2021.10.08

鹿児島県

地元愛が強い都道府県ランキング2位!鹿児島県の魅力とおすすめポイントを現地スタッフが徹底解説!
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ブランド総合研究所が2019年に行った調査「地元愛が強い都道府県ランキング」によると、鹿児島県は北海道に続いて2位。しかも鹿児島県は年々その順位が急上昇しています(2017年16位、18年11位、19年2位)。
同調査によると、地元の人たちが鹿児島を愛する理由がぐんぐん高まっている理由は「誇れるお土産や特産品があること」「誇れる歴史人物・著名人などが多いこと」。確かに特産品では、昨今のかき氷ブームで鹿児島のご当地アイス「白熊」が全国的に注目されたり、歴史人物では、NHK連続テレビ小説「あさが来た」で人気俳優のディーン・フジオカ氏が演じた五代友厚のお膝元として鹿児島県に熱い視線が集まりましたね。NHK大河ドラマ「西郷どん」の舞台としても有名になりました。
また、移住先としても鹿児島県は全国的に人気です。ふるさと回帰支援センターの調査(2018)によると、鹿児島県霧島市は「移住者数九州1位」「住みたい温泉地全国1位」のダブルタイトルを獲得。2007年から年に2回、市が開催している2泊3日の「移住体験ツアー」には、2017年までに68組112人が参加し、そのうちなんと 12組23人が実際に移住しています!ツアーに参加した人の実に5人に1人が移住を決めた計算になります。
都心から遠いイメージがある鹿児島県ですが、遠いだけに本州とは全く違う自然環境や生活文化にどっぷり浸れることまちがいなし!鹿児島県の魅力について、現地スタッフがおすすめポイントを徹底解説します!

九州の南端。亜熱帯気候に育まれたワイルドな風土が魅力
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鹿児島県ってこんなところ

鹿児島県は九州の最も南に位置し、亜熱帯の森やサンゴ礁など豊かな自然にあふれた県です。総面積は約9,188平方キロメートルで全国第10位、2,643キロメートルの長い海岸線を持ち、太平洋と東シナ海に囲まれた南北約600キロメートルにわたる広大な県土を有しています。年間の平均気温は全国2位の18.9℃と高く、暮らしやすい温暖な気候です。ただ、鹿児島県は南北約600kmの大きさがあり、内陸や海沿い、島の気候など、その環境条件が他の県に比べ複雑。移住を検討する際は、地域ごとの気候をチェックしてみる必要がありそうです。
鹿児島と言えば「桜島」や「屋久島」「奄美群島」など、自然の迫力を感じることができるワイルドな島を思い出す人もいるのではないでしょうか。手付かずの雄大な自然が残る離島は鹿児島の財産とも言える天然資源。本県総面言の約28%は、種子島、屋久島、奄美群島言どの離島で、28の有人離島があるんですよ。数ある島の魅力については、後ほど詳しく紹介しますね!
また、鹿児島へ移住する人が特に魅力を感じるのは食の充実度。かごしま黒豚、鹿児島黒牛、黒酢、黒糖、焼酎、さつまあげ、さつまいも、カツオなど、鹿児島には全国的に有名なブランド食材がいっぱい。移住したら毎日料理をしたくなりそうですね。

鹿児島県の人って、こんな人!

鹿児島県民の方言で「ぼっけもん」という言葉があります。これはいわゆる「薩摩隼人(さつまはやと)」の勇敢で豪快な人柄を表しています。鹿児島県は、かつて薩摩藩の下級武士の出身でありながら明治維新を牽引し、歴史に名を刻んだ西郷隆盛、大久保利通を生んだ土地。その県民性はまた、男女ともに物事を切り開くような新しい考え方を好むと言われています。
鹿児島県民を表す言葉でもうひとつ特徴的なのが「焼酎気質」というもの。一気に酔いやすい一方で、覚めるのも早いと言われる焼酎になぞらえ、熱しやすく冷めやすい鹿児島県民の気質を表現しています。
一方で、桜島の火山灰に覆われ、土地が痩せて米などの主要な農作物が育ちにくかった土地柄、鹿児島では昔から地元の人たちが協力しあい、何事にも我慢とゆずりあいの心を持って暮らしてきたという背景もあります。そのため、ご近所づきあいが密で、上下関係に厳しいという一面は確かにあります。
でも、それは面倒なことではなく、地元で安心して暮らしていくための地域の知恵。移住者に対しても、まるで地元で生まれ育ったかのようなコミュニケーションで迎えてくれるのは、鹿児島県民の優しさと捉えましょう。

意外に近い鹿児島。九州新幹線鹿児島ルートの開通で、博多からは1.5時間

本州からはかなり遠いイメージがある鹿児島県ですが、飛行機、新幹線、高速バスともに意外に交通の便が充実しています。
飛行機は、東京(羽田)、大阪(伊丹・関空)、愛知(中部)、静岡、神戸、沖縄のほか、鹿児島県内の離島への便が飛んでいます。鹿児島県内の離島への便は、地元住人の生活インフラともなっており、予約がすぐ埋まってしまう可能性があるので注意してください。
意外に便利なのが新幹線です。2011年に九州新幹線鹿児島ルートが全線開業し、鹿児島から青森まで日本列島の南北が大きな動脈で結ばれました。これにより、鹿児島中央~博多間は約1.5時間に短縮。鹿児島中央~新大阪間は約4時間で結ばれるようになりました。
高速バスは大阪、福岡、長崎、熊本、大分、宮崎間を運行。九州内の移動はリーズナブルなバスもいいですね。また、フェリーは神戸、大阪、天草、熊本間を運行。風情があり、おすすめです。

現地スタッフが推す!鹿児島県に行ったら外せないスポットと激ウマグルメ

鹿児島県へ移住を決める人が最も多くあげる理由は「景観の美しさ」。1993年に日本で初めて世界自然遺産に指定された屋久島をはじめとした美しい離島群や、雄々しい桜島を臨む海沿いの街、内陸の山間部など、どこへ行っても本州とは全く異なる美しい自然と、そこで育まれたおいしい食べ物に出会えるはず。移住したら堪能したい、鹿児島ならではのスポット&グルメをご案内します!

鹿児島県のシンボル。「桜島」&「鹿児島の離島群」
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鹿児島と言えば、そのシンボルとして愛されているのが「桜島」。現在も噴火が続く活火山で、鹿児島の暮らしはこの桜島との共存なしには語れないと言ってもいいでしょう。鹿児島県内のさまざまな場所から臨む火山の景色は、鹿児島県民の心のよりどころです。桜島へは鹿児島港からフェリーで15分ほどで移動でき、近場の観光地としても人気です。
また「鹿児島」という県名にも象徴されるように、多くの離島も鹿児島の独特な景色を形作っています。その数は何と約600島!そのうち、28が実際に人が暮らす有人離島となっています。離島への移住は、自然を目当てに田舎暮らしを計画する人にとってあこがれですよね!四方を海に囲まれ、亜熱帯気候の温暖な島で暮らす毎日は、都会暮らしとは全く異なるリラックスした毎日になりそうです。

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隠れた温泉天国!自宅のお風呂感覚で名湯めぐりが楽しめる
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温泉と言えば、東北や信越など、寒い地域をイメージする人が多いかもしれません。しかし活火山の桜島を有する鹿児島県は、その地熱に恵まれた自然環境から、全国有数の温泉地として知られています。
その代表格が砂むし温泉で有名な「指宿温泉」と、霧島連山の麓、硫黄泉をはじめ多彩な湯が湧く「霧島温泉」です。どちらも鹿児島市内から車で約1時間。ちょっとした観光気分で訪れることができるので、地元の家族連れにも人気です。
他にも、市街地や小さな町でも温泉マークの付いた看板を数多く目にすることができるはず。まるで銭湯のようにそこかしこに温泉が点在するので、「わが家のフロ」感覚で毎日いろんなお湯が楽しめます。また、鹿児島には朝風呂文化が根付いており、早朝からひとっ風呂あびるのが、地元スタイルです。

鹿児島ブランドの証!「黒いグルメ」
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農林水産省の調査(※1)によると、鹿児島県は肉用牛産出額、豚産出額がともに全国1位。九州でも屈指の広さを誇る県土で、さつまいもなど地元産の良質なえさを食べて育った畜産物は、ご存知「黒毛和牛」「黒豚」として、鹿児島産がブランドになっています。「黒さつま鶏」も有名ですね。
他にも、「黒酢」「黒糖焼酎」「黒糖スイーツ」など、鹿児島は「黒」をテーマにした絶品グルメの宝庫。「黒グルメ」は、地元だけでなく、東京が大阪などの首都圏で九州料理を扱うお店でも、ちょっとしたトレンドになり始めています。ぜひ、自分のお気に入りの黒グルメを見つけてみてください!

(※1)生産農業所得統計・作物統計(2017)

移住者に人気の鹿児島県の魅力まとめ

鹿児島は九州の最南端というロケーションも手伝い、正直「便利なところ」とは言いにくい場所かもしれません。ただ、鹿児島県には、都市部から離れているからこそ育まれた、独特な生活文化言あります。鹿児島県の地元愛が強いのは、こうした独自性にあるのかもしれませんね。
また、鹿児島県は、全国的に出生率の高い自治体が多いです。出生率の高い理由は、子育てに対する親族や地域の人からの支援が厚く、昔ながらの「結(ゆい)」の伝統が関連しているのではないかと言われています。個ではなく、地域で子育てをする生活スタイルが定着しているんですね。また、出生率が高いわりには小学校、中学校の1校あたりの子ども数は全国で3番目に少なく、少人数によるきめ細かい指導が実施されています。
さらに医療施設の充実も、鹿児島県の安心な暮らしを支えています。ちなみに、人口10万人当たりの一般病院数は13.1件(2013年)で全国2位。離島を含む広範な地域にわたる医療体制の担保としては、全国でも有数のドクターヘリが運航。救急時にも安心の対応がされています。
時に「陸の孤島」なんて言われもする鹿児島県ですが、最新のトレンドや流行りのライフスタイルはないかわりに、生活に本当に必要なものが揃っています。移住についてお仕事や住まいで知りたいことがあれば何でも、現地スタッフが移住をとことんサポートできるアウトソーシングに、ぜひ一度ご相談ください。住居付きのお仕事もあるので、「お試し移住」を検討することもできますよ!現地に詳しいスタッフが全力でサポートいたします!