現場仕事ってどんな仕事?現場仕事の種類やメリットなどを解説!
「現場仕事」という言葉を聞いたことがあるかと思いますが、具体的にどのような仕事が該当するのかイメージがつかない方もいらっしゃるのではないでしょうか。現場仕事=きついという印象を持たれがちですが、メリットもたくさんあります。本記事では、現場仕事の種類やメリットを通して現場仕事がどのようなものなのかを紹介していきます。
【目次】
■現場仕事の種類
・土木業
・解体業
・板金業
・とび職
・大工
・塗装工
・左官職人
・防水業
・内装工事
・電気工事
■「現場仕事はきつい」といわれる理由
・肉体に負荷がかかるから
・危険と隣り合わせだから
・人間関係が難しいから
■現場仕事のメリット
・体力がついて健康になる
・達成感・充実感がある
・達成感・充実感がある
・稼ぎやすく高収入を目指しやすい
■まとめ
現場仕事とは、一般的に工事現場で作業をする仕事のことを指します。しかし、一言に現場仕事といっても、その仕事の種類はかなり多岐にわたっています。現場仕事にはどのような種類があるのかを解説していきます。
土木業は、道路の工事・整備を行う仕事です。例えば下水道などの配管工事やインフラに関係する工事も土木業に含まれます。イメージとしては地面の上ではなく地面の下の工事を行う仕事です。このほかには河川工事や橋、ダムの建設や修理なども行います。ブルドーザーや油圧ショベルなどの重機を専門に取り扱って工事を行います。深夜に作業があったり、災害現場で作業を行ったりすることもあるため、体力的にもタフさが求められます。単発のアルバイトや週に2,3日の派遣の仕事として多くあるのも特徴です。
解体業は、建物や構造物の解体作業を行う仕事です。油圧ショベルを用いて既に建てられている建設物を取り壊している様子を見たことがあるかもしれませんが、これが解体業の仕事です。解体に伴いほこりやチリなどを大量に浴びてしまうことになりますので、健康に注意を払いながら作業を行うことが求められます。油圧ショベルの操縦のためには専門の免許を取得する必要があります。そのため初心者の場合は免許取得を目指しながらがれきや木くずを手で集める作業を任されることが多いです。
板金業は、金属板の加工を行う仕事です。壁や屋根に鉄板素材を使用する場合、その加工や切断などを行います。電動ドライバーを扱って金属を加工するため、他の職種と比べると加工時の体力消費は少ない仕事です。しかし、金属は重く熱をもつため夏場は特に過酷な作業になることもありますし、金属の加工という専門的な技術が求められる仕事でもあります。
とび職は足場工事をメインに行う仕事を指します。工事現場で働く人が使う足場を組むのがとび職の仕事で、建設物そのものに直接関わる仕事ではありません。高所に足場を組むため危険が伴う職業でもあります。また、高所で作業を行う人が使う足場であることから、建設に関わる仕事をする人たちの命がかかった仕事ともいえます。経験が浅い人の場合は先輩にパイプを渡す役目や、解体時のパイプの撤去などを任されることが多いです。
大工は、建物の骨組みとなる柱や梁、天井、壁などの下地を木材で作るのが仕事です。設計図をもとに木材を加工して、加工した木材を組み立てて建物の骨組みを作ります。重い資材を扱うため、体力が必要とされます。それに加え、設計図を読み取るための知識や、設計図に示された通りに木材を加工する繊細で高い加工技術も求められる仕事です。立体的・空間的な把握能力が高い方は大工の仕事に向いています。
塗装工は、建物の塗装を専門としている職業です。ペンキを使い、一軒家やマンションの工事現場などで働きます。現場仕事の中では体力の消耗が少なく危険もあまりない仕事と言われています。屋内で仕事を行うことも多いため、直射日光を回避して仕事を行えるメリットもあります。しかし、塗装の独特な臭いやシンナーなどの薬品の取り扱いなど、全く危険がないわけではありません。また、ミスせずに作業を行わなければならないという繊細さも求められるので、集中力が高く繊細な仕事ができる方は塗装工に向いています。
左官職人は、壁や床にタイルを設置したり、塗装の下地を作ったりする仕事です。コテを使用してコンクリートで平らな下地をつくったり、タイルを置いてもズレが生じないよう整えたり、床が綺麗に見えるようにコンクリートを均一に広げたりと、技術力が求められる仕事です。床や壁は建物を見た時に一番目につく部分でもあるので、建物の仕上がりをよくするために重要な役割を担っている仕事です。
防水業は、屋根や屋上、外壁、浴室などに防水処理を施す仕事のことです。防水処理を施さないと、雨漏りしたりカビが発生して健康被害を引き起こしてしまったりする可能性があります。こうしたことを防ぐために防水業がコンクリートやモルタル、シーリング材などを用いて防水を行います。せっかく建てた建築物も、水の侵入によって劣化していってしまいます。しっかり防水が行えていると建築物の劣化を適切に防止できるので、防水業は建築物の品質にも関わっている仕事といえます。
内装工事は建物の中身の最終的な仕上げを行う仕事です。壁のクロス張りや天井のボード張り、塗装の仕上げといった仕事が含まれています。内装の仕上がりはその建物の雰囲気や機能性に大きく関わっており、その建物の利用者にとっていい仕上がりかどうかは内装職人の腕にかかっていると言っても過言ではありません。壁紙やクロスが少しでもずれている部分があると目立ってしまうため、ミスが許されない細かな手作業が求められる仕事でもあります。手先が器用で正確に作業するのが得意であれば内装工事の仕事が向いています。
電気工事は建物の中の電気設備に関わる仕事です。照明器具の取り付けはイメージしやすいかもしれませんが、そのほかにも電気の配線やコンセントの取り付け、配電盤の工事などを行います。電柱を設置する穴を掘ったり、セメントで補修を行ったりと、時には電気とは直接関わらない仕事を行うこともあります。電気工事は感電や漏電などの危険も伴うため、安全に配慮しながら作業を行う慎重さも求められます。また、仕事を行うためには電気工事士という国家資格が必要になります。
以上で紹介したとおり、現場仕事にもいくつもの仕事の種類があります。現場仕事で働きたい場合、専門で求人情報を取り扱う求人サイトがおすすめです。「はたらくヨロコビ」というサイトは、製造業に特化した求人情報サイトで、製造業未経験の方に向けた求人が充実しており、ご紹介した現場仕事の求人も扱っています。公式LINEではさまざまな情報を提供していまので、現場仕事に興味がある方や、実際に現場仕事をしてみたい方はぜひ公式LINEに登録してみてください。
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ここまで現場仕事の種類について紹介しました。現場仕事にはさまざまな種類があります。「現場仕事はきつい」と一度は耳にしたことがあるかもしれませんが、どうしてそのように言われているのか、その理由について解説していきます。
まずは肉体に負荷がかかる点が挙げられます。重い木材や金属を運んで組み立てるのが現場仕事の印象として強いと思います。実際に大工や板金業、とび職などは重い資材を運んで組み立てる仕事を行います。場合によっては1日中体を動かして重いものを運んだり組み立てたりするということもあり、体力的にきつい場合があります。
また、屋外での作業となるため、夏場は直射日光を浴び、冬場は寒さに耐えながら仕事をすることになります。仕事をする環境面も他の職業と比べると過酷で体に負担がかかってしまいます。こうしたことが、現場仕事はきついといわれる理由として挙げられます。
現場仕事は危険と隣り合わせにあります。例えばとび職は足場を設置する仕事なので、高所でまだ足場が定まっていないところで作業を行うことがあります。転落してしまう危険もありますし、高所から道具を落としてしまうと下にいる人に危害が及ぶ可能性も考えられます。木材など重い資材を運んだりもするので、資材が人にぶつかる・落下してしまうなどの危険性もあります。塗装工事や板金業など一見安全そうに見える現場仕事であっても、例えばシンナーなどの薬品の取り扱いに注意が必要だったり、金属の加工の際に金属が熱を持ちやけどの危険性があったりと、見えないリスクが潜んでいます。しっかりと安全対策がされてはいるものの、現場仕事は危険と隣り合わせにあるので、きついといわれる理由として挙げられます。
現場仕事は人間関係が難しい側面もあります。現場仕事は1つの職種だけで完結することはありません。現場仕事は解体業やとび職、防水業、内装工事など、さまざまな職種の人が協力しあって1つの建築物を解体したり作ったりしています。そのため、コミュニケーションをとりながら仕事を進めて行くことが求められます。また、作業員同士でも連携し合う場面は多々あるので、しっかりコミュニケーションをとりながらでないといい仕事ができません。このように、たくさんの人とコミュニケーションを取る必要があり、その中で人間関係の問題が発生することもあるため、現場仕事は人間関係が難しいと言われます。また、昔ながらの年功序列の考えを持った人が現場にいると縦社会がより一層厳しくなり、そこでの人間関係の構築のために、上手に付き合って行く必要があります。そのような意味でも、人間関係を築くことが難しいといえます。
「現場仕事はきつい」といわれる理由について紹介してきましたが、これだけ見るとかなり大変そうという印象を抱いてしまうかもしれません。しかし現場仕事ならではのメリットもあるので、ここからは現場仕事をすることによるメリットについて紹介していきます。
まずは体力がついて健康になることが挙げられます。現場仕事は体を動かして体力を使う仕事が多いです。仕事によって体力は消耗しますが、その分徐々に体力をつけることもできます。重いものを運んだりもするので、トレーニングをしていなくても自然と筋肉もついて健康的で綺麗な肉体を手に入れることもできます。仕事をしながら体が鍛えられて健康的な肉体を手に入れることができるというのは一石二鳥です。また自分の体が資本となる仕事なので、日ごろから体調を崩さないようにしようと心がけるため、健康的な生活を送るようになっていきます。
現場仕事は達成感や充実感が大きいです。例えば建物の建設に携わっていて、その建物が出来上がった時、自分が建築に携わったことへの実感と達成感を得ることができます。自分がやってきた仕事が目に見える形で残るため、達成感を感じやすいですね。大きな建築物に携われば携わるほどその達成感は大きくなります。仕事をする上でやりがいは重要な要素の1つです。やりがいを重視して仕事を選びたいのであれば、現場仕事も選択肢のひとつとしておすすめです。
現場仕事ではスキルや経験を得られます。得られるスキルはさまざまですが、例えば左官職人の場合はコテを使ってコンクリートを平らに広げる技術が身につきますし、塗装工だったら均一に綺麗にペンキを塗る技術が身につきます。職場によっては資格取得支援制度が設けられていることもあります。そうした制度を利用することで、仕事をとおしてスキルアップを目指すこともできます。
現場仕事のメリットとして、稼ぎやすく高収入を目指せるという点も挙げられます。現場仕事は危険を伴う仕事で体力も他の仕事より消費してしまいます。しかしその分特別な手当てなどがついて高収入になる傾向があります。また、日払い可能な現場もあるため、働いた分をの収入をすぐに受け取ることができます。急ぎでお金が必要な場合は大きなメリットです。
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この記事では現場仕事とは一体どのような仕事があるのか、現場仕事を選ぶメリットはどんなことが挙げられるのかなどを紹介してきました。現場仕事は工事現場で作業をする仕事のことを指します。その内容は、土木業や解体業、とび職、板金業など多岐にわたり、仕事内容も大きく異なっています。肉体的にきつく危険が伴う特徴がありながらも、達成感を感じられ高収入を目指しやすい仕事でもあります。現場仕事を検討する際の判断材料として当記事を参考にしてください。