2021.02.19

金属製品業界はいろんな人が働いている!仕事内容や向いている人を紹介

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はじめに

金属製品の業界には、日本のものづくりを支える企業がたくさんあります。日本の金属製品業界は、世界的にみても質のいい製品を作ることで知られています。
多くの人が金属製品業界で働いていますが、すべての仕事に特別なスキルや資格が必要というわけではありません。未経験から活躍している人もたくさんいます。
今回は金属製品業界の動向、仕事内容、どんな人に向いているかを紹介していきます。

技術力が高い日本の金属製品業界は安定している
さまざまな場所で使われる金属

金属製品業界は、鉄や非鉄金属を原材料とした製品を作っています。例えば缶詰の缶、スプーンやフォークなどの食器、工作機械の刃物、ドライバーやペンチなどの工具類などです。ほかには建築で使うサッシのほか、鉄骨やシャッターのように大きい製品からねじなどの小さな部品まであります。
金属製品の生産量はリーマンショックで一度おちこみましたが、ゆるやかに上昇し、現在は回復しています。金属製品はいろんな業界で使われていて、自動車の金属部品ならば自動車業界、鉄骨ならば建設業界に出荷されます。

アジアの勢力が伸びているが日本も好調

近年では、コストの安い中国やアジア地域の企業がのびています。しかし国内企業は高い技術力を武器に安定して成長しています。各社、業績をのばすために工夫していますし、製造現場では機械化やIT化をすすめ、効率よく、かつクオリティの高い製品を作っています。これからも安心して働ける業界のひとつです。

ライン作業だけじゃない!金属製品工場の仕事 
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金属製品工場の仕事内容を紹介します。会社によっては、もっと細かく分かれていることもあります。逆に一人でいくつかの仕事をするケースもあり、会社の大きさや作っているものによって変わります。
〇受け入れ、在庫管理
受け入れとは、製品のもとになる材料を受けとる仕事です。発注した分がとどいているか、中身はあっているかを確認します。在庫管理とは、どこに何がいくつあるのかを管理する仕事です。
〇配ぜん
配ぜんは、現場で使う材料や部品をとどける仕事です。作業者は持っていく場所や数量をまちがえてはいけません。会社によっては、材料や箱にバーコードなどをはって、スマートフォンや専用の機械で管理していたりします。
〇加工、組み立て
ライン担当者は、金属の板や棒をフライス盤や旋盤などの工作機械で加工します。製品によっては、ほかの部品と組み立てをします。溶接やめっきは資格が必要ですが、ほとんどの仕事はマニュアルやトレーニングがあり、資格がなくてもできることがほとんどです。例えば「金属の材料を加工機にセットし、加工が終わったらとりだす」のような仕事が多くあります。
〇検査
検査とはできあがったものが寸法どおりになっているか、仕様を満たしているか確認する仕事です。製品を見た目でチェックしたり、測定器や専用の道具を使います。
〇梱包、出荷
梱包とは、検査された製品を箱につめたり、緩衝材(プチプチなど)でつつんだりする仕事です。担当者は、宛先がかかれた用紙をはりつけたり、製品を決められた集荷場所におきます。

安全第一の仕事環境!安心して働ける金属製品工場
工場は全国にあり、さまざまな仕事がある

金属製品の工場は全国にあります。従業員は工場内で仕事することが多いでしょう。
受け入れの担当者は、工場内のトラックドックで仕事します。配ぜん担当者は、工場内を移動することが多くなります。検査は、一定の温湿度に保たれている部屋で行われます。
各工場は、安全にとても気をつけています。散らかっていて足をひっかけて転んだりすると、とても危険なため、職場はきれいに整理整頓されています。また、重いものを持つときは専用の機械を使うため、力仕事はほとんどありません。加工や組み立ての担当者がケガをしないように、作業台の高さはちょうどいい姿勢をとれるように調整されています。工作機械のまえにイスに座りっぱなしで作業する職場もあります。
工場は空調がきいている場所も多く、特に暑くなりやすい場所では、スポットクーラーなどを使い気持ちよくすごせるように工夫されています。

安全のため服装のルールがある場所もある

従業員は、機械に服をひっかけてケガをしないように作業服をきます。また安全のために髪の毛をむすんだり、帽子をかぶるよう決められているケースも多いです。事故を防ぐためのものなので、必ず守りましょう。
食堂がある工場では、従業員は昼食や夕食を取ることができます。休憩所や喫煙所があるケースも多いですが、工場によってちがうため、どのような設備があるのか確認するといいでしょう。

年齢層も広く、いろんな人が働いている金属製品工場
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金属製品工場はマニュアルどおりに正しく作業できる人に向いています。手先が器用な人だと、検査や組み立てなど、細かい作業が多い場所で力をはっきできそうです。
男性、女性を問わず、多くの人が働いています。また年齢層も20~50代と幅広く、働き方をふくめ、色んな人が働いています。
工場の勤務時間は、始まりと終わりの時間が決まっていて、部署や働き方によっては定時で帰れる人も多くいます。そのため、家族の送り迎えなどの予定も立てやすく、子供の世話や高齢のご家族のサポートをしている人も働きやすい職場です。

まとめ

金属製品業界の動向、工場での仕事内容について紹介してきました。未経験の人が安心して仕事できるようにマニュアルが整備されています。工場内はとてもきれいで、働きやすい職場です。勤務時間がきちんと決められているため、仕事と家庭のバランスをとりやすいのも特徴です。気になる方は求人情報を確認してみましょう。

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