静岡県×富士市
静岡県の東側に位置する富士市。人口は浜松市、静岡市に次いで静岡県内第3位の規模です。富士市の魅力は、何と言っても日本一の富士山をのぞむ絶景のロケーション!日本各地からそのさまざまな美しさを見せてくれる富士山ですが、富士市は日本一の深さを誇る駿河湾から、また日本三大急流のひとつに数えられる富士川から、市街からと、富士山のビュースポットがいっぱい。どのエリアに暮らしても、富士山とともに暮らす贅沢な毎日が待っています。
一度住んだらずっと住み続けたくなる富士市の魅力やおすすめスポットを、現地スタッフが解説します!
静岡県富士市は県東部に位置しています。北は富士山、南は駿河湾に面し、市の西部には富士川が流れています。古くは東海道吉原宿として栄えた宿場町、近年では富士川や富士山の伏流水など豊富な水資源を活用した「紙のまち」として有名です。紙製品の生産量は、全国1/4のシェアを誇ります。
富士市の地形は、高低差が大きく、海抜は0.7〜3421mもの差があることが特徴。海に寄り添った駿河湾岸では新鮮な海の幸が、市街地には活気あふれる産業が、富士山麓にかけては見事な果樹園、茶畑、自然公園が広がっています。その豊かさは、日本のいいところをギュッと凝縮させたようなまちです。
移住というと多少の不便は覚悟しなければならないイメージがありますが、地方都市は意外に生活必需品やレジャーがコンパクトなエリアにまとまり、住んでみると大都会より便利なことも。富士市はまさにこの典型で、衣食住のインフラや子育て環境がほどよくまとまっているサイズ感が魅力です。地元ならではのおいしいグルメが充実していたり、わざわざ遠出しなくても絶景の観光スポットへ行けることを考えると、都会よりも毎日が充実するかもしれません。
また、生活費の面からもメリットがいっぱい。土地代や家賃はもちろん都市部よりも安いので、富士市の約7割の世帯が一戸建てに住んでいます。雇用面では化学産業や自動車産業など、製紙業以外にも幅広い業種が進出。静岡県内でも有数の産業エリアとして発展しているから、地元の求人も豊富です。また、昨今のテレワーク需要に対応し、フリーWi-Fiスポットやコアワーキングスペースも充実し、ますます住みやすくなっていることを実感します!
静岡県内は大きく、東の「伊豆」中部の「駿河」西の「遠江(遠州)」と3つのエリアに分かれ、富士市は中部の「駿河」に当たります。静岡県は日本の東西の分岐点であることから東西の文化を上手にミックスさせた県民性と言われますが、富士市の人たちは柔軟性とホスピタリティにあふれた人が多い印象があります。男女とも社交的で、旅行者や移住者に対しても物腰はとてもやわらかです。
年間を通して温暖な気候で暮らしているからか、方言もやわらかく馴染みやすいと思います。移住したらいつのまにか、静岡弁(駿河弁)が身についているかもしれません!
東京からのアクセスは新幹線が非常に便利。東京駅から70分で、市内の東海道新幹線新富士駅へ到着します。熱海、三島と並んで、東京への新幹線通勤をしている人が多い駅です。静岡駅へはJR東海道本線で富士駅まで約35分。クルマの場合も、東名高速道路または新東名高速道路経由で東京ICまで約80分とスムーズです。
東西の都市と富士市を結ぶ大動脈は東海道線ですが、実は富士市の移動の楽しみは、風情あふれるローカル線にもあります。山梨県甲府市と富士駅を結ぶ「身延線」や、富士市内の吉原駅と岳南江尾駅とを結ぶ「岳南電車」は、車窓からのどかな景色を眺める電車の旅におすすめです。特に「岳南電車」は、全駅から富士山が見えるロケーションで全国の鉄道ファンにも大人気の路線。中でも懐かしい昭和の街並みを走る「夜景列車」はぜひ一度乗ってみてください!
海の恵みと山の恵みが共存。年中温暖な気候を生かした自然派アクティビティ施設も充実しているから、子育てファミリーの移住先としても人気です。富士市の実力を改めて実感できる、おすすめスポットと絶品グルメをご紹介します!
田子の浦漁港は、富士山に最も近い海とも言われる駿河湾に面した港。海の幸の宝庫として知られていますが、中でも有名なのが「田子の浦しらす」です。一艘曳きによる漁法で短時間に水揚げされるしらすは、すぐに氷で締めて鮮度を閉じ込めるのがおいしさの秘訣。地元では当たり前ですが、全国的には珍しい漁法です。
田子の浦漁港から西に続く街道沿いには、特産品の「田子の浦しらす」が買える店が続いており、別名「しらす街道」とも呼ばれています。ここでしか食べられない新鮮なしらす料理を思う存分楽しんでください!
富士山の裾野に広がる自然あふれる広さ94.5ヘクタールの公園に、一年中遊べるアクティビティがギュッと詰まった一大レジャー施設。県内はもちろん、近隣の他県からも多くのファミリーが訪れます。
園内は「街」「草原の国」「水の国」の3エリアに分かれています。「街」にはホテルやレストラン、お土産屋さんが、「草原の国」には広々とした敷地に動物園やキャンプ場、アスレチックなどの施設がたくさん。「水の国」は水遊びをしたり、水鳥や魚、昆虫など水辺の生き物を観察することができます。カヌー体験も楽しいですよ!とにかく広くて一日では遊びきれないから、何度も訪れたり泊まりがけで楽しむファンも多いスポットです。
施設はユニバーサルデザインを採用し、元気な子どもたちはもちろん、障がいのある方や高齢者、外国の方も楽しめる配慮にあふれています。
せっかく移住するなら、とことん自然を楽しみたい!というアウトドア派におすすめなのがここ。須津川(すどがわ)に開けた野趣あふれる渓谷です。落差21mの「大棚の滝」はマイナスイオンをたっぷり浴びられそうな清涼な流れにうっとり。高さ54mの「須津渓谷橋」では、もし勇気があればバンジージャンプにチャレンジできます!エリア内にはキャンプ場や遊歩道も整備され、春の新緑や秋の紅葉シーズンには、多くのハイカーの聖地となります。
アクセスは、公共交通機関の場合は電車でもバスでも最寄駅から1時間以上歩きます。マイカーのほうが便利ではありますが、ハイキング気分であえて徒歩ルートを入れるのもアリですね!
気候が温暖で、暮らしに必要なインフラがほどよく揃っている富士市。移住初心者はもちろん、一度移住したら定住したという人が多いのも納得です。住環境の中に海も山もある恵まれた環境のため、「マリンスポーツを楽しみたい」「こどもと愛犬と一緒に眺めの良い家に住みたい!」など、自分らしい暮らしを実現したい人が移住しています。もちろん、一度は都会に出たけれど地元の魅力に惹かれ帰省したUターン人口も増えています。
また富士市は行政と移住者が協力した「ワークシェア」が盛ん。ワークシェアとは、家庭と仕事の両立を目指す人や、自分のスキルを生かしたい人同士が情報交換をし、協力し合う働き方のこと。例えば移住した女性たちが企画段階から立ち上げた「移住交流ツアー」の実施や、移住検討者向けイラストマップの作成など、移住者だからできる仕事が生まれています。移住前の知識やスキルを生かし、さらに新しい仲間もできる、一石二鳥の取り組みですね。移住者同士の取り組みが充実しているのは、都心に近く移住の受け入れ歴も長い富士市ならではのメリットです。
移住を検討する時、大きく気になるのがやはり仕事探し。住まいや仕事のことなど、富士市への移住で不安や疑問があれば、ぜひアウトソーシングに一度ご相談くださいね!