子育てと仕事を両立するポイントは?自分らしい働き方を見つけよう!
子育てをしながら仕事もする「ワーキングママ」の割合が上昇しています。総務省の調査(※1)によると、未就学児を持つ母親の就業率は64.2%。6割以上のママが仕事を持っている現状です。しかも、島根県、福井県、高知県の就業率はなんと80%以上!子育てと仕事との両立は珍しいことではなく、ごくs当たり前のことになりつつあります。
とはいえ、子育ても仕事も時間とパワーを取られるもの。どうしても両立がうまく行かないと悩んでいたり、両立が不安で仕事を始めることをためらっている人も多いことでしょう。
そこで今回は、子育てと仕事の両立のポイントや、解決策などについてご紹介します。この記事を参考に、自分らしい子育てと仕事の両立のやり方を見つけてくださいね。
※1:総務省「平成29年就業構造基本調査」(https://www.stat.go.jp/data/shugyou/2017/index.html)
子育てがスタートすると、育児や家事の負担が確実に増えます。ですが、前述の通り6割以上のママたちが仕事と両立しているのに、なぜ自分はうまくできないのだろう?と悩んでしまいますよね。
まずは、子育てと仕事の両立がうまくいかない要因について、考えてみましょう。人それぞれ状況は異なりますが、以下のような要因で両立が難しくなっている人が多いようです。
夫の帰宅時間が遅かったり、休日出勤が多い場合、家事・育児は比較的家にいる時間が長いママばかりが行うことになります。これがいわゆる「ワンオペ育児」です。
ワンオペ育児は、体力的にも大変ですが、何よりもひとりで子育てをしている孤独感や不安があり、精神的なストレスが非常に大きいもの。どちらかに偏った負荷がかかった状態は、いつしか夫婦がギクシャクすることにもつながりますので、できる範囲で話し合ってママの負担を減らすことが必要です。
仕事が忙しいと、保育園のお迎えに遅れてしまったり、帰宅しても家事に追われて子どもと話す時間がなくなったり、子どもに向き合う時間を十分に取れません。そのため子どもに対して罪悪感を感じたり、自分を責めるママもいます。
例えば、夫が家事も育児もママに任せっぱなしで非協力的だと、ママは朝から晩まで働きづくめ。体力的な負担はもちろん、育児から解放される時間がないと、精神的にも限界が来てしまいます。ママにも気分転換や息抜きは必要です。
子育てと仕事が両立できなくて悩んだときは、何よりも思いつめすぎないことが大切です。自分を追い込むよりは、気持ちを楽に持って、少しでも負担が減る方法や考え方を取り入れてみましょう。
そもそも、育児、家事、仕事を、限りある時間と体力の中で毎日完ぺきにこなすことは不可能です。「きちんと両立しなくては」と考えるよりは、「両立できなくて当たり前、できることだけをやる」と考え方を切り替えてみましょう。
自分が持つ「家族も仕事もスムーズに両立する」という理想のイメージを少し下げます。夕食を作る時間がなければ、外食や宅配、できあいのお惣菜でも良いでしょう。部屋を片付ける時間がなくて散らかっていても、生活はできます。フラフラの自転車操業でも、なんとか回っていればよいのです。
やはり、家事と育児の一番の協力者は夫です。夫に家事や育児を任せると時間ばかりかかって、余計に自分の手間が増える、と思っているママも多いようですが、それでは状況は変わりません。
自分がやるほうが早いから、と思わずに、夫婦で話し合って、少しずつ担当してもらうようにしましょう。夫が家事や育児をやっている状況を直視するとあれこれ言いたくなるので、その時間は別の作業をすることをおすすめします。
家事や育児にかかる手間と時間を、サービス業者に外注することも、子どもに手がかかる時期は有効です。
買い物はネットスーパーや食材の宅配サービスを利用すれば、時間が節約できるだけでなく、お店でよけいな買い物もしなくなるので経済的。部屋の掃除や洗濯などは、家事代行サービスをお願いすると、負担はグッと減ります。
また、衣類乾燥機や食器洗い乾燥機、お掃除ロボットなど、家事の手間を省く家電を導入するのもおすすめです。
子どもが熱を出したり、時間に制限があったりする子育て中のママは、代わりの人がいない仕事や拘束時間の長い仕事は、やはり厳しいですよね。さまざまな方法で両立を目指してきたものの、どうしても難しい場合には子育てと両立をしやすい仕事に転職して、働き方を変える方法もあります。
子育てと両立しやすい仕事をご紹介します。
正社員となると、責任が重く、拘束時間も長いために、両立が難しくなることもあります。正社員に限界を感じたら、時間の調整が効きやすいパートなどの勤務形態への変更を検討してみましょう。
勤務先を変える(転職する)こともできますが、最近は正社員への復帰を条件にパート勤務への変更を認めている企業も増えています。
働きたい日だけ働くことができる日雇いも、両立がしやすい仕事です。日雇いと聞くと、肉体労働のイメージが強いですが、軽作業や事務スキルが必要な仕事など、デスクワークの日雇いもあります。
女性が多いと、子育て支援制度が充実していたり、会社全体で子育てをバックアップする雰囲気があったり、子育てしながら働きやすい環境が整っていることが多いです。また、子育てママが多い職場は、悩み相談ができたり、グチを言い合えたり、精神的にも助けられることでしょう。
子育てママにとって、負担となるのが通勤時間や保育園の送り迎え。家、職場、保育園の距離が離れていればいるほど、体力的にも時間的にも厳しくなります。
そんなときは、自宅から近い職場や、保育施設がある職場を探してみましょう。通勤や送迎に使っていた時間を、家事をしたり、子どもと向き合ったり、有効に使うことができます。
近年は、子育てと仕事の両立を支援する制度を導入する企業が増えています。例えば、以下のような制度があります。
- 育児休業制度
- 在宅勤務/テレワーク
- 時短勤務
- フレックス勤務
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、職場に出勤しないテレワークが浸透してきていることも、子育て女性にとってはありがたいことですよね。現在勤務している企業や、今後転職を考えている企業に、子育て支援の制度や働き方が導入されているか、確認しておきましょう。
子育てをしながら仕事をして、ほとほと疲れ切って余裕がなくなったときは、リフレッシュすることも必要。しかし、独身時代のようにパーッと遅くまで飲みに行ったり、旅行に出かけたり、ということはできません。
ですが、子どもと一緒だからこそ、楽しめることもいっぱい!子育てワーキングママなりの、リフレッシュできる方法を見つけましょう。例えば、こんなリフレッシュ方法はいかがですか?
- 子どもと自然の多い公園に出かける(緑に触れてリフレッシュ!)
- 早起きして朝日を浴びる!
- 自宅で宅配を利用してママ友と子連れランチ会!
- ちょっとだけ高価な贅沢スイーツを食べる!
- ベビーシッターを利用したり、親や夫に子どもを預けて、オシャレをしてショッピング!
子育てと仕事の両立方法は、人それぞれ。置かれている環境が違うので、理想のワーキングママを目指すのではなく、肩の力を抜いて、自分なりの両立できる働き方、子育てのやり方を見つけていきましょう。
現在の仕事では両立が難しい、転職を考えているけど不安、などのお悩みがある場合は、就職のプロに相談してみましょう。子育て中ママの転職の相談経験が豊富な「じょぶサポッ!」(https://894651.com/guide/job-support)なら、いつでも気軽に相談することができます。
子どもがかわいい期間は、過ぎてしまえばあっという間に感じます。人生の宝物のような時期なので、疲れ切って子育てをするのではなく、自分に合った働き方を見つけて、笑顔で子どもとの生活を楽しんでください!