2021.03.02

面接では資格をうまく使って自己PRしよう!好待遇や人気の職への近道

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はじめに

転職活動において面接が必要になるケースは多くあります。資格を持っていると、能力を示してくれる大きな武器になるので、面接を有利に進めることができ、いい待遇での仕事や人気の求人の獲得にもつながります。
そこで今回は、面接においてどのように資格をアピールするといいのか、解説していきます。

うまく活用しよう! 業務にいかせる資格は人気企業への選考に有利
選考を勝ち抜くためにアピールを

勤務条件がよかったり、人気がある企業には多くの就職希望者が面接を受けにきます。企業の採用担当者は、その中から一番有望な人を選んで採用します。
このため、厳しい選考に残るためには他の希望者よりもいいところを見せなければいけません。これには色々な方法がありますが、履歴書に書けるような資格を取るのも一つの手段です。資格は能力を客観的に分かりやすく示すものとして、自己PRに大きなプラスになります。

まずは業界や企業の研究を

行きたい業界が決まっている人は、あらかじめ求人情報などを見てみるといいでしょう。どのような資格が望まれているのか、知ることができます。
資格のなかには取るために必要な時間や費用が少ない資格もありますので、自分で取得してから求職するという方法もあります。また、これまでもどこかに勤めていて雇用保険に加入していた場合には、教育訓練給付という制度もあり、資格取得に必要な費用の一部を援助してもらえる仕組みもあります。
また職業訓練校でも、資格取得に直接つながる講座を用意していることもあります。
興味がある方はハローワークに相談してみると、自分の状況に合った、くわしい説明を受けることができます。

応募企業で資格がどのように活用できるのかを調べ、しっかりアピールしよう!
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資格を持っている人は、応募する企業では、どのような業務に活用できるのかを考えてみましょう。
ヒントは求人情報や会社情報にあることも多いです。その企業がどのような製品を作っているのか、どのような職場環境なのか、なども想像しながら求人情報を見るのがポイントです。
また、もしも自分が採用担当者だったなら、どのような点に魅力を感じるかを想像してみてください。そ資格や経験から自分の強みがいかせる部分について、具体的に自己PRすると効果的です。

例:フォークリフト技能講習受講者が精密機器会社を受験する場合
「私は前職で、フォークリフトによる工場内物流を担当していました。自動車部品工場での勤務でしたが、積荷を破損させたことや事故などを起こしたことはありません。荷役操作がていねいだと評価されていました。
御社は精密機器を扱っているので、運搬中の破損などは大きな損失につながると思います。前の職場で磨いたていねいなフォークリフト操作で、安心して業務をまかせてもらえると考えています」

資格は持っているだけではダメ! 経験者は実績を、未経験者はやる気をしっかり伝えよう
経験がある場合のアピール方法

資格は実際に業務で使ってこそ役に立つものです。資格に関連した実務経験がこれまでにある人は、具体的に分かりやすく話せるよう、自分の経験を整理しておきましょう。
これまでどのような業務でその資格を使用していたのかなど、具体的な例を説明できるようにしておくと、落ち着いて面接に挑めます。
またこのときには、経験年数などは数字も使って説明すると、より効果的です。
例:玉掛け技能講習受講者の場合
「私は前職の建築資材工場で、玉掛けの業務をしていました。経験年数は3年です。その間はほぼ毎日玉掛け業務をしていました。仕事では、事故やヒヤリハット事例なども起こしたことはありません」

未経験からのアピール方法

実務経験がない人も心配する必要はありません。応募企業で実務経験を積んでいきたい、という意気込みや具体的な目標を決めて、自己PRしましょう。
例:ガス溶接技能講習受講者の場合
「私には実務経験はありませんので、ぜひ御社の溶接部門で経験を積みたいと考えています。溶接に関する高い技術を持っている御社は、私にとって大きな成長の場所になると考えています。2年後をめどに、主要製品の溶接を一人で仕上げられるスキルを身につけたいと思います」

資格は強い武器! でもそれ以外もバランスよくアピールすることが大切
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自己PRをする上で、資格は大きなアピールポイントになります。しかしあくまで評価ポイントのひとつである、ということも忘れてはいけません。資格だけでは採用に結びつきません。求人情報をよく見て、その資格以外にもどのような能力が求められそうか、よく考えることが大切です。
資格や求められる人柄など、バランスよく自己PRしていきましょう。資格についても、それを足がかりにどのように応募企業に貢献していくのか、また自分がスキルアップしていきたいのかを話しましょう。
一般的に難関と考えられている資格を持っている人は、取得のためにどのような努力をしたかも話すと、大きなアピールポイントになります。そのときと同じように、応募企業に入ってからも努力を続けられることを伝えましょう。

まとめ

資格を持っていることは、面接など自己PRの場において大きな武器になります。これを最大限活用できるように、事前調査や準備を十分行ってから面接に望みましょう。資格を持っているということだけでなくバランスよく自己PRを行い、その企業で働きたい! という思いをしっかりと伝えましょう。