2021.03.02

日用品は日常生活に必須!工場ではあなたの知っている製品をあつかえるかも?

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はじめに

朝起きて顔を洗い、歯をみがき、トイレに行き、洗濯した服を着て会社に出かける。このような普通の日常生活をおくるうえで、洗顔フォームやトイレットペーパーをはじめとする日用品は欠かせません。私たちの生活を支えるため、工場では数多くの日用品が作られています。
日用品を作る工場はどのような場所で、どのような仕事があるのでしょうか。日用品工場で仕事をはじめるうえで気をつけるべき点はあるのでしょうか。
今回の記事では、日用品業界や日用品工場での仕事についてくわしく解説します。

日用品は生活に欠かせない! 大手メーカーの海外進出により業界は更に成長!
日用品はせっけんや洗剤、紙類など

日用品とは、私たちが生活するうえで必要な品物のことです。生活用品ともよばれます。
日用品には、からだを洗ったり手入れしたりするもの(せっけんやボディーソープ、シャンプー、ハンドクリームなど)、衛生用品(紙おむつ、トイレットペーパー、ティッシュなど)、洗濯用洗剤、芳香剤、歯みがき粉など、さまざまな種類があります。どれも毎日使うものであり、なくなる前に買い足している人がほとんどではないでしょうか。

日用品の需要はなくならない

日用品は生活に必須であるため、景気が悪くなったとしても日用品を買わない人はいません。そのため業界としては安定しています。また、最近の日本では、少子高齢化にともなって高齢者用の生活用品(大人用紙おむつなど)の売り上げが大きく伸びています。必要とされる日用品は時代のニーズに応じて変化しているのです。
日本の大手日用品メーカーとしては、花王やユニ・チャームなどがあります。各社は中国やアジアなど、これから人口が増えそうな国に積極的に進出しています。日本の紙おむつは肌ざわりがよく安全性も高いため中国で非常に人気があり、日本企業が現地で紙おむつを作るといったケースも増えています。
海外への進出により日本の日用品メーカーはよりいっそう成長し、日用品工場での求人はこれからますます増えるでしょう。

日用品工場では、日用品の製造や検査、倉庫内でのピッキングや梱包などを行う!
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日用品工場の仕事内容

日用品工場での仕事内容は、日用品の製造や検査、倉庫内でのピッキング(必要な品物をあつめる仕事)や梱包などです。日用品の原料(洗剤を作るための薬品など)を運ぶ作業もあります。
日用品の製造には、洗剤や芳香剤などを調合(薬品を混ぜて製品を作ること)したり、容器にラベルを貼ったり、容器に付属品を取り付けたり、完成した製品を包装したりといった作業があります。ティッシュやシャンプーのような片手で持てる軽い製品をあつかう場合も多く、女性もたくさん活躍しています。
日用品の検査では、製品に傷やよごれがないか目視で検査したり、検査結果をパソコンに入力したりします。検査はすわって行う場合が多いようです。

日用品工場では倉庫での仕事も多い

日用品工場の倉庫では、作った日用品を仕分けて倉庫の棚に置いたり、棚から必要な製品をピッキングして梱包したり、といった作業をします。梱包した段ボールにラベルを貼って車やベルトコンベヤーに載せるといった出荷作業もあります。倉庫での仕事は、製造や検査と比べて動き回ることが多い仕事です。洗剤などの液体製品をあつかう場合は重いので体力が必要ですが、トイレットペーパーなどの軽い製品であればそこまで大変ではありません。

日用品工場は空調が完備されている場合も多い! 検査はクリーンルームで行うことも
いつも使うものだから、知っているメーカーの工場で働ける

私たちは日々さまざまな日用品を使っています。そのため日用品工場で働く場合、自分が知っている商品やいつも使っている商品をあつかう機会があるしれません。名前を聞いたことがあるメーカーの工場で働ける可能性もあるでしょう。
日用品工場は冷暖房が効いている場合が多いことも特徴です。夏でも冬でも快適に作業できるため、非常に働きやすいといえます。

クリーンルームでの仕事は快適

できあがった日用品を検査する仕事は、製品に細かいほこりなどが入らないようにクリーンルーム(空気をきれいにした部屋)で行う場合もあります。クリーンルームでは、自分のからだについたよごれが室内に入らないよう、全身をおおう防護服のようなものを着て作業します。クリーンルームも空調が効いているので、防護服を着ていても暑くはありません。
日用品工場での仕事にはマニュアルが用意されている場合が多いため、経験がなくても心配ありません。先輩から仕事を教わりつつ、1人で作業ができるようになるまでがんばりましょう。

未経験でも日用品工場で働ける!コツコツと丁寧に仕事ができる人は重宝される
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歩き回るので適度な運動にもなる

日用品工場では、20代~60代のさまざまな年齢層の人々が働いています。未経験者でも問題はなく、マニュアルに沿ってコツコツと丁寧に作業ができれば問題ありません。
日用品工場では、自分が知っている商品をあつかえる場合もあります。普段からさまざまな日用品を比較したり、日用品をよく購入したりしている人であれば、楽しく仕事ができるでしょう。
日用品工場には基本的に匂いはありませんが、洗剤や芳香剤などを調合する仕事の場合は薬品の匂いが気になるかもしれません。洗剤やシャンプーなどの匂いにびんかんな人は注意しましょう。
工場には原料や製品を運ぶ作業もあるため、フォークリフトの資格があると有利です。フォークリフトの資格は短くて2日間、長くても5日間で取得できます。日用品以外の工場でもフォークリフトの資格は重宝されるため、可能なら取得しておくといいでしょう。

まとめ

日用品を作る工場にはどんな仕事があるのか、日用品工場はどのような場所なのか、どんな人が日用品工場での仕事に向いているのか、などを解説してきました。
私たちの生活から日用品が消えることはなく、これからも時代のニーズに合わせてさまざまな製品が登場するでしょう。そのような製品をあつかう日用品工場での仕事は、非常に面白くやりがいがあるものです。
日用品工場にはさまざまな求人があります。ぜひ一度、日用品工場の求人を検索してみてください。