派遣社員から正社員になる方法は?それぞれのメリットとデメリットについてご紹介!
自由度の高い働き方ができる派遣社員。特に結婚や出産のある女性にとって、派遣社員は働きやすい雇用形態です。しかし、ライフスタイルが変わって働ける時間が増えたり、収入アップを考えたりしたときに、派遣社員から正社員へのステップアップを検討している方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、派遣社員から正社員へのステップアップを考えている人に向けて、具体的な方法や、それぞれのメリット・デメリットについて詳しく解説します!
派遣社員から正社員を目指すには、具体的には以下の方法があります。
一番難しいように見えて、実は一番確率が高い方法が、正社員を募集している求人に応募すること。つまり、正攻法で正社員を目指して転職活動をする方法です。
転職活動をスタートする際、派遣社員を退職するか、在職しながら活動を行うか、悩むこともあると思います。退職してから転職活動をすると、時間に余裕があり、多くの求人に応募できますが、その期間は収入が途絶えてしまいます。十分な蓄えがないと、収入が欲しいために妥協して転職先を選んでしまうこともあります。
一方、働きながら転職活動をする場合は、時間に余裕がないので応募できる企業は限られます。また、生活に不安がないので、ダラダラと理想の転職先に巡り会うまで活動を続けてしまう恐れもあります。ある程度期間を区切って活動をしたほうが良いでしょう。
紹介予定派遣とは、派遣社員として一定期間働いたあと、派遣先の企業に直接雇用してもらえるチャンスがある制度です。直接雇用の前の「お試し期間」を派遣社員として働くことで、お互いのミスマッチを防ぐことができるので、企業側と社員側の双方にメリットがあります。
しかし、必ず正社員として直接雇用される保証があるわけではありませんので、注意が必要です。
正社員になりたいと希望しても、登録している派遣会社が正社員や紹介予定派遣制度の求人を、あまり持っていない場合があります。
派遣会社にはそれぞれ特徴があり、派遣としての求人を多数持っている会社もあれば、正社員登用に強い会社、特定の業界に強い会社などがあります。登録する派遣会社をひとつに絞らず、メインで交渉する派遣会社を変えてみると、正社員への道が拓けることもあります。
派遣先ではなく、派遣元の派遣会社の社員を目指す方法もあります。
派遣で働いたことがあれば、その経験を生かして派遣スタッフのサポートをする仕事は、違和感なくなじむことができます。派遣会社の社員になりたい場合は、日頃から勤務態度に注意し、派遣会社の社員とコミュニケーションを取っておきましょう。
派遣社員は、派遣元の人材派遣会社が雇用主となります。有期雇用契約が多く、それによるメリット・デメリットがあります。
勤務地、勤務時間・期間などの条件が自分とマッチしている仕事を選ぶことができるので、プライベートや子育てと両立しやすい働き方です。
正社員として採用されることが難しい有名企業やマスコミ、ファッション業界なども、派遣スタッフの求人があります。あこがれの企業で働き、さまざまな経験を積むことができます。
適度な距離感で仕事をすることができるため、面倒な職場の人間関係に巻き込まれることがありません。
パートやアルバイトよりも時給は高く設定されていることが多いです。そのため、子育てをしながら、専門学校に通いながら、など、ライフスタイルに合わせて短時間で効率よく稼ぐことができます。
3ヶ月や6ヶ月などと契約期間が決まっているので、契約期間が切れるごとに更新をしなくてはなりません。もちろん、更新されることが保証されているわけではなく、契約期間が終われば打ち切られてもおかしくありません。
また、どんなに契約更新をしても、同じ職場にいられるのは3年までと決まっています。
派遣社員の業務範囲は、あらかじめ雇用契約書で決められています。業務範囲が限定的だと、企画立案など責任のある仕事は任せてもらえないことが多いです。
正社員と異なり、有期雇用のため社会的信用度が低いです。そのため、クレジットカードを作ったり住宅ローンを組んだりするときに、不利になることがあります。
派遣社員は交通費は出ないことがほとんど。また、ボーナスや各種手当の支給もないことが多いです。
正社員は雇用期間の定めがないので、基本的には意思があれば定年まで働くことができます。それによるメリット・デメリットを紹介します。
契約が終了したら雇用が打ち切られる心配がないので、安定して収入を確保することができます。また、交通費はもちろん、ボーナスや各種手当も支給されます。子育て支援など福利厚生の制度も利用できます。
正社員になれば、管理職へのキャリアアップを目指すこともできます。向上心があれば、とことん追求することが可能です。
正社員は、責任のある仕事を任せられます。もちろん苦労もありますが、その分やり遂げたときに達成感を味わうことができます。やりがいや達成感を感じられると、働くことが楽しくなります。
正社員は重要な仕事を任せられるので、ある程度の責任はあります。数字のノルマを課せられる場合もあります。
責任が重いだけに、休暇が取りにくかったり、休日出勤や残業を求められる場合もあります。職場によっては、正社員は残業が当たり前、と考えているところもあり、派遣社員と比べると、勤務時間などの自由度は減ってしまいます。
全国展開しているような企業の場合、転勤で勤務地の変更があったり、出向や転籍で会社が変わることもあります。異動すると仕事の内容が変わり、これまで経験してこなかった仕事を最初から覚えなければならないこともあります。
正社員を目指すと決めたら、目標に向けた戦略を立てることが大切です。以下のポイントをまずは考えておきましょう。
正社員になるためには、企業にとって有益な人材だと認識してもらうためにアピールすることが必要です。そこで、まず自己分析を行い、自分にどのような価値や強みがあるのか見極めましょう。経験してきたことや自分が得意とする分野を分析し、自分自身をアピールする材料を集めます。
もちろん、派遣社員として培ってきたスキルや経験もアピールポイントです。派遣社員であることをマイナスに捉えず、堂々とアピールしましょう。
もちろん、転職サイトなどで求人を探すことも大切です。しかし、転職のプロである転職エージェントは、プロならではの知見がありますし、Webサイトなどに公開されていない求人情報を持っています。
転職エージェントに登録すれば、目指す業界の雇用状況や必要としている人材など、さまざまな情報を得ることができます。求人情報だけでなく、履歴書添削や面接対策なども対応してくれます。
派遣社員と正社員、どちらが向いているかは人それぞれ。メリット、デメリットを正しく理解して、無理をせず自分に合った雇用形態を選択することが大切です。
その上で、やっぱり正社員を目指したい!と思ったら、これまで正社員就職をサポートしてきた転職のプロに相談してみることをおすすめします。アウトソーシングでは、さまざまな業界の正社員求人を扱っていますので、まずは「公式LINE」に登録してみてください。あなたの希望を叶えるお手伝いをします!