2020.4.23

製造業の具体的な仕事の種類・内容とは?製造業の魅力を紹介!

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モノづくりに携わりたいという希望を叶える一般的な手段は、製造業の企業で働くことです。しかし、興味がある人でも、なかなか応募に踏み切れないケースは珍しくありません。仕事を具体的にイメージできないと、自分に合っているかどうか判断しにくいからです。そのような人に向けて、製造業の種類や仕事内容、魅力などを詳しく解説していきます。

1.製造業とは?

製造業における主な仕事は、工場などでモノを生産して消費者などに販売することです。それを行っている企業は、メーカーという呼び名で表現されるのが一般的となっています。一口にモノと言っても、家電製品からメイク用品、食品などさまざまですし、完成品の形で納めることもあれば、部品として提供することもあります。また、日本において製造業は特別な位置づけの産業です。国内に資源が少ないという不利な状況をくつがえし、経済の発展と先進国の仲間入りを実現させました。海外にも品質の良い製品をたくさん送り出しており、日本のモノづくりは世界的にもよく注目を集めています。

2.何を作るかはさまざま!製造業の業種

製造業の業種は多岐にわたり、製品だけでなく特徴や役割なども異なります。それらを知っておくと、応募を検討する際に仕事をイメージしやすくなるでしょう。ここでは代表的な業種を3つピックアップして紹介します。

2-1.機械関連

世の中には数えきれないほど多くの機械が存在し、人々の生活や仕事を支えています。たとえば、スマートフォンやパソコンなどの精密機器もそうですし、自動車や飛行機などの乗り物も現代社会には欠かせません。それらを生みだして世に送り出しているのは製造業であり、機械関連は関わっているメーカーが多い業種です。製造の工程は複数に分かれていて、それぞれが適切に実施されることで機械は完成します。設計や開発によって仕様が決定し、その後に工場で部品の加工や組み立てが行われるという流れです。

2-2.食品関連

食品関連も生活にとても身近な製造業の業種です。コンビニやスーパーなどの店舗では、インスタント食品やお菓子などたくさんの加工品が売られています。調味料や飲料なども含めて、その大部分が工場で生産されているのです。業種としての特徴はペースの速さであり、賞味期限の都合で出荷の完了まで急がなければなりません。適切に実施することで、健康的な暮らしや豊かな食生活を守れるため、社会への貢献度は大きいです。また、すべての工程において衛生面に十分配慮し、消費者に被害が及ぶことを防ぐ必要があります。

2-3.医薬品関連

製造業には、ドラッグストアの市販薬や病院で処方される薬を製作する業種もあります。この業種の特徴は、実際に生産されるようになるまで時間がかかることです。研究と開発によって新薬が誕生しても、すぐ世間に出回るわけではありません。臨床士試験を繰り返して実用化の申請を行い、国に認可されてから初めて流通するようになります。多くのコストがかかりますし、健康や命にも関わるので携わる者の責任は大きいですが、そのぶんだけやりがいを持って働けます。

3.製造業の職種

どの製造業の業種も、複数の職種によって成り立っています。自分が製造業の仕事をするときは、基本的にどれかひとつを担当することになるでしょう。ここでは、具体的な職種を挙げながら仕事内容を紹介していきます。

3-1.商品企画

製造に必要な最初の段階を担当するのは商品企画という職種です。クリエイティブな仕事なので、働くうえで重要なのは直感だと思われがちですが、実際にはそれ以外にも多くの力が求められます。たとえば、企画した内容の有効性を表現するプレゼン力や、市場調査によりニーズを把握するマーケティング力なども大切です。企画を通すには地道な取り組みが不可欠であり、スムーズに進めるのが難しいケースもよくあります。華やかに見えやすい職種ですが、イメージだけで応募を決めるのではなく、事前にこのような実情を踏まえておきましょう。

3-2.生産工程職

製造の段階を担当するのは生産工程職です。主な勤務先は工場であり、企画されたモノを実際に作っていきます。同じ生産工程職でも仕事の内容は画一的ではありません。たとえば、加工や組み立てという代表的な仕事ではなく、機械を操作するオペレーターを任される場合もあります。そのほかにも、人や機械を管理したり製品を検品したりするなど、業種ごとに具体的な内容はさまざまです。また、資格を取得することで、キャリアアップを目指せるという特徴もあります。資格があれば長く続けやすくなりますし、いろいろな工場で活躍していくことも可能です。「モノづくりがしたい」という動機で仕事を探すなら、この職種を選ぶと良いでしょう。

3-3.営業・販売

製品をお金に変える段階を担うのは、営業や販売と呼ばれる職種です。ただ製造するだけでは企業の収益は上がりません。店舗や消費者に積極的な宣伝活動を行って、製品を社会に広めていく必要があります。また、この職種では顧客との距離の近さを活かしていくことも大事です。単純に売って終わらせるのではなく、現場でしか確認できないニーズを聞き取ります。その結果を商品企画の担当者に伝えることが、新商品の開発や既存商品の改良につながるのです。

3-4.研究開発

新商品を作りたくても、従来の企業の技術だけでは実現できない場合があります。そのようなケースでは、保有していない技術を取り入れて、製造の力を向上させなければなりません。研究開発と呼ばれる職種がそれを担当し、学会や海外の動向なども確認しながら、最新の技術を製品に反映させていきます。さまざまな業種において大きな役割を果たしますが、特に医薬品メーカーでは新薬の開発に直結するので非常に重要です。自分たちの成果によって、多くの人を苦しみから救える可能性があります。

4.製造業の仕事の魅力とは?

仕事のやりがいが大きいことも製造業の特徴のひとつです。どのような魅力があるのか知っておくと、前向きに応募を検討しやすくなるでしょう。ここでは、やりがいや魅力を具体的に紹介していきます。

4-1.モノづくりに携われる

「モノづくり大国」という言葉を聞いたことがある人もいるでしょう。これは製造業が産業の中心である日本を表現しており、モノづくりに対する自信の表れとも言えます。国内だけでなく世界でも日本のモノづくりに対する評価は高く、そのような仕事に携われることを誇りに感じている人は多いです。手がけている製品が人々の生活に役立つことを実感できる機会は日常でも多くあります。価値のあるものを社会に提供できるという感覚は、大きなやりがいになるでしょう。

4-2.働きやすい職場環境

製造業に就いている人は、仕事の魅力として「職場環境の良さ」を挙げることが多いです。勝手なイメージによって、過酷であると勘違いしないように注意しましょう。従業員のケアが大切であるという意識が浸透しており、バランスよく休めるシフトや充実した福利厚生など、いろいろと配慮されているのが一般的です。真面目さやがんばりが評価されやすいので、上司に対する不信感が生まれにくく、同じ製品に携わることで同僚とも仲間意識を深められます。このように働きやすい環境であり、心身や人間関係を良好に保てる可能性が高いです。

5.実際にモノを作る!生産工程職に向いている人

生産工程の仕事を担当すれば、実際にモノを作る現場で働けます。就業を希望するにあたり、仕事に対する適性の有無を把握しておきたい場合もあるでしょう。ここでは、どのような人が生産工程職に向いているのか説明します。

5-1.集中力がある人

出荷した製品に不具合があれば、クレームどころか企業に大きな損害が生じるケースもあります。ですから、不良品をゼロにするという強い決意を持って臨まなければなりません。たった1カ所の見逃しが大きな欠陥につながることも十分にありえます。勤務時間が終わるまで手を抜かず、目の前の対象に意識を向けて製造や検品をやり遂げることが重要です。細心の注意を払い続ける必要があるため、集中力がある人は取り組みやすいと感じるでしょう。

5-2.黙々とコツコツした作業ができる人

生産工程職は、重い物を扱うような特殊なケースを除いて、基本的に自分だけで仕事を進めなければなりません。そのため、会話がないと耐えられない人はつらくなりやすいので要注意です。また、生産ラインで1つの工程を担当して同じ作業をひたすら繰り返すため、変化のない地味な状況に苦痛を感じやすいなら適していません。言い換えると、黙々と働くことが平気な人や、代わり映えのしない作業をコツコツこなせる人は向いています。

5-3.自分の手でモノづくりをしたい人

モノを作ることに喜びを感じられるなら、それをずっと実践できる生産工程の仕事はとても楽しいものになるでしょう。また、モノづくりに興味があるだけでも、製造の流れを間近で観察できるので面白いと感じやすいです。普段の生活では目にしない製品の内部を見られますし、どのような部品が使われているのかも把握できます。そうして、生産工程職ならではの知識が身につき、スキルも高まっていくことによって、もっと成長したいという向上心が生まれるのです。

6.まずは挑戦してみる?「期間工」について

生産工程に携わりたいなら、まずは期間工して挑戦することも視野に入れると良いでしょう。ここでは、期間工の特徴や魅力について紹介します。

6-1.期間工とは

期間工とは、文字通り期間限定の工場作業員で、自動車の製造などに関わるケースが多く見受けられます。雇用の形態は契約社員であり、メーカーに直接雇われることが大きな特徴です。契約の期間は募集内容によって異なりますが、最長の場合でも2年11カ月となっています。基本的に学歴は問われず、未経験や無資格でも問題はありません。そのため、応募のハードルは低く、やる気さえあれば十分に働き始められます。

6-2.期間工の魅力

期間工はメーカーが直接雇用するので給与の高いケースが多く、短期間でたくさん稼ぎたい人にはとても魅力的です。また、福利厚生が手厚いことも特徴であり、健康保険や社会保険も保障されています。さらに、寮も用意されているのが一般的であり、賃貸物件を利用する場合よりも節約が可能です。基本的に寮費は全額補助してもらえますし、家具や備品は設置されているので自分で購入する必要はありません。日勤や夜勤などシフトにはいろいろなパターンがありますが、いずれの場合も休憩をしっかり取れるので無理をせずに済むでしょう。また、正社員に登用する制度を用意しているメーカーがあることも魅力です。

日本のモノづくりを担う製造業に挑戦しよう

製造業の仕事は、人々の生活を向上させられる素晴らしいものです。価値あるものを提供することで世の中に貢献できるため、大きなやりがいを持って働けます。ただし、製造業の業種や職種は多岐にわたるので、むやみに応募するのは良くありません。自分に合っていそうかチェックしたうえで、興味を強く引かれるものに挑戦しましょう。