2021.09.29

京都府

観光名所と先進性のある産業が共存!京都府の魅力とおすすめポイントを現地スタッフが徹底解説!
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京都府は、日本の歴史や伝統、美学を色濃く感じられる古都として、世界的に有名な観光地。また、観光名所だけでなく、デパートや飲食店が数多く集まっている、一大都市です。その一方で、実は製造業やハイテク産業が盛んな工業都市でもあります。
日本人にとって、やはり京都は特別な街。ブランド総合研究所による「都道府県魅力度ランキング2020」では、北海道に続いて第2位にランクイン。「市町村別魅力度ランキング2020」では、京都市が見事第1位に輝いています。また、京都府による「2018年度京都府民の意識調査」によると、「これからも京都府に住み続けたいと思う人の割合」も91%と、驚くほど高率です。京都はあこがれの街でもあり、一度住んだら離れがたい住みやすい街でもあるようです。
そんな京都府に、一度は住んでみたいと考えている人も多いのではないでしょうか?京都府の魅力とおすすめポイントを現地スタッフが徹底解説します!

京都は観光だけじゃない!高い付加価値を持つ産業や農業が集結。
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京都府ってこんなところ

京都府は日本のほぼ中央に位置し、南北に細長い県です。北部は日本海に面し、東は福井県と滋賀県、西は兵庫県、南は大阪府と奈良県に接しています。
京都市は古都のイメージが強く、観光業が盛んですが、一方で古くからモノづくりの街でもあります。伝統的な工業はもちろん、近代的なハイテク企業とベンチャー企業が多く、活気にあふれています。例えば、京セラ、オムロン、任天堂など、独自の分野で圧倒的な技術力を持ち、急成長した会社がいくつもあります。
京都は、京都大学を始めとした学術都市でもあるため、先進的な研究開発が進んでおり、そこに古来から培ってきた技術力を活かし、高い付加価値を持つ製品を作り出していく土壌があります。これからも、産業の発展が見込める街と言えますね!

この「高い付加価値」は、京都の農業にも同じことが言えます。というのも、京都府の気候は、府の中央を走る丹波山地を境に、北と南で異なります。北部は日本海型の気候で、冬は積雪が多く、夏はフェーン現象もあって高温になりやすいです。南部は、瀬戸内海沿岸部に見られる気候で、雨が少なくて日照時間が長く、温暖な気候です。
このように京都府は南北に長いこともあり、気候がバラバラです。そのため、その特性を活かして、中部の丹波地域の黒大豆「丹波の黒豆」、南部の山城地域のお茶「宇治茶」、各地で作られる伝統的な「京野菜」など、特徴があって高い付加価値を持つ農産物が作られています。

京都の人って、こんな人!

京都人はプライドが高く、よそ者に対して閉鎖的、とよく言われます。ですが、京都は一大観光地なので、気遣いができて、コミュニケーション能力が高い人が多く、初対面でも親しみやすさを感じます。特に大企業の本社が多い都市部は、転勤者も多く疎外感を感じるようなことはないでしょう。また、新しいものに関心が高く、ベンチャー気質があるので、付き合っていて楽しく刺激的な人が多いです。
他地域から来ると、関西圏は距離も近く、言葉もすべて同じように聞こえるかもしれませんが、京都は大阪など他の関西人と一緒にされることを好まない人が多いので、そこだけは知っておいたほうが良いでしょう。ただ、京都に住むようになり、京都を好きになれば自然とその線引きがわかってくるので、心配無用と言えます。

世界的な観光地だけに、アクセスは充実!

世界的な観光都市である京都だけに、各方面からのアクセスは抜群。東海道新幹線を使うと、東京からは約2時間10分、名古屋からは約35分、博多からは約2時間40分です。関西近県や府内の移動も、電車網が充実しています。JRの快速で約30分ほどで大阪、約1時間15分で神戸に到着します。また、近鉄、阪急、京阪の私鉄も各地域に張り巡らされています。北部の京都丹後鉄道の車窓からは、天橋立などの絶景を楽しむことができます。
電車網が発達している一方で、京都市内は道路が混雑するのでクルマ移動には向かないと言われています。市営バスや市営地下鉄で移動しましょう。
京都以外の地域や他県に移動する際は、クルマ移動も便利。府内は国道が整備されていますし、名神高速道路で滋賀や兵庫方面へ移動できます。空路は、最も近い空港は隣の兵庫県にある伊丹空港ですが、リムジンバスでたった1時間ほど。伊丹空港は航路や本数も多く、遠隔地や海外とのアクセスも問題ありません。

現地スタッフが推す!京都府に行ったら外せないスポットと激ウマグルメ

米国の大手旅行誌「コンデ・ナスト・トラベラー」が発表した2020年の世界人気都市ランキングで、京都は世界中の都市の中でなんと第1位!それだけ、京都には魅力的なスポットがたくさんあります。中心地以外も、豊かな自然と独自の文化が魅力の街が多く、京都に住むならぜひ一度は行ってみたいところ。もちろん、上品な味わいに定評のある「京料理」も欠かせません!

観光名所である「嵐山」は、京都をとことん堪能できる街!
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京都駅から電車で20分ほどの嵐山は、絶景で知られる「渡月橋」、世界遺産の「天龍寺」、嵯峨野の「竹林の道」などの名所が多くある観光名所。さらに、嵐山の魅力といえば四季折々の風光明媚な景色です。新緑や桜が美しい春、紅葉で真っ赤に染まる秋は、多くの観光客で賑わっています。
しかし、嵐山は世界的な観光地でありながら、少し奥に入れば住宅地が広がっています。京都中心地へのアクセスが良いので、通勤・通学はもちろん、買い物やレジャースポットへのお出かけも便利で、とっても住みやすい街。散歩ついでに立ち寄りたい、おしゃれで京都らしい風情があるカフェも多く、カフェ巡りも楽しめます!平安時代には別荘地として多くの貴族が訪れ、四季の移り変わりを楽しんだ嵐山に暮らせば、京都をとことん堪能できます!

都心へのアクセス抜群!自然に恵まれたおいしい水の街「亀岡」
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京都市の西隣に位置する亀岡市は、京都中心地へ電車でもクルマでも約20分、大阪市へも1時間程度と、アクセスに優れた街です。その一方で、京都府内最大の農地がある農業都市で、豊かな自然環境に恵まれた街でもあります。そのため、最近では「住みたい街」としての注目度が急上昇中です! 市内には10ヶ所以上の子育て支援センターがあり、さらに中学まで医療費助成があるなど、子育て世代に手厚い支援があるのもうれしいところ。全長100メートルのウォータースライダーがあるプール、大きな野球場、全天候型トラック、春には桜が楽しめる広い芝生広場がある亀岡運動公園など、子どもから大人まで楽しめる公園も充実しています。また、豊かな自然が育んだ地下水を水源とする亀岡の水道水は、厚生省の「おいしい水研究会」で「おいしい水道水」にも選ばれています!

料理人の腕の見せどころ!京都名物「鱧」料理を味わおう。
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京都の夏のごちそうといえば「鱧(はも)」。鱧は強靭な生命力を持ちます。そのため、輸送技術が発達していない時代でも、瀬戸内や玄界灘など西の海から内陸の京都へと届けることができました。また、小骨の多い鱧は、細かく骨切りする技術力が必要ですが、古くから細やかな料理を得意とする京都の料理人の腕が生きて、名物料理になったと言われています。
鱧の味わいの特徴は、さっぱりした白身でありながら、しっかりと旨みが感じられること。この素材の味わいを最大に引き出すのは、まさに料理人の腕の見せどころです。有名なのは、骨切りした鱧をサッと湯引きして花が咲いたように見せる「鱧の花」ですが、他にも鱧しゃぶ、焼き鱧、鱧寿司、鱧皮など、京都にはたくさんの鱧料理があります。高級料理のイメージが強いですが、手頃なランチで出すお店もあるので、ぜひさまざまな鱧料理を味わってください!

移住者に人気の京都府の魅力まとめ

京都府は、観光地として日本古来の風情が楽しめるだけでなく、ハイテク企業やベンチャー企業が多く集まり、ビジネス的にも魅力あふれる街。さらに、「京野菜」に代表されるような独自の農産物を生産する農業地域でもあります。そんな京都ならではの雰囲気は、やっぱりあこがれますよね!一度は京都で暮らしてみたい、と考えている人も多いと思います。

Iターン、Uターンなどで移住を考える時に気になるのは、仕事があるかどうかですが、京都は製造業や観光業など、さまざまな分野で数多くの求人があるので、大きな心配はありません。しかし、南北に長いこともあり、地域によって気候や産業、求人内容に大きな違いがあるのも京都府の特徴。情報をしっかり把握していないと、移住してから「こんなはずではなかった」と後悔することもあるかもしれません。
そんな時に頼りになるのは、やっぱり現地の情報!アウトソーシングなら、現地スタッフが仕事のこと、住まいのこと、なんでも相談に乗ります。移住のために住まいを準備するのは資金がかかるので心配、という方は、住居付きの仕事で「お試し移住」をする手もあります。京都住まいを実現したいと考えている人は、ぜひアウトソーシングにご相談ください!