2021.07.28

ものづくりの仕事にはどのような種類がある?新しいものを生み出す魅力とは

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はじめに

「ものづくり」と聞くと、どのような仕事を浮かべるでしょうか?工場勤務や建物の建設などきついイメージを浮かべる人もいるでしょう。しかし、具体的な仕事の種類はあなたが思っている以上にたくさんあります。この記事ではものづくりの仕事の種類や、魅力、将来性について紹介します。

ものづくりをする仕事とは?

私たちの身の回りにある「もの」をつくる仕事には、たくさんの種類があります。例えば、お菓子や缶詰めなどの食品、スマートフォンやパソコンなどの機械、その他にも家具やシステム、芸術作品など、さまざまな分野で新しいものが生み出されています。
また、ものづくりに関わる仕事は実際にものを制作、製造するだけではありません。製品の企画や研究、販促もものづくりの仕事のひとつです。

日本とものづくりの関係

日本は長い間「ものづくり」により経済を発展させてきました。戦後は、機械や自動車など製造業の分野が世界的にも注目され、日本は「ものづくり大国」ともよばれてきました。
しかし現在、ものづくりの現場で働く人材は不足しており、国からものづくりの仕事への支援も行われています。
例えば、厚生労働省は若い技術者を育てるために「ものづくりマイスター制度」を施行しています。
ものづくりに関して優秀なスキルや経験を持つ「ものづくりマイスター」が、中小企業や学校などで自分のスキルを未来の技術者に伝えて育成する制度です。
その他にも、中小企業庁は「ものづくり・商業・サービス生産性向上促進補助金」で企業を支援しています。
このように、国は育成面と金銭面の両方から「ものづくり」を支援しているのです。

ものづくりの仕事の魅力
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ものづくりの仕事にはたくさんの魅力があります。
例えば、スキルが向上すれば製品の質は向上し、自分の成長が目に見えて実感できます。そうすれば、ものづくりへのモチベーションも、より高まります。また、社会貢献によるやりがいも魅力です。自分が製造に関わった商品が世の中に出回り、たくさんの人に愛されているのを見れば、大きな喜びを得られるでしょう。
働き方の面でも魅力があります。そのうちのひとつが、仕事と生活のバランスのとりやすさです。多くの場合、工場や建設の現場はシフト制、もしくは作業時間が決まっています。そのため、休みの日程が組みやすくプライベートも充実します。
このようにものづくりは、仕事と生活両方の面で魅力あるお仕事です。

ものづくりの仕事の種類

ものづくりにはさまざまな種類があります。その例を紹介します。

金属の製造、加工業

金属に関わる仕事は、金属プレスや溶接工、金属加工などさまざまです。金属の溶接やNC旋盤による金属加工により、ものづくりに必要な部品をつくります。

食品の製造、加工業

食品業界ではお弁当、パン、缶詰等の調理や食材の加工等をおこないます。その他にも、商品の企画、開発、製造、品質管理までさまざまな仕事があります。食品は人が口にするため、衛生管理には非常に気を使っている業種です。

建物の建設、木材の加工

ビルやマンションの建設現場には、コンクリート工や鉄筋大工、塗装工などの職種があります。その他にも、建物の設計士や施工管理業務、建設に使用する木材を加工する製材業が関わります。

機械の製造

機械はとても幅広い分野をカバーします。飛行機や自動車の製造、パソコン、スマートフォン、カメラなどの電子機器の製造、精密機械の組み立てもすべて「機械」に含まれます。この業界の業務は、製造装置のオペレーターや手作業による組み立て、検査、梱包などさまざまな種類があります。

ものづくりをする仕事の将来性
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ものづくりの仕事は、将来的にも安定して働ける業種のひとつです。なぜなら、製造装置の自動化技術やAI技術が発展しても、人の仕事はなくならないからです。
例えば、新しいことを発明したり、考えたりするような、作業はAIよりも人間の方が得意です。そのため、製品の企画や研究など考えることが重要である業務は人からAIにとって変わることはないでしょう。
また現在の技術では、複雑で細かな作業を機械でやるのは難しく、人の手で行ったほうが早い作業もたくさんあります。そのため、精密機器の組み立てや製造装置のメンテナンスには、人の手が必要になります。
さらに製造業は人手不足なため、高度な技術をもつ人材は重宝されます。経済産業省「製造業における人手不足の現状および外国人材の活用について」によると、製造関連の業界の大企業・中小企業の94%以上が人手不足を課題に抱えています。

参考:経済産業省「製造業における人手不足の現状および外国人材の活用について」

このように、技術が進化しても製造業には人手が必要です。そのため新しいアイディアや、それをつくる「ものづくり」の仕事は、今後も日本を支えていく仕事になります。

まとめ

この記事ではものづくりの仕事の種類や魅力をお伝えしました。生活を豊かにできるものづくりの仕事に興味を持った方は、興味のある分野でものづくりの仕事を探してみてください。
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