2021.10.06

徳島県

スペシャルな自然とスポーツを堪能しよう!徳島県の魅力とおすすめポイントを現地スタッフが徹底解説!
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ブランド総合研究所による「都道府県魅力度ランキング2020」では第46位と、下から2番目という低評価になってしまった徳島県。しかし、徳島県は、兵庫県の淡路島と大鳴門橋でつながれ、関西から四国に入る玄関口で関西圏からのアクセスが良く、その奥には山、川、谷、海などダイナミックな自然が広がっています。他にも、豊かな自然に育まれたおいしい食べ物や、意外に便利な都市機能、充実した子育て環境など、住んでみるとわかる魅力にあふれているのに、県外にあまり知られていないのが、とてももどかしいです!
そこで、知られざる徳島県の魅力を、現地スタッフならではの視点で徹底解説!徳島県に来たらぜひ行きたいスポットやグルメの情報も、お届けします!

四国の玄関口は、IT環境が整備された先進工業エリア!
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徳島県ってこんなところ

徳島県は四国の東部に位置し、人口は約72万人。徳島市に約3分の1の25万人が集中しています。鳴門市は兵庫県の淡路島とは鳴門海峡にかかる大鳴門橋で結ばれていて、関西からクルマで移動する際の四国の玄関口です。
徳島県は山地が約8割を占め、瀬戸内海、紀伊水道、太平洋と3つの海に面し、自然環境に恵まれた県です。鳴門市や徳島市がある東部、太平洋に面している南部、渓谷などのダイナミックな景観が広がる西部に大きく分けられます。
東部は県庁所在地の徳島市など利便性の高い都市があり、大消費地である近畿圏に向けた近郊農業が盛んなエリアでもあります。
南部はウミガメの産地として知られる大浜海岸など、海の魅力がいっぱいに詰まったエリア。サーフィンやダイビングなどのマリンスポーツも盛んです。太平洋型気候で日照時間は長いのですが、雨量が多い地域です。
四国山地のある西部は、山型の気候で冬は積雪がありますが、夏は冷涼で避暑地にもなっています。吉野川の急流を活かしたラフティングなど、アウトドアアクティビティのメッカでもあります。

徳島は自然に恵まれた牧歌的なイメージがありますが、実はIT環境が非常に充実した県です。ケーブルテレビ普及率は9割以上で、このネットワークを活かした高速通信網が県内全域に整備されています。首都圏や関西圏の企業と遠隔地をネットワークでつないで仕事をする「サテライトオフィス」は、徳島から始まったと言われるほど。県の誘致活動もあり、多数のIT企業が徳島にオフィスを構えています。
また、阿南市に本社を置く日亜化学工業を核にして、LED関連企業が徳島県には集積しています。世界のLEDをリードする一大拠点となることを目指す「LEDバレイ構想」が着々と進行していて、さらなる発展が見込めそうです。

徳島県の人って、こんな人!

徳島県は山地が多いので、古くから林業が盛ん。また、天然の藍染料の生産も古くから盛んで、材木や藍を扱う「阿波商人」が江戸時代には活躍していました。大阪など関西経済圏とのつながりも深かったこともあり、徳島県民は意外にも商人気質が強いです。お金にしっかりしていて、そつなく合理的に行動します。約400年の伝統を誇る「阿波おどり」が生まれたのは、商人ならではのエネルギーがあったからこそ、とも言われています。
また、理想の結婚相手は「讃岐男に阿波女」と言われるように、女性は明るくエネルギッシュで、やりくり上手で働き者の人が多いです。それを裏付けるように、女性社長の割合は全国第2位の11%と、徳島の企業の1割以上が女性社長!(※1)一方、男性はコツコツと真面目に仕事に取り組みます。
地域的には、徳島市、鳴門市近郊は都市型の生活を送っている人が多く、サバサバした気質がありますが、それ以外の地域では田舎特有の保守的な一面が、確かに残っています。しかし、徳島県は基本的には温暖で豊かな土地柄なので、穏やかな人が多いです。移住者に対しても、拒絶反応を起こすことなく、受け入れてくれることでしょう。特に女性の底抜けの明るさに、助けられることも多いと思いますよ!

(※1)帝国データバンク「全国女性社長分析調査」2020

関西、中国地方とは陸路でアクセス可能!

徳島県は四国の中でも他地域へのアクセスしやすい県です。関西圏からは大鳴門橋を通っての陸路で約2時間30分。岡山からも、瀬戸中央自動車道で2時間ほどです。東京や九州へは空路が便利。徳島阿波おどり空港からは、羽田空港と福岡空港行きの定期便が運行しています。また、北九州や和歌山を結ぶフェリーも運行していて、和歌山までは2時間で到着します。
四国内は道路網が充実していて、高速バスや自家用車での移動が便利。高知までは約2時間、松山までは約2時間半で到着します。県内は徳島自動車道が東西を横断し、徳島から板野、鳴門へも高速道路が通っています。鉄道網は、東部はJR鳴門線、西部はJR徳島線と土讃線、南部はJR牟岐線が通っていて、中心地の徳島市とつながれています。

現地スタッフが推す!徳島県に行ったら外せないスポットと激ウマグルメ

徳島県には、世界三大潮流の「鳴門の渦潮」、広大な海原が広がる「蒲生田岬」など、ダイナミックな絶景ポイントがいっぱい。100万人以上が集まる「阿波おどり」など、見逃せない伝統行事も数多く残っています。温暖な気候に育まれた農作物、3つの海から穫れる海の幸、渓流や山の恵みなど、豊かな自然があるからこそ味わえるご当地グルメも豊富です!

絶景を下る遊覧船、ラフティングが大人気!「吉野川」
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四国最大級の河川である吉野川。1000メートル級の山々が連なる徳島県西部は、吉野川の上流に位置しています。徳島県三好市の「大歩危・小歩危」は、日本一の激流が生み出した約8kmにわたる渓谷で、大理石の彫刻がそそりたっているかのような絶景スポット。のんびり派には、船頭さんによるガイドを聞きながらのんびり下る「大歩危峡遊覧船」、アクテイブ派には激流を豪快に下る「ラフティング」がおすすめ。特にラフティングは、世界選手権が開かれるほどで、スリル満点!
川遊びを堪能した後は、大歩危祖谷温泉郷でのんびりと。郷土料理の「祖谷そば」は、太く短めの麺が特徴。昼夜の温度差が激しい土地柄、古くからそばの生産が盛んだったことから、名物料理となりました。「ひらら焼き」は、「ひらら」と呼ばれる平らな石を焼き、味噌で土手をつくり、アメゴや豆腐、野菜などを入れて香ばしく焼きます。また、清流でとれた鮎やアメゴの塩焼きは、渓谷の地ならではの絶品料理です!

徳島のスポーツは、「観て」「応援して」「参加して」楽しむ!
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徳島は、スポーツがとても盛んな県です。四国初のプロサッカーチーム「徳島ヴォルティス」の本拠地があり、 シーズン中はもちろん、シーズンオフの間も地域との交流が行われています。また、四国アイランドリーグ(プロ野球独立リーグ)に属する「徳島インディゴソックス」は、8年連続でNPB(日本プロ野球)ドラフト会議で指名される選手を生み出しています。西武ライオンズの伊藤翔選手、岸潤一郎選手は徳島インディゴソックスの出身で、未来の大スターを発掘する楽しみがありますね!
市民スポーツも活況で、「とくしまマラソン」は1万5,000人規模の全国でも有数の市民マラソン。海陽町で開かれる「海部川風流マラソン」は、マラソン申し込みサイトの「大会ランキング2021」で全国1位(※1)を獲得した大人気マラソンです!

(※1)ランネット ランナーの口コミ大会レポ「大会ランキング」2021

個性的な麺料理が勢揃い「徳島の四大麺」
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徳島県は、小麦やそばの栽培に適した地で、吉野川の良質な水の恵みもあり、古くからうどんやそばなど麺類が生産されてきました。そのため、徳島県民は麺好きで、「徳島四大麺」と呼ばれて親しまれているのが、「徳島ラーメン」「祖谷そば」「たらいうどん」「半田そうめん」。徳島ラーメンは基本的に「ご飯のおかず」として食べられてきたこともあり、スープの味が濃く、やや強めの甘みが特徴。具は、濃厚なスープをマイルドにする生卵、ボリュームのあるバラ肉が特徴的です。
たらいに入った釜揚げうどん「たらいうどん」の徳島ならではの特徴は、出汁にあります。清流に育まれた川魚を使った出汁で、奥深い味わいになっています。「半田そうめん」は、そうめんとひやむぎとの中間ぐらいの独特の太さ。シコシコとした歯ごたえがクセになります!

移住者に人気の徳島県の魅力まとめ

ダイナミックな自然に恵まれ、スポーツやアクティビティが盛んな徳島県。サーフィンやラフティングなど、徳島だからこそパワフルに楽しめるスポーツも多く、一度は住んでみたいと考えている人も多いのではないでしょうか?また、コロナ渦もあり、テレワークなど新しい働き方が模索されている昨今、ネットワーク環境が整っている徳島県は、改めて注目を集めています。LED関連企業を中心に手堅い求人も多いので、仕事を見つけることも難しくありません。
徳島県としても、移住者希望者に対しての受け入れ体制を手厚くして、移住を歓迎しています。また、若い独身者に対しては、出会いをサポートするイベント事業を行っていますし、結婚後も不妊治療に対する一部助成、乳幼児の医療費助成、保育料の無料化など、結婚から出産、子育てまで切れ目なく支援しています。自治体の手厚いサポートがあると、安心して暮らすことができますよね!

仕事、自治体のサポート、子育てなど、恵まれた環境の徳島県への移住のハードルは高くありませんが、遠隔地で自分の希望に合った仕事と住まいを同時に探すのは難しいもの。住んでみなければわからないことは、たくさんあります。
そんな不安を感じたときには、現地スタッフがサポートするアウトソーシングにぜひご相談を!住居付きのお仕事で「お試し移住」する方法もありますよ。徳島県への移住を検討している方は、ぜひアウトソーシングにご相談ください!