2021.6.17

きつい・つらいのは本当?工場勤務の仕事の種類とは

はじめに
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工場勤務はきつい、つらいといわれることがあります。しかし、具体的な仕事の種類としてどのようなものがあり、なぜきつい、つらいといわれるのかはっきりしていない場合が多いです。この記事では、工場勤務で実際に取り組む仕事やメリット、デメリット、工場勤務に向いている人などを紹介します。「実は自分は工場勤務に向いているかもしれない!」と気づくきっかけになるかもしれないので、ぜひ一度ご確認ください。

工場勤務にはどんな仕事があるの?

工場勤務とひとまとめにいっても、仕事の内容はさまざまです。はじめに、工場勤務の具体的な仕事の例を紹介します。

製造ラインでの作業

多くの工場では、一つの製品を完成させるために複数の設備と人が分担して作業を行います。製品は製造ラインに沿って作られていき、作業者は組み立て、加工、検査などの工程に分かれて作業を行います。また、製造ラインに組み込まれている設備の操作など、オペレーション業務も製造ラインでの作業の一つです。

仕分け、ピッキング、運搬

工場では、製品を作るためにさまざまな材料や部品が必要です。仕分けの仕事は、材料や部品を種類ごとに分ける仕事です。ピッキングや運搬の仕事は、製品を完成させるために必要な材料や部品を集め、それを製造ラインに運ぶ仕事です。
材料や部品の分け方やどこに何が置いてあるかを記憶する必要があり、最初は戸惑います。しかし、慣れてくるとそれほど難しくありません。近年ではスマートフォンのような小さな端末によって分かりやすい指示が出るケースもあります。また、運搬の仕事は工場の中をたくさん歩くこともあり、仕事をしながら十分な運動ができます。

機械のメンテナンス

工場勤務には製品を作る仕事だけではなく、製品を作るための機械や設備が問題なく作動するか確認、メンテナンスする仕事もあります。安全に効率よく製造するためには、常に安定して稼働する設備が必要です。機械のメンテナンスをする人のことを、保全係とよばれることもあります。

工場勤務のメリット・デメリット
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工場勤務のメリット、デメリットを紹介します。

メリット

工場勤務の仕事は作業が分担されているため、一つ一つの仕事は分かりやすく、未経験でも取り組みやすいです。特に、検品やシール貼りなどの軽作業は未経験での募集が多くされています。軽作業以外でも、誰でも安定して仕事ができるように、マニュアルが用意されている職場が多いので心配する必要はありません。

また、24時間稼働する工場の場合には長時間働かないといけないイメージがありますが、残業はそれほど多くありません。日勤、夜勤などで勤務時間が分かれているため、一人が長時間働き続けることがないように調整されています。仕事以外の面では、寮が完備されている企業も多く、さらに家賃は相場よりも安く設定されていたり、水道光熱費が含まれた金額になっているため節約につながります。

デメリット

工場勤務の仕事はメリットだけではなく、デメリットもあります。

製造している商品や製品の人気が出ると、生産数を増やす必要があり、仕事が忙しくなります。残業が一時的に増える場合もありますが、給料はその分多くもらえます。他のデメリットとしては、マニュアルに沿って作業するので、仕事がルーチンワークになり、退屈に感じる人もいます。しかし同じ作業を繰り返すのが得意な人には向いています。

工場勤務のつらい点・きつい点とは

工場勤務では、具体的にどのような点がきつい、つらいといわれるのでしょうか。働く環境や扱う製品によってさまざまな理由がありますが、代表的なものをいくつか紹介します。

多くの工場で当てはまるのが、ライン作業で立ち仕事が続くことや重いものを運ぶことが多く、体力的にきついという点です。また忙しい時期には残業での対応が必要になる場合がありますが、そのタイミングで体調を崩してしまうと周囲に迷惑をかけてしまうという精神的なつらさがあります。自分自身が体調不良にならなかったとしても、社員の体調不良により急な出勤や勤務の延長を依頼されることもあります。

食品工場や塗料などの臭いがあるものを扱う場合には、独特の臭いが体に染みついてしまう場合があります。仕事の時間以外でもずっと同じ臭いがするので、鼻が敏感な人にはつらいかもしれません。また食品や精密部品などを扱う場合には衛生管理が厳しく、異物が混入しないように身だしなみや作業服に厳しいルールがあります。

このように、工場勤務ではつらい点、きつい点があります。しかし、自分が関わった製品や食品が全国に広がり、多くの人の役に立つということを想像すると、とてもやりがいがある仕事です。

工場勤務に向いている人
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工場勤務の仕事内容やメリットとデメリットについて紹介してきました。では工場勤務には、どのような人が向いているのでしょうか。

工場勤務では、集中力があり、任されたセクション、担当の作業に責任感を持って取り組める人が向いています。複数の人や設備が協力して一つの製品を作り上げるため、一人ひとりの作業をしっかりこなすことが重要です。また、ライン作業など繰り返し同じ作業を黙々と行うことが多いので、同じ作業の繰り返しでも苦にならず、一つの作業をこなしていくのが好きな人は、工場勤務に向いています。

業種別の工場勤務の特徴

最後に、業種別の工場勤務の特徴を紹介します。

食品工場

食品工場では、食品の材料準備と製造が行われます。機械ではできない繊細な作業も多く、人が口にする食品なので厳しい検査や品質チェックなどを行います。

自動車工場

自動車工場では、車体やエンジンの製造、組み立てを行います。プレス加工などでパーツを作成し、それを溶接で組み立て、塗装し、検査を行います。

半導体製造工場

半導体製造工場の工程は、大きく前工程と後工程に分かれます。前工程ではウェーハ製造や検査、後工程では製品の組み立てや出荷前の最終検査を行います。

まとめ

私たちが使用するさまざまな製品、商品を製造するために、日々全国の工場が稼働しています。工場勤務といっても、業種に応じてその特徴は大きく異なり豊富な選択肢があります。興味のある業界の工場で働くこともできるので、一度応募を検討してみてください!

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