2021.02.19

自動車業界は安定した業界!給与と福利厚生が充実して働きやすい自動車工場

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はじめに

自動車は、わたしたちの生活に欠かせないものです。乗って移動するだけではなく、インターネット通販で買ったものを家まで届けたり、食品を産地から近くのスーパーに届けるためにも、自動車が必要です。日本で使われている自動車のほとんどは、国内の工場で生産されています。今回は、自動車業界の今後や工場での仕事、職場のようすについて、紹介します。

自動車は売れてないって聞くけど大丈夫? 実は年間900万台も国内で生産している
個人用の車は減っても業務用の車は好調

ここ数年、若者の自動車離れがニュースになっています。このようなニュースを聞くと、自動車はあまり売れてなくて、仕事もなくなっていくんじゃないかと心配になることがあるでしょう。
しかし、日本ではだいたい毎年900万台の自動車が生産されています。日本には、トヨタや日産、ホンダ、マツダなど世界的に有名なメーカーがたくさんあり、自動車業界は日本を代表する業界の一つです。
自動車メーカーの工場の近くには、アイシンやデンソーなど関連する部品メーカーが集まっています。トヨタなら愛知、日産なら神奈川と栃木、マツダなら広島など、それぞれの地域を支えています。

次世代自動車の需要も伸びる

また、自動車は進化を続けており、AIがかわりに運転をしてくれる自動運転や、スマートフォンのようにネットワークにつながったコネクテッドカーなどの新しい技術が開発されています。将来的にはガソリン車が減り、ハイブリッドカーや電気自動車が増えていくことが予想されています。
このように、新しい技術が使われた自動車が開発されているため、買い替えを考える人も多くいるでしょう。個人で自動車を持つ人は減っても、インターネットショッピングを支える物流などは伸び続けており、商用車の需要は大きく減ることはありません。そのため自動車は、今後も安定して生産され続けていくと考えられています。

自動車工場の仕事は溶接や塗装だけではない!検査や品質試験部で活躍する女性も!
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自動車工場にはさまざまな仕事がある

自動車工場では、どのような仕事をするのでしょうか。
自動車のボディを溶接したり、組み立てたりする仕事をイメージする人が多いかもしれません。実際に、溶接や組み立てが多いため、自動車以外の工場だったとしても溶接や塗装の経験があると、スムーズに仕事を覚えられます。
溶接や組み立て以外にも、検査や性能を確認するための試験など、やりがいのある仕事がたくさんあります。例えば、ボディの外観検査では細かいチェックが必要で、このような部門では活躍している女性も多くいます。
自動車やその部品には、大きくて重いものをあつかうケースも少なくありません。自分の力でこれらを持ち上げるのは大変ですが、多くの自動車工場では、作業者が一人で持ち上げてもいいのは「20kgまで」など、人のからだに無理がない範囲が決められています。決められた重さ以上のものを持たなければいけない場合には、複数人で持ち上げたり、機械で持ち上げたりするため、体力や力に自信がなくても心配ありません。

生産ライン以外の仕事もたくさんある

また、工場での仕事は生産ラインに入るものだけではありません。生産量などを管理するようなパソコンを使う仕事もあり、WordやExcelができると活躍できます。工場は、暑かったり、重いものをあつかったりするイメージがありますが、そういう職場ばかりではありません。作業者に冷たい風が当たるように工夫している場所も多く、働きやすい職場が多いです。
一方で、新車の発売タイミングには、普段よりも自動車の生産台数を増やさなければいけません。夜勤や残業があることも多く、仕事をきつく感じる可能性もありますが、その分給料も多くなるので、がんばった分の成果を実感しやすいでしょう。
このように、自動車工場にはさまざまな仕事があります。高い品質を保つため、誰でも同じ作業ができるようにマニュアルがしっかりしていて、仕事は覚えやすいでしょう。初めてでも心配ありません。

自動車工場は働きやすい環境が整っており正社員への道も準備されている
給料が高めでしっかり稼げる

自動車メーカーでは、正社員だけでなく、派遣社員や期間工など全ての人が、安全で働きやすい環境づくりに取り組んでいます。
ほかの業界と比べると給与の水準が高く、福利厚生も充実しているのが特徴です。例えば、有休を取りやすかったり、働いているメーカーのレンタカー代が割引になったりするケースもあります。
多くの自動車工場では、派遣社員や期間工も入れる寮が準備されていて、それぞれの寮から工場への送迎バスが出ています。また寮の家賃は無料か、かなり安い場合が多いので、生活しやすい環境でしょう。

正社員登用の道も豊富

働きやすいだけではなく、仕事にしっかり取り組んで活躍をしていれば、正社員への道もきちんと準備されています。正社員になれば、年2回のボーナスに加えて、条件のいい福利厚生を使えるため、多くの人が正社員になるための試験を受けています。

自動車好きにおすすめ!溶接やフォークリフトの資格があれば活躍できる
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自動車工場で役に立つ資格もある

自動車工場にはさまざまな仕事が用意されているので、自動車業界でなくても、工場で働いた経験があれば、それをいかして活躍できます。例えば、塗装や溶接、フォークリフトの資格を持っていると、早いうちから活躍できる可能性が高いです。

自動車業界の仕事はやりがいも豊富

給与の水準が高いため、短期間でしっかり稼ぎやすいのも特徴です。バックパッカーとして旅をするために、期間工として短期間でしっかり稼ぐという人もいます。また自動車好きの人にとっては、自分が好きな車種が作られていくところを見たり、まだ発売されていない新車を工場で目にすることもあるため、給料以外の楽しみも感じられるでしょう。
自動車工場では、一緒に働く仲間が少しでも働きやすくなるように、職場の改善を繰り返していく雰囲気があります。そのため自動車工場での仕事を経験することで、改善するスキルが身につき、ほかの業界にいっても活躍できるようになるでしょう。

まとめ

日本の自動車メーカーは世界的にも評価が高く、毎年900万台くらいの自動車が生産されています。自動車業界の今後を心配するような声もありますが、大きな心配はなく安定している業界でしょう。給与水準や福利厚生が、ほかの業界よりもいいのは魅力です。仕事がきついイメージがありますが、実は働きやすい職場が多く、長く働き続けられる環境がととのっています。自動車好きな人や仕事を効率よくするスキルを学びたい人には、おすすめの職場です。

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