2021.10.08

愛媛県

悩みが少ない人が多い県!? ストレスオフな環境が魅力。愛媛県の魅力とおすすめポイントを現地スタッフが徹底解説!
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瀬戸内海に面し、温暖で穏やかな気候に恵まれた愛媛県。実は「ストレスオフ指数が高い県」として、近年注目を集めています。
ブランド総合研究所の調査(※1)によると、愛媛県は「悩みがない」と思っている人の数が全国3位。また、一般社団法人ストレスオフ・アライアンスが運営するインターネット調査メディア「オフラボ」の発表(※2)では、「ストレスオフ県ランキング」1位に輝いています。
同調査によると、愛媛県のストレスオフの理由は県民が感じている「ワークライフバランス(働く環境)」「ローカルライフバランス(生活環境)」「セルフライフバランス(自分の状況)」「ソーシャルライフバランス(社会との関わり)」という、4つのライフバランスの満足度がそれぞれ他の県に比べて高いのだそう。
「オフラボ」顧問の医学博士である有田秀穂氏によると、この結果はやはり、瀬戸内海の温暖な気候がもたらす効果によるところが大きいとのこと。暖かいので屋外で過ごす時間が多く、ウォーキングやガーデニングといったアウトドアの趣味が盛んで太陽光をよく浴びること、また屋外にいる時間が長いので、最近話題になっているデジタルストレスから解放されやすいことなども、愛媛県の健やかなライフスタイルを叶えていると言えます。
愛媛県は、過ごしやすい環境で暮らしたい!という人にとって、この上ない条件が整っている理想的な移住先かもしれませんね。愛媛県の魅力について、現地スタッフがおすすめポイントを徹底解説します!

(※1)ブランド総合研究所「悩みのない人が多い都道府県ランキング」(2020)
(※2)一般社団法人ストレスオフ・アライアンス「ココロの体力測定」(2018)

城下町の風情と穏やかな自然の景色が共存。実はスポーツも盛ん!
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愛媛県ってこんなところ

四国の北西部一帯と、瀬戸内海に浮かぶ小さな島々からなる愛媛県。1600年代に建立された松山城に見守られ、歴史の風情を感じる市街地をはじめ、瀬戸内海・宇和海に面した海岸沿い、さらには「四国の屋根」とよばれる西日本最高峰の石鎚山脈や四国山地をのぞむ内陸部と、街・海・山の良さを兼ね備えた土地です。
県内は、かつての行政区分であった愛媛県の名前「伊予国」にちなみ、「東予(とうよ)」「中予(ちゅうよ)」「南予(なんよ)」の3つのエリアに分かれます。東予は、今治タオルなど有名な繊維ブランドをはじめ、四国の工業を牽引するエリア。中予は日本最古の温泉として有名な道後温泉街をはじめとした歴史文化の拠点として栄えています。南予は広大なジオパークや渓谷、牧場など、豊かな自然の景観が楽しめるのんびりとしたエリアです。
ちなみに、野球ファンであれば愛媛県に愛着がある人は多いのではないでしょうか。愛媛県の出身で「俳句の父」と言われた俳人、正岡子規は、無類の野球ファンでありプレイヤーとしても有名でした。「直球」「打者」「走者」「飛球」など、今でも使われている多くの野球用語は、子規が日本語に訳したものと言われています。愛媛県は野球のほか、全県でスポーツを盛り上げる動きが盛ん。特にサイクリングには力を入れていて、瀬戸内海の島々をつなぐ世界的に有名な「しまなみ海道サイクリングロード」をはじめ、海、山、川、森などの大自然や歴史文化遺産など、見どころがいっぱいのサイクリングロードがたくさんあるんですよ。
もちろん、海と山に恵まれた自然に育まれた豊かなグルメも愛媛の自慢。たくさん運動をして、おいしいものをたくさん食べて。愛媛県に移住したら、心身ともに健康になれそうです!

愛媛県の人って、こんな人!

温暖な気候で、比較的災害も少ない愛媛県。穏やかな環境で育った県民性は、温和でおっとりしていると言われています。また、野球など団体競技を愛する気質から、仲間意識が強いとも言われているんですよ。チームワークが得意で、人の心をくみとって行動する力がある人が多いのも、愛媛県民の魅力です。
また、愛媛県は3つのエリアに分かれることはお伝えした通りですが、それぞれに県民性が異なるとも言われています。
関西に近い東予地域は、工業が発達したことから商売上手が多く、流行りや新しいものに敏感で、アクティブな人が多い傾向があります。中予は城下町ならではのコミュニティが発達し、争い事をきらう平和主義者が多いと言われます。南予は豊かな自然に恵まれ、のびのびとした暮らしを楽しむ、陽気な人が多いです。移住先を決める時の参考になりそうですね。

全国主要都市からの直通アクセスが充実。近郊からは特急、高速バスが便利

愛媛県へのアクセスは意外と便利。空の玄関口、松山空港へは東京、大阪、名古屋、福岡、札幌、鹿児島、沖縄から直行便が飛んでいます。新幹線もありますが、例えば東京から愛媛へ移動する場合、新幹線のぞみと特急しおかぜを乗り継ぎ、約6時間かかる一方、飛行機の場合は松山空港まで羽田空港から約1時間20分。大阪からは、同じく新幹線と特急を乗り継ぐ場合は約3時間半、飛行機だと約50分。新幹線から特急への乗り継ぎがあるので、時間の面だけで考えると飛行機が便利かもしれませんね。ちなみに松山空港から市街までは、リムジンバスで15分の距離です。
また、近県からは特急電車や高速船・フェリーの便が充実しているので、隣県や本州への旅も気軽。瀬戸内海ならではの海の便は、風情があっていいものですよ。

現地スタッフが推す!愛媛県に行ったら外せないスポットと激ウマグルメ

愛媛観光の魅力は、歴史と文化を感じられる日本らしい観光地と、家族みんなで楽しめる自然のアクティビティが近隣に共存しているところでしょう。比較的晴天の日が多いので、アウトドア遊びに目覚めそう!移住したら堪能したい、愛媛県ならではのスポット&グルメをご案内します!

「千と千尋の神隠し」のモデル。日本最古の温泉「道後温泉」
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約3,000年前に開湯。日本最古と言われる温泉です。『古事記』『日本書紀』にも登場した由緒ある湯は、聖徳太子が「伊予の湯(道後温泉)の有様はまさに天寿国」と称賛したという伝瀬もあるほど。また、夏目漱石の小説『坊っちゃん』にも登場するなど、古くから多くの著名人に愛されてきました。最近では、スタジオジブリの名作「千と千尋の神隠し」の作画モデルになった場所としてもファンに大人気です。
その歴史を感じる外観だけでなく、泉質もお墨付き。なめらかで肌にやさしいお湯は「美人の湯」として評判です。
また、道後温泉本館をはじめとする2か所の外湯、さらには無料で利用できる足湯や手湯もあるので、温泉街を散歩しながら天下の名湯を存分に堪能できます。周辺には、活気あふれる商店街や風格漂う温泉宿などが集まり、道後温泉本館を中心にしたひとつの街が作られています。

「ポンジュース」のふるさと。愛媛のかんきつ類は日本一の生産量
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総務省・農林水産省が発表しているデータによると、愛媛県はかんきつ類全体の収穫量が日本一。しかもこの順位は、統計調査で確認できる昭和49年から続いており、42年連続で全国1位なのです。その種類はほどよい甘さと酸味の「温州(うんしゅう)みかん」や、爽やかな香りの「いよかん」など約40品種。それぞれの収穫時期が異なるため、年間を通じてさまざまなかんきつを味わえるのは愛媛県ならではの楽しみですね。
全国的に有名な「ポンジュース」も愛媛県で生まれました。ポンジュースを販売するえひめ飲料が開発した「みかんジュースが出る蛇口」は、愛媛県内各地のイベント会場などで体験することができます。学校給食も、牛乳のほか、みかんジュースが提供されることも多いです。さすがみかんの街ですね!

「世界7大サイクリングロード」を走ろう!「しまなみ海道サイクリングロード」
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日本初の「海峡を横断できる自転車道」として整備された「しまなみ海道サイクリングロード」。瀬戸内の自然と文化が感じられる島々を結ぶ海の道は、国内だけでなく、世界中の「サイクリストの聖地」として知られています。その証拠に、アメリカCNNのトラベル情報サイトで「世界7大サイクリングロード」に選ばれ、フランスのミシュランガイド誌では1つ星が与えられました。
サイクリングの出発点は、来島海峡大橋のたもとにある「サンライズ糸山」。レンタサイクルを借りることもできますし、宿泊施設も併設されているので、全国だけでなく世界から訪れるサイクリストの拠点にもなっています。ここでコース情報を収集してからスタートしたら、存分に瀬戸内の景色を楽しむサイクリングに出かけましょう!
道中は車の交通量が少なく、自転車専用の「ブルーライン」や「サイクルオアシス」などが充実しているため、初めて走る方でも安心!海岸沿いの景色とのどかな風景を眺めながらのサイクリングは、心も体もすっかりリフレッシュできますよ。

移住者に人気の愛媛県の魅力まとめ

宝島社が発行する『田舎暮らしの本』(2021年2月号)で発表された「2021年版 住みたい田舎ベストランキング」において、東予地域の中心都市である愛媛県西条市が総合・若者・子育て・シニア4つすべての部門において全国1位を獲得しました。また、若者世代が住みたい田舎部門は昨年に引き続き全国1位となり、2連覇を達成!
ブランド総合研究所が毎年行う「47都道府県の魅力度ランキング」では愛媛県のランキングはさほど高くないものの、こうした市町村単位でのランキングになるとグンと注目度が高まるのは、愛媛県の市町村における自治体制が整っている証拠。ひとつひとつの魅力的な自治体が集まり、魅力的な県を形成しています。
派手なアピールポイントはないけれど、住む人の満足度が高く、気候が温暖で災害が比較的少なく、食べ物がおいしい。そんな場所が、移住するとしたら一番居心地が良いのかもしれませんね。
移住についてお仕事や住まいで知りたいことがあれば何でも、現地スタッフが移住をとことんサポートできるアウトソーシングに、ぜひ一度ご相談ください。住居付きのお仕事もあるので、「お試し移住」を検討することもできますよ!現地に詳しいスタッフが全力でサポートいたします!