2021.03.02

資格を取るときの勉強方法とは? 効率よく勉強してスキルアップを目指そう

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はじめに

いざ資格を取ろうと思っても、効率よく勉強する方法が分からなくなって『今回は受けなくてもいいかな』と後回しになってしまいますよね。せっかくやる気はあるのに、勉強法が分からずに資格勉強の手が止まってしまうともったいないです。そこで今回は、資格の勉強方法を資格試験までの日程別に紹介していきます。

勉強をはじめる前に情報を集めよう!受検資格や試験内容、過去の出題内容を調べる

資格勉強のファーストステップは、情報を集めることです。勉強をはじめる前に調べておきたい情報は次のようなものです。

受検資格

受検資格に、実務経験の年数が必要な資格もあります。受検資格があるのかを確認しましょう。

受検申し込み期限と受検日

資格は受検日が決まっているため、すぐ試験を受けたいと思っても受検できません。資格試験は1年に数回のものもあれば、1年に1回しか行われないものもあります。そのため、取得したい資格の受検日の確認は大切です。また同時に、受検申し込みの期日も確認しましょう。試験によって、郵送や職場を通じての申し込みになる資格もあります。余裕をもって申し込むことが大切です。

出題範囲

資格に合格するには試験への対策が必要です。出題範囲を調べれば効率よく勉強できます。

二次試験があるかを知る

学科試験と技能試験が分かれている試験もあります。受検する資格の内容もしっかりと調べておきましょう。

合格基準

資格試験を受けるうえでは、合格基準は必ず知っておきたいポイントです。ホームページや参考書に、何割以上の得点を取れば合格なのか発表されているものも多いです。満点を目指すのもすばらしいですが、まずは合格点以上を取れるようにしたいものです。
一方で、試験が必要ないものもあります。例えば、車両系建設機械の免許やゴンドラ操作者といった資格は、特別講習や技能講習の受講さえ受ければ、試験の必要はありません。

勉強用の教材を調べる

資格を勉強するには参考書や問題集を活用しましょう。また過去の問題集もあるので、それらを活用すると効率的に資格の対策ができます。

資格試験1カ月前までの勉強法を紹介!1日10分の勉強が第一歩
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大切なのは、自分のペースで勉強すること

「1日たった10分の勉強」を目標にしましょう。
もしいきなり『1日3時間勉強してください』と、急に言われても大変ですよね。勉強しすぎても疲れてしまって、やる気もなくなってしまいます。せっかく資格を取りたいのに、モチベーションが下がってしまうともったいないです。
だからこそ、自分のできる範囲で、自分のペースでコツコツと参考書や問題集を使って勉強していきましょう。「たった10分? 」と不安になるかもしれませんが、1日10分でも1ヶ月勉強すれば、5時間、20分勉強すれば10時間分の勉強になります。
さらに10分程度ならば寝る前や通勤電車、お昼休みのなどのすき間時間を無理なく活用できます。1回ずつは短い時間でも、その積み重ねが自分の実力になっていきます。

分からなくても、先に進んでみる

勉強するときのコツは、分からない内容でもドンドン先に進むことです。その目的は、資格の全体像を理解するためです。この時期は試験まで時間があるとはいえ、一つのことにとらわれすぎると時間を無駄に使ってしまいます。最初に資格の概要を理解していきましょう。

資格試験1ヶ月前から1週間前までの勉強法!過去問を何年分も解こう
試験が近くなったら過去問演習をしよう

試験1カ月前からは本格的に試験対策をしていきましょう。過去問演習では4、5年分は挑戦してください。なぜなら、資格試験は似たような問題が多く出題されるからです。そのため、今までに出題された内容を解けるようにするのが、合格への近道です。

過去問演習をより効果的にするためには、解けなかった問題をチェックする

過去問演習のコツは、解けなかった問題をチェックすることです。もちろん解説集を読むだけでも構いません。また、マーカーを引いたり、ノートにまとめなおしたりするとより効果的に覚えられます。復習すると、内容が整理され記憶に残りやすくなるためです。
解きっぱなしで終わるのではなく、解説を読みこむようにしましょう。
一方で技能試験は知識だけではなく、実践力が求められます。実際に加工や組み立て作業を行う場合もあれば、実際の作業の様子が書かれたペーパーテストの場合もあります。どちらの場合でも過去問を解くのが役に立ちます。また同じ試験の合格者から実践的なアドバイスを聞くのも効果的です。

計算問題は公式を暗記し、暗記は赤シートを利用しよう

工場、製造系の資格では計算問題が多く出題されます。計算問題を解くコツは、公式の暗記と電卓の使いかたです。計算問題は公式を見ながら解き、理解できるまで反復してください。公式は赤ペンでノートにまとめて、赤シートで隠して覚えるのもおすすめです。
また、資格試験では関数電卓は持ち込めません。そのため、一般的な電卓の使い方に慣れておきましょう。特にメモリー機能や集計機能など、普段は使わない機能をマスターしておくと計算問題の手間が減りますよ。

資格試験直前の勉強法!今まで間違えた問題を見直そう
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資格勉強の仕上げは、今までの総復習です。資格試験まで1週間を切ったら過去問演習や、今まで勉強してきことを振り返り最後の詰めをしていきましょう。
ここで焦って新しい参考書に取り組むのは、控えたほうがいいです。新しい知識を詰め込もうとするとパニックになってしまいます。
それよりも、以前につまずいた問題や重要なポイントをしっかりと振り返りましょう。その方が効果的に実力を向上できます。
そして、試験前日は寝ないで勉強するのは絶対にやめましょう。寝不足による注意不足や、体調不良になり、自分のパフォーマンスが落ちてしまうからです。せっかく準備してきたのに、その成果を100%出せないのはもったいないです。しっかりと休息をとって試験本番に臨みましょう。

まとめ

資格試験の勉強法について紹介してきました。資格の勉強において一番大事なのは、勉強時間の確保ではありません。なぜあなたが資格を取得しようと思ったのか、その目的を明確にするのが一番大事です。そうすれば、資格に対するモチベーションが上がり、勉強にも身が入っていきます。その時は、この勉強法を実践して資格試験に挑戦してみてください。