神奈川県×伊勢原市
神奈川県といえば、横浜市や湘南エリアを思い浮かべる方が多いかもしれませんね。でも実は、若い世代や子育てファミリーの移住先として人気なのが、郊外の「伊勢原市」なんです!
都心や横浜に近いのに、家賃相場などの生活費がぐっとお手頃になるのが人気の理由。今回は、伊勢原市のローカル情報やおすすめスポットを、現地スタッフが紹介します!
伊勢原市は神奈川県のほぼ中央に位置し、関東近郊で楽しめる登山の名所「丹沢大山国定公園」のふもとにあります。江戸時代には庶民の間で流行した「大山詣で」の門前町として栄えました。
JR伊勢原駅を中心とした市街地には、中規模のスーパーマーケットやドラッグストア、ホームセンター、コンビニなどがたくさんあり、日々の買い物にはまったく困りません。少し特別な買い物をしたいときは、平塚市、厚木市、海老名市など大型商業施設が充実した都市に隣接しているので、利便性は非常に高いまちです。
東京から50㎞圏内という活発な経済圏にあり、小田急線が整備されていることから都心のベッドタウンとして発展しました。また、東名高速道路の大動脈に加え、2020年に新東名高速道が全線開通したことで中部地方へのアクセスがぐっとスムーズになり、市内では本州各地からの工場誘致とそれにともなう宅地の開発が急速に進んでいます。若いファミリー層の移住が増えていて、さらに東海大学医学部や産業能率大学の湘南キャンパスもあり、若い人が多く活気にあふれたまちです!
また、門前町として長い歴史を持つ伊勢原市は、美しい自然と文化資産が豊富なことも住みやすいポイント。実は市の面積の1/3は山林なんですよ。「都内や大都市からあまり離れず、でものどかな環境で暮らしたい」という人たちに人気が高いのも納得です。
伊勢原市は、安定した雇用と住みやすい住環境が整った魅力的なまち。「移住=田舎暮らし」というイメージががらっと変わるかもしれません!
横浜の存在感が強く、新しもの好きでハイカラなイメージな神奈川県民ですが、内陸に位置する伊勢原市の人たちはどちらかというとのんびりとして、おおらかな性格の人が多いです。門前町という洗練された環境と、山間の豊かな自然に囲まれているので住環境の満足度が高く、物事を競争したり張り合ったりするのが苦手な一面があります。
一方、都心や県外とのアクセスが便利で大山詣での観光客も多く受け入れていることから、考え方はとても柔軟。一般論で物事を判断しないので、例えばビジネスの場などで意外な手腕を発揮することも。代々門前町で自営業を営んでいたというルーツを持つ人も多いので、大なり小なりお金を稼ぐことが上手です。
伊勢原市から都心および各地へのアクセスは、電車の場合JR小田急小田原線「伊勢原駅」が拠点になります。新宿駅までは快速急行で約55分。横浜へは海老名で相鉄本線に乗り換え、約50分です。車の場合は伊勢原ICから小田原厚木道路、東名高速道路を経由し、東京ICまで約40分。横浜駅までは約50分です。
静岡方面へは電車の場合、小田原駅から東海道新幹線を利用し、約1時間30分。車の場合は新東名高速道路または東名高速道路を経由し、約2時間20分です。
今後は新東名高速道路の開通により、東名高速道路の慢性的な渋滞の解消が期待されます。東京、静岡ともに高速バスの便も多くあり、便利ですよ。
都心からも、横浜からも近いのに、観光スポットや自然の多さはまるで遠くへ旅行に来たかのような充実ぶり!便利な生活環境で暮らしながら、少し足をのばせば全く違う体験が楽しめるのは、関東近郊ならではのメリットです!
伊勢原市民はもちろん、都内近郊からも多くの愛好家が訪れるハイキングと参拝の人気スポット「大山」。中腹の「大山阿夫利神社(おおやまあふりじんじゃ)」は心を清めて仕事運をアップさせる神社として、昔も今もそのご利益にあやかりたいと願う人々が集います。
参拝のスタートは「こま参道」から。昔ながらのおみやげや名物のとうふ料理が並ぶ参道を散策しながら、大山ケーブルカーの駅へ向かいます。中腹の景勝地、大山阿夫利神社(下社)からの眺望は、ミシュラン・グリーンガイド・ジャポンにて二つ星で紹介される絶景!おしゃれなカフェもあります。
「かながわの景勝50」にも選定された大山山頂からの眺めはすばらしく、雨上がりや空気の澄んでいるときは相模平野から江ノ島、三浦半島、房総半島、東京都心の高層ビル群が見えます。振り返れば丹沢表尾根から富士、箱根の連山、秩父多摩の山並みが。東京近郊の山で、ここまで景色が良いスポットはなかなかありません!
大山阿夫利神社へ続く「こま参道」には、あちこちに「とうふ」と書かれた看板やのれんが並びます。大山の絹ごし豆腐は、江戸時代に参拝の案内役であった先導師が信者から受け取った大豆から生まれたと言われています。丹沢山系のきれいな水で作ったとうふは、信仰に欠かせない精進料理の主材料として重宝されました。
大山とうふと言えば、毎年3月に行われる「大山とうふまつり」(※1)です!まつり期間中には、直径4mもの大鍋で作る湯どうふがふるまわれ、多くの人で賑わいます。澄んだ昆布だしで煮た豆腐を、やはり大山名物の芥子菜と一緒に食べるのが特徴。シンプルなだけに、素材のおいしさが引き立つ年に一度のごちそうです。
※1:新型コロナウイルス感染症の影響により、開催予定が変更になる場合があります。
伊勢原市には、市内のいたるところに農産物直売所があります。伊勢原産の農作物は「阿夫利の恵」と名付けられ、地元で愛されています。特に柿やいちご、ぶどうなどの果物は人気で、伊勢原市は「フルーツの里」とも言われています。
また、近年では大山で捕獲された鹿肉をジビエとして消費する動きもさかんで、地元のレストランではこれらの食材を使った料理を楽しむことができます。
「地産地消」が食の新たなトレンドになり、地元産の食材への注目度はますます高まっています。移住したらぜひ、地元産の食材をたっぷり味わってください!
伊勢原市で暮らす良さはやはり、都心に近いのにまるで地方の観光地のような洗練された環境と、のんびりとした雰囲気があるところ。朝起きれば空気が澄んでいるし、晴れた日には山がとてもきれいに見えます。また、住宅街には畑や田んぼがあり、とれたての野菜や果物が身近なのもうれしいですよね。一方、最近では駅周辺や246号沿いには便利なショッピングセンターがたくさんできて、地元の買い物も充実しています。
また、子育て世代から高齢者まで、世代を選ばない行政サポートが充実していることも、伊勢原市で安心して暮らせるポイント。例えば、子育ての支援を受けたい人と子育ての支援を行いたい人同士が会員となり、市が仲介してそのマッチングを行う会員組織「ファミリー・サポート・センター」の実施(有料)や、高齢者を介護しているご家族やこれから高齢者の介護をされる予定のある方等を対象に、介護に役立つコツや知識をお伝えする教室を定期的に開催するなど、世代ごとに必要な支援を形にしています。
その他、移住後の仕事、住まいのことなど、聞いてみたいことがあればぜひアウトソーシングに一度ご相談ください!住まい付きのお仕事で「お試し移住」することもできますよ。伊勢原市に詳しいスタッフがしっかりサポートします。