茨城県×ひたちなか市
茨城県の県央地域に位置するひたちなか市は、1994年11月1日に、勝田市と那珂湊市が合併して発足しました。2021年に行われた調査(※1)によると、ひたちなか市の「住みここちランキング」は県内2位!市街地の便利さと、海の恵みを生かした遊び場が共存し、市内で生活が完結するほどの優れた住環境が人気の理由です。
また、ひたちなか市は首都圏からも近いことから移住初心者に人気。最近は30代を中心とした若い世代の移住者もぐっと増えています。特に、近年はリモートワークが定着したこともあり、ワーケーションをきっかけにひたちなか市への移住を決めたなんていう声もちらほら聞くようになりました。「移住に興味があるけれど、利便性はあきらめたくない」という人にはぜひおすすめしたい、ひたちなか市の魅力やおすすめスポットを現地スタッフが徹底解説します!
※1:大東建託「いい部屋ネット 街の住みここちランキング2020」
首都圏には特急で70分、車で90分でアクセスできるひたちなか市。ショッピングセンターや映画館など、便利な商業施設や飲食店が集まる内陸の勝田エリアと、海岸に面し、県内屈指の国営公園や海鮮市場、温泉などのレジャースポットが充実した那珂湊エリアで、全く違った表情が楽しめる良いとこ取りのまちです。
東京都に近く、交通網が発達していることから、大手メーカーと連携した各種製造・システム開発・精密機器等の産業が好調。また、隣接する水戸市のベッドタウンとしての側面も持っているので、水戸市で働きながら比較的家賃が安いひたちなか市に住む、という選択肢もアリです。
また、雇用が安定していることから県民全体の所得が高いことも、ひたちなか市の移住人気を支える理由のひとつ。ちなみに2020年の調査(※1)によると、2017年の茨城県民所得は約330万円。前年は310万円で+6.6%と大幅にアップしています。この数字は全国の平均所得も上回っています。
自然豊かな地方への移住はあこがれるものの、収入面はシビアに考えたいもの。その点でも、ひたちなか市の安定した雇用状況は魅力ですね。
※1:茨城県「平成29年度(2017年度)茨城県県民経済計算の概要」
ふたつの市が合併して生まれたひたちなか市。地元の人たちは、勝田エリアの街っ子気質と、海岸沿いののどかな風情に育まれたおおらかな性格をあわせ持っています。都心や、隣接した水戸市との出入りも頻繁なことから、コミュニケーション力が高い人が多いです。特に男性は、最新の情報やトレンドに敏感な人が多いことも、ひたちなかの特徴。良い意味でオレオレ感がなく、女性を立てる傾向があります。一方で女性ははきはきとしたリーダータイプが多いかも。働く女性を応援する風土が定着しているので、女性の管理職もめずらしくありません。
明るく元気でちょっとせっかちな女性を、男性が上手にエスコートする様子は、ひたちなか市では当たり前の光景です!
鉄道の移動はJR常磐線「勝田駅」が拠点になります。乗り換えなしの直通で東京駅、上野駅、品川駅までアクセスできるので、都心への移動はとても快適。勝田駅はすべての特急が停車するため便利です。終電も遅くまであり、上野を23時過ぎに出ても帰宅に困りません。常磐線沿線では東京から最も近い「海のあるまち」とも言われています。また、隣接する水戸市へは1駅6分と至近です。
クルマの場合、ひたちなかICから首都圏方面に向かえば三郷JCTまで約90分、西に向かうと宇都宮ICまで約90分で移動できます。北関東、東北エリアへのアクセスも良く、休日はスキー、温泉、キャンプなども手軽に楽しめます。ちなみに、猪苗代スキー場までは約2時間30分、鬼怒川温泉までは約2時間のドライブです。
また、ひたちなか市の海沿いを走るひたちなか海浜鉄道湊線(勝田〜阿字ヶ浦)は、ローカルな風情たっぷり。ひたちなか市は有名な夏フェスの拠点でもありますが、夏フェスとこの海浜鉄道湊線のセットは、エモーショナルな観光ルートとして音楽ファンに人気です。
暮らしに便利なスーパーや大型ホームセンター、ショッピングモール、映画館といった施設が充実する一方、海岸沿いには雄大な自然が楽しめるビーチや温泉、公園などが広がるひたちなか市。仕事も充実させながら、休日は地方らしいのんびりした環境でリラックスしたいという人にはこの上ない条件が揃っているのではないでしょうか?ひたちなか市に移住したくなる、おすすめスポットと絶品グルメをご紹介します!
那珂湊漁港に隣接する県内屈指の魚市場。その日の朝に水揚げされた新鮮な魚介類をリーズナブルな価格で販売する専門店街として、県内はもちろん都心部など県外からのファンも多く訪れる人気スポットです。その来場数は何と約100万人!
価格のお得さはもちろん、そのおいしさはさすが獲れたて。活気のある市場を歩いていると、あれもこれも食べたくなってしまいます。鮮魚はもちろん、干物などの水産加工品も充実しているから、お土産も思わずたくさん買ってしまいます!
市場の中には、旬の海鮮料理や、大きく新鮮なネタが自慢の回転すしなど、港町ならではのお食事処も多数軒を連ねています。営業時間は各店舗により異なりますが、午前中から行くのがおすすめです。市場をひとまわりしてお腹がすいたら、市場グルメを存分に堪能しましょう!
ひたちなか市は、県内で一番公園が多いまち。市内には大小約300の公園がありますが、その中でも一番広いのがこちら。太平洋岸に位置し、砂丘、樹林、草地、湧水池などバラエティ豊かな自然環境をそのまま活かして作られた国営公園です。日本屈指の音楽フェスティバルの開催地でもあります。
見どころはいっぱいありますが、特に4〜5月に見頃を迎える「ネモフィラ」の花が群生するみはらしの丘の景色は、「死ぬまでに行きたい!世界の絶景」にも選ばれている絶景。満開の時期には全国から人々が訪れます。
海浜公園にはバーベキュースペースもあるので、天気が良い日は新鮮な海鮮や茨城の野菜などを持ち寄って、家族や友人で楽しむのもおすすめです!
茨城県は、干し芋の生産が日本一ということはご存知ですか?その三大産地は、隣接し合う那珂、東海、そしてひたちなか市です。県内には「ひたちなか・東海・那珂ほしいも協議会」という団体もあり、消費者に信頼される干し芋産地を目指して、生産履歴の記帳、衛生加工の実践、適正品質表示の3項目を充たした生産者を審査認定する「ほしいも三ツ星生産者認証制度」を設けています。
ひたちなかの干し芋がおいしい理由は、その自然環境にあります。水はけが良く、さつまいもの栽培に適した「黒ぼく土」の畑で育った芋を、ミネラルを含んだ潮風で乾燥させること、また、冬季に晴天が続きやすい気候のもと時間をかけて干すことで、やわらかく甘味とうま味の強い干し芋が仕上がります。
その味は外国産のものとは別物!一度食べたらきっとファンになるはずです。干し芋を使った地元限定のアレンジスイーツもぜひお試しあれ。
都市らしい利便性と自然環境、そして安定した雇用の三拍子が揃ったひたちなか市は、首都圏と東北地域に挟まれていることと、大手製造業の雇用に支えられていることから、近年多くの移住者を受け入れてきました。なんと、住民の約6割が転入者!地元の人たちが移住者に優しく、良い距離感を保ちながらお互いが快適に暮らしています。民間企業が人口10万人以上の自治体を対象に実施した「シビックプライド(自分のまちに対する誇りや愛着)」ランキングでは、水戸市やつくば市を抑えて、県内第1位(※1)に選ばれています。また、移住したファミリーが安心して働きながら子育てができるような支援にも力を入れています。
移住者に支えられてきた歴史が長く、それが当たり前の文化として定着しているひたちなか市は、移住を初めて検討する、という方にもきっとハードルが低いはず!
その他、住まいや仕事のことなど、ひたちなか市への移住で気になることがあれば、ぜひアウトソーシングに一度ご相談ください。3泊4日の「お試し移住体験プログラム」もありますよ!
※1:ひたちなか市役所 企画調整課「ひたちなか市 移住定住サイト」