山口県
一般社団法人ストレスオフ・アライアンスとCHILL OUT(合同会社エンディアン)が実施した調査「ストレスオフ都道府県ランキング2020」によると、山口県は男性が2位、女性は3位だそうです。山口県に住む人は、なぜストレスが少ないのでしょうか?
同調査によると、その理由は「リラクゼーション方法をいくつか持っている」「ON、OFFの切り替えができる」「曜日感覚をなくしていない」といった特徴があるとのこと。仕事とプライベートのすみわけがはっきりしているのが、山口県のストレスオフな暮らしを叶えているのかもしれません。
また、年間2000万人が訪れる企業口コミサイト「キャリコネ」の調査によると、山口県は「仕事にやりがいを感じる都道府県ランキング」で1位に輝いています(※1)。ユニクロ(持ち株会社:ファーストリテイリング)の本社所在地でもあることから、その結果も納得!
地方に移住を検討する際、自然が豊かだったり、のんびりとした住環境を求める人は多いと思います。一方で、いわゆる田舎暮らしで気になるポイントはやっぱり、安定した仕事ですよね。そんな中、仕事にやりがいを感じている人が多いというのはとても頼もしいデータではないでしょうか。
働くやりがいを保ちながら、プライベートでは自分らしいリラクゼーションを楽しめるとしたら、移住にぴったりかも!?意外にアクセスが便利なことからも移住希望者の人気が高まる山口県。その魅力について、現地スタッフがおすすめポイントを徹底解説します!
(※1)キャリコネ「仕事にやりがいを感じる都道府県ランキング」2019
山口県は本州南西端に位置し、中国地方に属します。県庁所在地は同名の山口市。その歴史は意外に古く、14世紀にさかのぼります。当時の大名が京都を模した街づくりを行ったことから、「西の京」と呼ばれる風光明美な街並みは今も健在。天然記念物が最も多い都道府県(※1)として、44もの国指定天然記念物があり、豊かな自然に恵まれているのも山口県の魅力ですね。
山口県は関門海峡を挟んで九州の福岡県と、瀬戸内海を挟んで四国の愛媛県と隣り合っています。三方を海に囲まれ、海とは切っても切れないのが山口県の暮らし。穏やかな瀬戸内海、そして荒波に削られた奇岩や断崖などの迫力ある景観が広がる日本海、表情の異なる二つの海は、レジャーや観光はもちろん、暮らしを支える水運や、山口県が誇る豊かな水産業の源でもあります。ちなみに瀬戸内海と日本海には合わせて約240の島々が点在し、このうち22の離島で県民が生活しているんですよ。
スケールの大きな自然と、地元ならではの資源を生かした漁業や水産加工業、運送、小売業などが発達。さらに企業家・政治家を多く輩出する気質がある山口県は、大都市圏に依存しない経済モデルを確率している数少ない都道府県とも言われています。移住したら、今までとまったく違った地元密着のライフスタイルを作ることができるかもしれませんネーミング
(※1)都道府県格付研究所「天然記念物数」
明治維新で活躍した長州藩がルーツである山口県。現在の日本建国に貢献した藩士を多く輩出し、情熱とロマンを持ったカリスマ性があるのが山口県民の特徴と言われます。ちなみに、日本の歴代総理大臣のうち、最も多いのが山口県の首相です。前首相の安倍晋三さんは長門市の出身で、男女ともに頭脳明晰で戦略家が多い一方、ちょっとプライドが高い一面もあると言われることも……。
一方、瀬戸内海に広く面し、比較的温暖で自然災害も少ない地域性から、温和で上品な性格とも言われる山口県民。江戸時代「防長三白(ぼうちょうさんぱく)」と言われ、長州藩ので生産が奨励された「米」「紙」「塩」の生産により経済は豊かだったことから、ガツガツせず、地元の産業を確実に育む堅実性を兼ね備え、ちょっとやそっとのことでは動じない芯の強さを持っています。
三方を海に囲まれ、貿易の拠点として外の文化を受け入れてきた歴史背景から、移住者にも寛容。ただ、礼儀を重んじる県民性ですので、親切にしてもらったりお世話になったら、細やかに感謝の気持ちを伝えて関係性と深めていくと、家族のように仲良くなれるはずです。
少し遠いイメージがある山口県ですが、意外にもそのアクセスは中国地域でもトップクラスに整備されていると言われています。東京へは空路が便利で、山口宇部空港、岩国錦帯橋空港からは羽田便が運航。所要時間は片道1.5時間なので、日帰り出張もラクラクです。
博多、大阪、名古屋へは新幹線が便利。新山口駅から福岡駅へは約38分、新大阪駅へは約2.2時間、名古屋は2.4時間です。
水路が充実しているのも山口県ならでは。たとえば山口県から四国へのアクセスには、フェリーの利用が便利です。県南東部にある柳井港から愛媛県松山市の三津浜港まで、防予フェリーが就航。運行本数が多く、2.5時間ほどで到着できますよ。
さらに国土交通省の調査(※1)によると、山口県は道路交通利用者の満足度が全国総合1位になるほど、県内の道路整備が進んでいます。中国自動車道、山陽自動車道の2つの高速道路が山口県内を東西に走り、各ICからは一般国道・県道が県内の主要都市、JR駅、港湾・空港を結んでいるので、マイカーと公共交通機関の合わせ技なら、県内外のアクセスに困ることはありません。ちなみに、全国に1000以上あると言われる「道の駅」の第一号認定は、山口県の「阿武町道の駅」と言われています。
(※1)国土交通省「道路交通利用者満足度調査」
スケールの大きな自然と、歴史的建造物が共存。長州藩として日本の建国を牽引した歴史ロマンを感じる街並みをめぐったり、さまざまな表情が魅力の海岸線でマリンスポーツを楽しんだり。山口県での過ごし方は実に多彩です。グルメは、日本屈指の漁獲高を誇る「ふく」を始めとした海産物を楽しみましょう!
山口県柳井市は、江戸時代に瀬戸内海有数の商港都市として発展しました。当時の商家の建物がそのまま残る市街地の一角は、「白壁の町並み」と呼ばれ、人気観光スポットになっています。文明開化の歴史を感じる洋館に、当時の町割りの様子を展示模型で見学できる「柳井市町並み資料館」や、柳井の特産品「甘露(かんろ)醤油」の醸造蔵を訪れたり、風情のある白壁の町並みを散策しましょう。
夏の金魚ちょうちん祭りの頃には、かわいらしい金魚ちょうちんが飾られます。軒先で民芸品の「金魚ちょうちん」がゆらゆらと泳ぐ光景は、写真映えも抜群!金魚をモチーフにしたおみやげやスイーツも狙い目です。
山口県は、日本で6番目に長い海岸線を有し、マリンスポーツの絶好スポットがたくさんあります。日本海の切り立った海岸では、本気の釣り人やサーファーが集う本格的なマリンスポーツを楽しむスポットがたくさん。一方、瀬戸内海エリアは穏やかな波と眼前に広がる絶景を楽しみながら、家族で楽しめるレジャーが人気です。
中でも下関市豊北町にある「角島大橋」は、全国からファンが訪れるマリンアクティビティのメッカ。映画やCMのロケなどでも多く使われる有名な観光スポットです。コバルトブルーに輝く海では、SUP、サーフィン、水上サイクリング、クリアカヤックなど、初心者でも十分に楽しめるプランがいっぱい。手ぶらで行ける体験施設や、スクールも充実しているので、親子連れでも安心です。
全国でも有数のブランドである、山口県の「ふく」。山口県ではふぐのことを「ふく」と呼びます。この由来は「福」として縁起をかつぐという説が主流ですが、「ふぐ」という音の響きから連想される「不具(ふぐ)」とか「不遇(ふぐう)」というような縁起のよくない言葉を避けるためだとも言われています。実は山口県は、ふくの漁獲高で言うとトップではなく、農林水産省の調査によると5位。それでも山口県のふくが全国的に有名なのは、「日本初のふく食解禁の地」だから。歴史だけでなく、食文化のパイオニアでもあるんですね。
山口県の中でもふくの一大市場と言われるのが「下関」。下関には大きく3つの市場がありますが、おすすめは近海物の美味しい魚介類を扱っている唐戸市場(からといちば)。新鮮な魚介が買えるだけでなく、1カンずつの寿司や海鮮丼、さらにはフライや天ぷらなどがその場でいただけるため、休日のお昼時にもなれば大勢の人々で大きなにぎわいを見せます。ここへ来たら、ぜひ地元らしく豪快に「てっさ丼」をいただきたいもの。肉厚のふくがたっぷり乗った丼は、刺身では味わえない満足感があります!
山口県の魅力は、何と言っても広い海に囲まれた広々としたロケーションです。中国・四国地方は南西の海域らしく暖かな海風が吹くおかげで、比較的気候が温暖。夏も冬も快適に暮らせるのは、長い目で見た移住にはうれしい条件ですよね。
その恵まれた自然環境から、古くより農林水産業がさかんだった山口県。山口県民の暮らしを支える貴重な産業として今でも発展を続けていますが、一方で従事者の高齢化や減少といった問題を抱えているのも事実です。それだけに、移住支援にはとても積極的!例えば次代を担う新規就業者について、募集から研修、就業、定着までの一貫した「日本一の担い手支援策」を構築し、県内外からの参入と就業後の定着を進めたり、山口県外にお住まいで移住を考えている方がさまざまな支援を受けられる「やまぐちYY!ターンパスポート」を公布するなど、移住をする前からのサポートに力を入れています。
一方、瀬戸内海沿岸では農林水産業だけでなく、製造業や建設業、IT産業といった第二次産業も発達しているので、もちろん都市型の働き方をキープしながらのんびり暮らしたいという移住希望も大歓迎です!
このように、さまざまな働き方の選択肢がある山口県。移住についてお仕事や住まいで知りたいことがあれば何でも、現地スタッフが移住をとことんサポートできるアウトソーシングにぜひ一度ご相談ください。住居付きのお仕事もあるので、「お試し移住」を検討することもできますよ!現地に詳しいスタッフが全力でサポートいたします!