広島県

中国・四国地方の最大都市である広島市を中心に、西日本の中核県のひとつとなっている広島県。都市的な暮らしを送りながら、南には瀬戸内海、北には中国山地があり、海や山のレジャーを気軽に楽しめることが魅力の県です。
そんな広島市に一度は住んでみたいと考えている人は多いようで、ふるさと回帰支援センターによる「移住希望地域ランキング2019」によると、広島県は長野県に続く第2位に！恵まれた自然環境がありながら、全国的にも有名な企業の本社があったり、ものづくりが盛んだったり、広島カープを始めとしたプロスポーツが人気だったりと、活気があるイメージがあるため、特に若者に移住先として人気があるようです。
そんな広島県の魅力とおすすめポイントを、現地スタッフが徹底解説！豊かな広島の暮らしをぜひ知ってください！

中国地方に位置する広島県は、南は瀬戸内海に面し、北は島根県と鳥取県、東は岡山県、西は山口県に接しています。北部は中国山地で冬の積雪が多い日本海型の気候ですが、南部は温暖で雨が少ない瀬戸内海型の気候です。最大都市の広島市を始めとして都市機能が充実した街も多く、山の暮らし、海の暮らし、都会の暮らしと、望むライフスタイルによって住むエリアを選ぶことができます。また、どこからでも1〜2時間程度で冬はスキーなどのウィンタースポーツ、夏はマリンスポーツの両方が楽しめます。
広島県はこのように山と海、そして温暖な気候に恵まれているので、食材の宝庫です。お米に野菜、果物、牛乳や肉などの畜産物、牡蠣に代表される海産物と、名産品を挙げたらきりがないほど。また、製造業も古くから盛んで、造船の街として知られる呉市や三原市、自動車メーカーマツダの本拠地である府中町などを中心に、重工業から先進的な電子部品まで幅広い製品が作られています。広島県にはオンリーワンのものづくり技術を持つ企業も多く、例えば「白鳳堂」の高品質なメイクブラシは、日本だけでなく世界中のメイクアップアーティストの御用達として知られています。関西経済圏と九州経済圏の中間にあるので高速道路など交通網が整備され、物流業や卸売業も盛んです。

中国地方のビジネス拠点となっている広島県は若者の割合も高く、婚活から子育てまで、県や地域をあげての支援体制を整えています。婚活を“みんなでおせっかい”がキーワードの「こいのわPROJECT」は、出会いや婚活に役立つ活動をしていて、2014年から2020年までに754件の成婚数が報告されています（※1）。ファミリー世代には、子育てに関するポータルサイト「イクちゃんネット」を運営して情報発信を行ったり、子育てにうれしいサービスが受けられる「イクちゃんサービス」を展開したり、さまざまな側面から子育てをサポートしています。また、県知事が全国で初めて知事として育休を取得するなど、男性の育児参画応援にも積極的で、男性の育児休暇取得率は2019年は7.3％、2020年は13％と大幅に増加し、日本全国平均を大きく上回っています（※2）。

（※1）「こいのわPROJECT」HPより
　　（https://www.hirosapo.jp/Pages/about_hirosapo）
（※2）広島県「職場環境実態調査」2020

広島県は温暖な気候で、古くから自然環境に恵まれた豊かな土地だったために、おおらかで明るく、社交的な人が多い地域です。また、新しいものを取り入れる行動的な一面があり、チャレンジ精神にあふれていると言われます。その例として、海外移住者の数も他県に比べて突出して多くなっています（※1）。そんな広島県民には、ユニークな精神を持つ起業家が多く、カルビー、青山商事、オリエントコーポレーション、フマキラーなど、個性的な全国区の企業が数多く広島から誕生しています。
オープンな人柄なので、移住者に対する偏見もまったくありませんし、県外の人々が起業するにも向いている土地柄です。移住者は、広島県民が大好きな「新しい風」を吹かせてくれる存在として、むしろ大歓迎してくれるでしょう！

（※1）広島県「海外移住者の状況」

広島県は中国地方のビジネス拠点であり、関西と九州を陸路でつなぐ役割も果たしているので、鉄道網と道路網は非常に充実しています。
広島駅から新大阪駅までは、新幹線で約1時間20分。博多駅までは約1時間で到着します。東京駅までは約3時間50分です。道路網は、高速自動車道と一般国道自動車専用道の高規格幹線道路ネットワークが完成し、広島から福岡まで約3時間10分、今治まで約2時間、松江まで約2時間50分、大阪まで約3時間40分と、関西、九州、山陰、四国までを広範囲にカバーしています。もちろん県内各地へのアクセスも良好で、広島市などの都市部から山間部や海沿いまでは、どちらも1時間程度で行き来できます。
空路は広島空港が拠点。国内各地を結ぶのはもちろん、ソウル、上海、台北など、アジアを中心に8都市への国際定期路線が就航しています。特に国内便の羽田線は1日18本と、本数も非常に多くなっています（※2019年1月現在）。広島空港まではリムジンバスが便利で、広島駅からは約50分で到着します。

広島県は世界遺産にも指定されている「厳島神社」、国際平和文化都市のシンボルである「原爆ドーム」など、見どころがいっぱい。アウトドアアクティビティも気軽に楽しめるので、充実した休日を過ごせること間違いなし！豊かな食材を使ったご当地グルメも味わい尽くしましょう！

中国・四国地方のほぼ中心部に位置する三原市は、瀬戸内海の恵みをいっぱいに受けている街。「筆影山」の山頂からは、瀬戸内海の大小の島々の美しさを望むことができます。山頂の園地は桜の名所で、夏から秋はハイキング、冬には海霧にと、多くの人が訪れます。
また、三原市では年間を通してユニークな祭りを数多く開催しています。例えば、天下の要塞と言われた「三原城」の「三原浮城まつり」では、武者行列の小早川甲冑部隊が街を練り歩きます。「三原神明市」は、西日本有数の縁日。江戸時代末頃から縁起物として売られ始めた、ハチマキを巻いて目が入っている「三原だるま」は大人気です！
三原市は、自然や伝統を大切にしながら、交通アクセスが良いことから、移住先としても注目を集め始めています。温暖な気候を活かした名産物も多いので、ぜひ一度訪れてみてください！

広島の人は郷土愛が深く、その象徴が「広島東洋カープ」。戦後の広島復興のために設立された球団で、12球団ある日本のプロ野球の中でも唯一の市民球団として、その存在は特別です。広島県では小学校でカープについての授業があるほどで、広島県民にはカープの悪口を言わないように気をつけましょう！
カープ球団は試合だけでなく、ホームグラウンドの「マツダスタジアム」そのものの魅力アップに努めているので、他チームとはまったく雰囲気が違います。メジャーリーグのボールパークをお手本に、バーベキューができる「びっくりテラス」、子どもが遊べる巨大カープ坊やなどの遊具の設置、スタジアムカフェなど、試合を見なくても楽しめる工夫がされています。
そのため、スタジアム周辺には、カープが大好きな人でいっぱい！親子連れや若い女性もカープを熱心に語っている様子は、いかにも広島らしい光景と言えるかもしれません。野球に詳しい人も、あまり知らない人も、広島に来たならばマツダスタジアムに足を運んで、「広島らしさ」を味わってみましょう！

広島県のご当地グルメと言えば、お好み焼き。焼きそばの入った独特のスタイルは、県外からは「広島風お好み焼き」と呼ばれていますが、広島県民にとっては焼きそばの入ったものが「お好み焼き」です！
県内各地には、それぞれご当地お好み焼きがあり、食べ比べが楽しめます。NHKの朝ドラ「てっぱん」でその名を知られた尾道市の「尾道焼き」は、キャベツとそばの間に砂ずり、イカ天が入ることが特徴です。竹鶴酒造などを有する酒どころの竹原市「純米吟醸竹原焼き」は、酒粕や日本酒を生地に練り込んでいます。辛さがクセになるのは、三次市の「三次唐麺焼き」。地元の製麺会社が作る唐辛子を練りこんだ「唐麺」と、三次唐麺焼き専用の一般流通しない辛口カープソースを使っています。世羅町の「せらの恵み焼き」は、世羅町産のトマト、大葉の組み合わせが特徴的。トマトと大葉の風味であっさりとしてヘルシーな印象があるので、女性に人気です。

海と山が近くにあり、両方の恵みをたっぷりと受けている広島県。農業や漁業などの一次産業はもちろん、古くから製造業が盛んで、高い技術力を持つ個性豊かなオンリーワン企業、国際的にも評価が高いグローバル企業など、経営が安定している企業が数多く存在します。経済が安定しているため、有効求人倍率は常に全国平均を大きく上回り、仕事には困りません。この恵まれた自然環境と安定した経済環境から、広島県は移住先として大人気。一度は暮らしてみたいと考えている人も多いのではないでしょうか。
求人が多いので、仕事は選びやすい環境にある広島県ですが、離れたところから仕事も住まいも探すのは難しいもの。広島県は自治体により、さまざまな移住支援策を打ち出しているのですが、細かく調べて比較するのも大変です。さらに、住環境は実際に暮らしてみないとわからないことも多いですよね。
「こんなはずではなかった」とならないためにも、現地の情報はやっぱり大切！アウトソーシングなら、現地スタッフが気になること、悩んでいること、何でも相談に乗ります。いきなり完全に移住するのは、資金的にもリスクが高いと考えているならば、住まい付きのお仕事で「お試し移住」することもできます！
広島県への移住を考えているならば、ぜひ一度アウトソーシングにご相談ください！