三重県×いなべ市
三重県最北端。名古屋市から30km圏内に位置し、岐阜県と滋賀県にも接しているいなべ市。大手不動産販売メーカーのまとめ(※1)によると、いなべ市は、2020年の住みよさランキングで県内1位の評価を得ています。特に「富裕度」の項目は評価が高く、全国でも23位にランクイン!「人口当たり法人市民税」は全国28位、「1住宅当たり延べ床面積」は全国55位という数字から「業績が良い企業とその雇用があり、住宅が比較的安い」と言うことができます。「自然環境が豊かな場所で安定した仕事につきたい」と思う人にはぴったりの移住場所と言えるのではないでしょうか。その他「快適度」「安心度」などの項目もランキング上位で、長く住むことを考えた移住者に人気な理由がわかります。
南北に長い三重県の中でもいなべ市は、都市部との距離感も近いので移住初心者におすすめです。現地スタッフが、いなべ市の魅力を徹底解説します!
※1 株式会社東洋経済新報社「都市データパック」等
三重県の北の玄関口に位置するいなべ市は、北に養老山地、西に鈴鹿山脈が走り、中央を流れる員弁川を挟んで田園地帯が広がる緑豊かなまち。山々が生み出す清流は、豊かな土壌を育み、名産品である良質なお米や蕎麦、お茶を育んでいます。
一見すると「何もない田舎」のように思えるかもしれませんが、実はいなべ市は、その豊かな資源を活用し、若い世代のセンスを生かした産業や暮らしの価値を創造しようという取り組みが盛り上がっているんです。
その大きな拠点が「グリーンクリエイティブいなべ」。「いなべ、暮らしを旅する」というテーマで、地元の人たちが自分らしく活躍している場所、コト、モノづくりの情報を発信している地域団体です。イベント運営やタブロイド誌の発行を通じ、地元でしか創り出せないさまざまな価値を、市内外に発信するハブになっています。
こうした取り組みにより、市内には地元の食材を生かしたカフェやレストラン、地元産のおいしいものが集まるマルシェや、家族で楽しめるコミュニティスポットやイベント施設がたくさん生まれています。移住したら、自然と新しさが共存した、いなべのおすすめスポットめぐりをぜひ楽しんでください。
南北に長く広がる三重県の最北端にあるいなべ市。県内でも山間にあり、豊かな自然に囲まれた土地柄、その気質はおだやかでのんびりとした人が多いと言われています。一方で県境に接し、隣県の岐阜、滋賀を始め全国から観光客が訪れる土地柄、社交的で商売上手な一面も。コミュニケーションに慣れていて、人の気持ちを察するのが上手なので、移住者にもとても親切です。
いなべ市は立地的に近畿・東海とどちらの性質も持ち合わせ、かつ自分たちらしい文化を築いています。あまり構えることなく心を開いて接していけばすぐ懐に入っていけるし、地元民の仲間入りができるはずですよ!
名古屋、大阪など他地域へ公共交通機関で行く場合は、三岐鉄道北勢線「西桑名駅」または三岐鉄道三岐線「近鉄冨田」駅が最寄りになりますが、そこまでは路線バスを使う必要があります。ちょっと不便かもしれませんが、ローカルな景色が広がる道中は、風情があるとして観光客の方に人気です。
クルマの場合、名古屋大阪方面へは東名阪高速道「桑名インターチェンジ」から、京都大阪方面へは名神高速道「関ヶ原インターチェンジ」からアクセスできます。市内の道路環境は太平洋側と日本海側をつなぐように、南北に通じる国道306号・365号に加え、2011年に石榑トンネル(国道421号)が開通したことで、滋賀県側からの往来も増え、新たな人の流れが生まれました。現在、東海環状自動車道の工事も進められ、更なる飛躍が期待されています。
養老山地と鈴鹿山脈の間に広がるなだらかな平野に、のどかな田園風景が広がるいなべ市。その豊かな環境が育んでいる景色は、多くの観光客を魅了するアウトドアレジャーの拠点としても人気。いなべ市に移住したくなる、おすすめスポットと絶品グルメをご紹介します!
いなべ市は三重県一のそば産地として有名。そばの開花時期の気温が冷涼で昼夜の寒暖差が大きく、そばの受粉や結実にとって条件の良い気候が揃っています。そこで2002年からそばの栽培、生産を始めたところ、品質の良さが人気となり、県内外に知れわたるようになりました。初夏から秋にかけての新そばシーズンは、そば畑に満開に広がる花がとてもきれいです。
市民による手打ちそば技術の習得も盛んで、数多くの市民が素人そば打ち段位を取得しています。そば祭りへの参加や体験教室などさまざまな活動があるので、興味があればぜひ、そば名人を目指してみませんか?
いなべ市を訪れたら立ち寄らないわけにはいかないお買い物スポット。地元産のとれたて野菜や四季折々の花、手作りのお惣菜やお菓子、パンが並び、市内外からファンが訪れます。体験工房では毎月2回のそば打ち体験教室やフラワーアレンジメント教室など、さまざまな楽しいイベントも開催されるので、地元の人たちとのつながりができます。
イチ押しのおすすめは、新鮮な野菜や果物を使った自家製ジェラート!地元産のミニトマトやかぼちゃなど、ちょっと変わったフレーバーが続々登場するので、毎日食べても飽きません。毎年行われる人気投票では、「さつまいも」「石榑茶(いしぐれちゃ)」「ミルク」が不動の3大人気です。
いなべ市は、百名山としても名高い「藤原岳」、伊勢湾までの眺望が素晴らしい「竜ヶ岳」、滝めぐりの「宇賀渓」、清流沿いに絶景を楽しめる「青川峡キャンピングパーク」など、アウトドアファンの聖地とも言えるスポットの宝庫。2021年には、愛犬と泊まることができるオートキャンプ場「やまてらす」や、デンマークのアウトドアブランドと協業して開発した、日本初となるアウトドアフィールド「Hygge Circles Ugakei by Nordisk」もオープンし、ますます人気が高まっています。
「ガチキャンもゆるキャンもニーズに合わせて楽しめる」と、全国からキャンパーが訪れる人気スポットだけに、移住したらアウトドアレジャーにハマってしまうかも!?
自然環境に恵まれ、自動車産業を中心に安定した雇用も期待できるいなべ市は、若い世代はもちろん子育て中のファミリー世代からも移住人気が高い場所。その理由は環境の良さはもちろん、行政による充実した移住、子育て支援にもあるんです。
例えば移住支援では、三重県外からいなべ市へ移住する方々が市内の空き家等を改修して住む場合にかかる工事費用等について、最大100万円を補助する制度「空き家リノベーション支援事業」や、無料の耐震診断や、補強設計費用や補強工事・リフォーム工事費用に対して補助金を交付する「いなべ市木造住宅耐震支援制度」を整備。
子育て面では、「次世代育成支援地域行動計画」を策定し、子育て支援をいなべ市の最重要課題と位置づけ、子供の年代に合わせたさまざまな助成や取り組みを実施。特に、子育て支援センターの充実には力を入れていて、同じ地区や同年齢の親子と交流できる場を積極的に紹介しています。子育ては休みのないマラソンのようなもの。ストレスや孤独を感じたり、精神的に追い詰められたりしてしまうパパ&ママをなくし、皆で子育てできるような環境を整えることが、住みやすいいなべ市を作る上で欠かせない支援だと考えています。
その他、住まいや仕事のことなど、いなべ市への移住で気になることがあれば、ぜひアウトソーシングに一度ご相談ください。現地スタッフが移住をとことんサポートします。