2020.12.07

建設工事に使用されるローラーの資格とは?取得方法を解説!

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はじめに

建設工事に使用されるローラーという機械を知っていますか? みなさんも、見かけたことがあると思います。黄色いボディのトラックのような乗り物で、道路工事をしている現場や、建物の建設現場でよく使われています。ローラーとは、地面を固めるための機械で、専用の資格があります。ローラーの資格がどのようなものか、取得方法や受験資格について解説していきます。

建設工事に使用される締固め機械をローラーという
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ローラーは地面を固めるための機械です。土はふんわりしていると崩れやすいですよね。空気を含んだふんわりした土を、タイヤのようなものやドラム缶のような大きな鉄輪で押し付けて固めます。これを締固め(しめかため)といい、ローラーは道路、ダムなどの盛土の締固めや、建築構造物の地面の基礎の締固めを行います。
ローラーの種類は、ロードローラー、タイヤローラー、コンバインローラー、振動ローラーなどがあります。これらの中で、コンバインローラーが最もメジャーなローラーです。

  • ロードローラー:鉄輪で地面を押し固める建設機械
  • タイヤローラー:前後の3個または4個の大きなタイヤで地面を押し固める建設機械
  • コンバインローラー:前後のどちらかが鉄輪で、逆側がタイヤになっている建設機械
  • 振動ローラー:前後どちらか、または両方が振動する建設機械
ローラーを運転するには資格が必須! 

ローラーの運転は、ローラーの特別教育を受講して修了証をもらっている人しかできません。ローラーの資格は「締固め用機械(ローラー)運転特別教育」を受講して取得できる修了証です。
ローラーは、ロードローラーやコンバインローラーなど種類や大きさがいくつかあります。特別教育を受講した人は、すべてのローラーを運転することができます。大きさや重量の制限はありません。
ローラーをつかう事業者は、従業員にローラーの特別教育を受講させる義務があります。これは労働安全衛生法によって定められています。ローラーは大きな力をもった機械ですから、運転者の操作が未熟であったり、ローラーの使い方をよくわかっていないと、とても危険です。運転者や、まわりの作業者、道路の場合は通行人の安全に配慮しながら運転しなければいけません。そのため特別教育を受講し、安全に作業を行うための知識を習得する必要があります。

ローラーの特別教育の受講資格なし!

ローラーの資格はとても取得しやすいです。ローラーの特別教育には受講資格がなく、だれでも受講できます。受講場所はさまざまで、全国の技能講習協会で受講することができます。
また、「PEO建機教習センタ」のように、技能講習を実施している会社もあります。PEO建機教習センタでは、北は北海道から南は九州まで、各地に教習所があります。近くの教習所をウェブページから確認しましょう。PEO建機教習センタでは、インターネット申し込みが可能で、かんたんに受講予約をすることができます。

ローラー特別教育の受講料は2万円弱

ローラー特別教育の受講料は約1万5,000円~2万円程度が多いです。受講する場所によって異なります。
また、事業者に対しての助成金制度があります。人材開発支援助成金(建設労働者技能実習コース)といい、厚生労働省が定めています。これは、建設労働者の雇用改善や、技能の向上を目的として国が事業者に対して助成金をだす制度です。個人では申請できませんが、会社に勤めている人は、自身の会社がこの制度を利用しているか確認するといいでしょう。

ローラー特別教育は試験なし!
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ローラーの特別教育は試験がないため、とても取得しやすいです。2日間のコースが多く、学科と実技を学びます。学科は6時間で実技は4時間です。

締固め用機械(ローラー)に関する知識 4時間
締固め用機械(ローラー)の運転に必要な一般的事項に関する知識 1時間
関係法令 1時間
締固め用機械(ローラー)の運転方法 4時間

ローラーの使い方、操作手順、安全面の知識などを学ぶことができます。
実技では実際にローラーを運転することになります。どのタイプを運転するかは教習所によります。講習をきちんと受講するだけで資格を取得できるので、事前の勉強は必要ありません。
修了証は即日発行してくれるところが多いでしょう。

まとめ

締固め用機械であるローラーについて解説をしました。わたしたちも一度は見たことがある黄色い建設機械で、道路や建物の土地を固める作業をしている機械です。建設現場では、運転者だけでなく関係する作業者が多いため、巻き込み事故など災害を防がないといけません。このローラー特別教育を受講して、安全に作業を行う知識を身につけましょう。事前の勉強も必要なく、とても取得しやすい資格のため、卒業後に建設現場で働こうと思っている学生にもおすすめします。わたしたちの生活を支えている道路や土地を整備するローラーの運転は、やりがいのある仕事です。ぜひあなたも資格を取得して、建設現場で活躍しませんか?