神奈川県×藤沢市
江ノ島や辻堂海岸などがあり、いわゆる“湘南”の中心部に位置する神奈川県藤沢市。海のイメージが強いですが、山も近く、豊かな緑に恵まれたまちです。東京や横浜へのアクセスも良いことから、住みやすいまちとして注目が高まっていて、「シティブランド・ランキング 住みよい街2021」では、日本全国の自治体の中で第10位(※1)にランクイン!「ARUHI presents 本当に住みやすい街大賞 2022」でも、藤沢市辻堂が関東の総合ランキングで1位(※2)になりました。
日本中からあこがれの目で見られている神奈川県藤沢市の魅力とは、いったいどこにあるのでしょうか?そこで今回は、住んでみなければわからない魅力を、現地スタッフが徹底解説!“湘南の海”だけではない、藤沢のおすすめスポットや絶品ご当地グルメもご紹介します!
※1:日経BP総合研究所「シティブランド・ランキング―住みよい街2021―」
※2:アルヒ株式会社「本当に住みやすい街大賞 2022」
藤沢市は、神奈川県の中央部に位置し、相模湾に面した湘南地域の代表的な市です。人口は約44万人で、全国的に人口が減り続けている中、移住者が多く住民数が増え続けている珍しい自治体のひとつ。湘南地域は「遊びに行くところ」だったのですが、テレワークが浸透してきたこともあり、近年は「住むところ」としても高い人気を誇っています。都心部は夏の猛暑が非常に厳しいのですが、海沿いの藤沢市はそこまで気温が上がらず、過ごしやすいことも人気を集めている理由のひとつ。冬の寒さも穏やかで、1年を通じて過ごしやすい気候です。
藤沢市は南北に長い形をしていて、地域ごとに雰囲気が異なります。南部はいわゆる“湘南”。江ノ島、鵠沼、辻堂など、風光明媚な海沿いにオシャレなカフェやショップが点在する映画やドラマでおなじみの風景が広がり、マリンスポーツのメッカとなっています。中央部はJRや私鉄の駅があり、ショッピングセンターなどが立ち並び、利便性が高い都市部。北部は住宅街が広がりますが、緑豊かな大きな公園が複数あり、畑などの農地も多く残っています。また、市の交通の中心である藤沢駅や辻堂駅、湘南台駅から都心までは1時間以内とアクセスが良いので、東京のベッドタウンとしての機能も兼ね備えています。
自然に恵まれ、都心へのアクセスが良いのに加え、藤沢市はスタイリッシュなライフスタイルが実現するまちです。湘南は古くからカルチャーや流行の発信地であり、今でも辻堂元町エリアを中心に、オシャレなカフェやショップがたくさんあります。もちろん海が近いので、新鮮な海産物も豊富。日中は、海水浴やマリンスポーツを楽しみながら、夜はお酒を片手に湘南の海の幸に舌鼓を打つ、そんな暮らしが無理なく実現できます。自然も、買い物も、食も、すべてを楽しめるのが藤沢市です。
また、子育て関連など自治体の支援も充実。人口の急増に保育園の整備が追いついていない時期もありましたが、2021年についに待機児童数ゼロを達成しました。恵まれた環境に惹かれ、ファミリー層の移住も増えています。
海と山に恵まれた藤沢市に暮らす人は、穏やかで温厚な人が多いです。子どもも大人も、自然の中で遊ぶことが大好き。年齢を重ねても、外でエネルギッシュに動いているので、体が引き締まり、カッコいい大人が多いことも特徴です。
ドラマや映画では、湘南は治安が悪かったり、いわゆる“ヤンキー”が多かったり、と設定されていることが多いですが、実際はまったくそんなことはありません。逆に、藤沢市内には高校だけで17校、大学も4校もあり、名門校と言われる高校も多く、教育熱心な地域と言えます。慶応大学の藤沢キャンパスも進出し、文化人も多く輩出しているので、どちらかと言うと学術都市としての側面が強いです。
魅力あふれるまちだからこそ、藤沢市の人は地元に愛着があり、誇りを持っている人が多いことは知っておきたいところ。海を大切にして、ビーチクリーンなどの活動が盛んで、環境問題に高い意識を持っています。そのため、海が好きな人、湘南が好きな人に対しては、とてもフレンドリー。海を大切にしてくれる移住者に対しての壁はまったくありませんので、あっという間に溶け込んで暮らすことができます。
藤沢市の主要駅は、南寄りの藤沢駅と北寄りの湘南台駅です。藤沢駅はJR東海道線、JR湘南新宿ライン、小田急電鉄、江ノ島電鉄が乗り入れていて、東京駅まではJR東海道線で約46分、新宿駅まではJR湘南新宿ラインで約53分、小田急江ノ島線で約57分です。横浜駅まではJR東海道線で約25分なので、東京と横浜は十分に通勤通学圏内と言えます。湘南台駅も小田急電鉄、相模鉄道、横浜市営地下鉄が乗り入れていて、乗り換えは必要ですが東京駅まで約53分、新宿駅まで約49分と、アクセス良好です。
遠方に行く際に便利な空路は、藤沢駅から羽田空港までリムジンバスで約90分。鉄道では、横浜駅で京急線に乗り換えれば、トータル約1時間で到着します。クルマでのアクセスは、藤沢市内には藤沢ICがありますが、東京や横浜方面に向かうには、一般道で逗子ICまで行くのが便利。しかし、藤沢市は観光地でもあるため、マリンスポーツのシーズンや大型連休の時期は渋滞しがちです。もちろん海も混んでいるので、地元に住んでいるからこそ混雑の時期は避けて、他のスポットで遊ぶのが良いかもしれませんね。
湘南の海とスタイリッシュなスポットが点在する藤沢市は、観光地としても大人気。個性的な公園も豊富で、充実した休日を過ごすことができます。自然豊かな土地から生まれるご当地グルメも楽しめますよ!
辻堂駅と藤沢駅の間に位置する「湘南T-SITE」は、蔦屋書店を中心にした“本屋が作る商業施設”。「ライフスタイルテクノロジー」「食・暮らし」「家族」の3つの軸で、ライフスタイル提案型ショップが約30店舗出店しています。特に蔦屋書店では、趣味、仕事、料理、子育てなど、新しい情報が楽しめる様々なジャンルの本や雑誌が揃っていて、並んでいる本の表紙を眺めるだけで、ワクワクしてきます!
また、注目したいのは、個性的な建築デザイン。代官山T-SITEの他、ユニクロ銀座店などを手がけたクライン・ダイサム・アーキテクツが手掛けています。館内は、湘南の自然に包まれ、「居心地」に徹底的にこだわった空間設計。多くの椅子が用意されているので、購入前の本や雑誌を、館内のカフェで購入したコーヒーを飲みながら読むこともできます。地元産の食材を購入することもできますし、もちろんレストランで食べることも。さらに、スローフードをコンセプトにした料理教室で調理法を学ぶこともできます!
まさにここは、湘南らしい豊かなライフスタイルを発信する場所。藤沢市に住んだなら、定期的に訪れたいスポットです。
明治後期から多くの文化人や政治家の別荘が建てられた鵠沼海岸。鵠沼海岸駅からビーチまでの「鵠沼海岸商店街」は、別名マリンロードとも言われ、この当時から賑わいを見せていた由緒ある商店街です。約200店舗のお店があり、昔ながらのお店があったり、若い世代のオシャレなお店があったり、行くたびに発見があります。
商店街を抜けると、「片瀬西浜・鵠沼海水浴場」に到着。江ノ島や富士山が望める壮大な景観で、マリンスポーツを楽しむ人で年間を通してにぎわっています。ビーチバレー発祥の地でもあり、無料開放されているコートでビーチバレーを楽しむこともできます。海が遠浅で砂浜が広く、子どもたちにも安心な海水浴場です。
藤沢市のシンボルでもある江ノ島の名物といえば、しらす。江ノ島のしらす漁は大正時代から行われていたと言われ、黒潮の流れに乗り、相模湾に入ってくるところを捕獲しています。特に新鮮な生しらすは絶品!
しかし、生しらすは、江ノ島に行けばいつでも食べられるものではありません。まず、1月から3月10日までは禁漁期間。生しらすは、春を告げる魚でもあります。しかし、解禁となり漁が行われている期間でも、天候が悪くて漁に出られないときは、食べることはできないのです。現在は流通技術が発達し、生しらすを食べる機会も増えましたが、しらすは鮮度が命。そのため、やはり地元で食べるものは食感がまったく違います!
生しらす以外にも、釜揚げしらす、しらすかき揚げなど、江ノ島にはしらす料理が豊富。さまざまなメニューを創作している飲食店も多いので、ぜひ食べ比べを楽しんでください!
商業施設が立ち並び、都心へのアクセスが良好ながら「海のある暮らし」が実現する藤沢市。リゾートと都市の利便性を両立し、移住人気がとても高いまちです。東京や横浜に近いことから、大企業の工場が多く進出し、製造業を中心に求人が豊富なことも魅力。大学が多く、学生が住むまちでもあるので、家賃や物価も東京に比べると手頃。あこがれの湘南暮らしを実現しやすいと言えます。
とはいえ、いざ移住しようと思うと、いろいろな不安が出てくることも事実。藤沢市は暮らしやすく、移住者に寛容な土地柄ですが、住んでみなければわからないこともたくさんあります。また、移住するには資金も必要となるので、失敗したらどうしようと考えてしまうこともありますよね。
そんなときは、アウトソーシングにぜひご相談ください!藤沢市に精通した現地スタッフが、あなたの心配や不安に寄り添い、あなたにピッタリのお仕事や住まいをご紹介します。資金面で移住に不安がある人は、住まい付きの仕事で「お試し移住」してみるのも良いかもしれません!他にも、さまざまなプランをご提案しますので、お気軽にご相談くださいね。