題はありません。しかし焼却炉の保守点検や解体、炉に残った燃え殻をあつかう業務を行う場合には、ダイオキシンにできるだけ触れないようにするための教育が必要になります。ダイオキシン類作業従事者特別教育は、安全に作業するために、正しい知識を身に着ける資格です。講習内容は以下のとおりで、1日で取得が可能です。

科目 時間
ダイオキシン類の有害性 0.5時間
作業の方法及び事故の場合の措置 1.5時間
作業開始時の設備の点検 0.5時間
保護具の使用方法 1.0時間
その他ダイオキシン類のばく露の防止に関し必要な事項 0.5時間
高所作業ならコレ! フルハーネス型墜落制止用器具特別教育

フルハーネス型墜落制止用器具特別教育とは、フルハーネス型墜落制止器具を作業者が正しく安全に使用するための教育です。高所の作業では、落下防止のための器具が必要で、胴ベルト型や、フルハーネス型があります。フルハーネス型は、落下時の体へのダメージが胴ベルト型よりも少ないため推奨されています。また、高さ6.75m(建設業では5m)以上で作業床がない場所や、作業床があっても手すりがない場合などに、フルハーネス型の使用が義務づけられています。講習は学科が4.5時間、実技が1.5時間で、1日で取得が可能です。内容は以下のとおりです。

科目 時間
学科 作業に関する知識 1時間
墜落制止用器具に関する知識 2時間
労働災害の防止に関する知識 1時間
関係法令 0.5時間
実技 墜落制止用器具の使用方法等 1.5時間

詳細は別記事の「フルハーネスの特別教育とは?講習内容や法改正後の受講条件などを解説」をご覧ください。

まとめ

1日でとれる資格を5つ紹介しました。工場や建設現場、焼却施設ではたらく際に、持っていると便利な資格です。事前に資格を取得していると、就職活動時にやる気があるとみなされ、アピールにもなるでしょう。ぜひ取得を検討してみてください。